自分から『耳ほり』を要求 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。異常気象というのでしょうか。今日もすごい雨と雷でしたね。


夜になって、突然息子が「お母さん、耳ほりして」と言ってきました。最近、耳垢が溜まると、自分から耳ほりを要求してきます。


小さい頃の息子は、耳のまわりは、特に接触過敏で、耳ほりは大嫌いで、やらせませんでした。それが、ずいぶな変わりようです。下が、息子が自分で出してきた耳かきです。


自閉症スペクトラムの窓-耳かき


ライトのつく耳かきや、ふわふわポンポンのついた耳かき、やわらかゴム製の耳かきに、掃除用の綿棒とクリームです。色々な耳かきを駆使して耳ほりをします。


耳の中がガサゴソいうので、「耳ほりする」というのでしょう。とっても大きな耳垢が取れます。今日も、1センチ×0.5センチくらいの大物が採れました。大収穫です。


大きいのが採れると、息子も大喜びです。目に見えて、耳垢が採れると、息子も耳ほりをした効果を実感するようです。


その耳垢を見た、息子の感想は、「ショウガの剥いた皮みたい」だそうです。確かに似てます(笑)


以下に、小さい頃耳ほりを嫌がっていたころにやっていたことを挙げてみます。


≪耳ほりのポイント≫


・耳周りに接触過敏があったので、耳を触ることから始めました。抱っこして、まずは頭・髪をなでる。その手を耳まで持って行って触る


・遊びで耳たぶを触ったり、耳の穴に指を入れたりする。自分でやらせたり、親がやったりする。例「目はどこ、鼻はどこ、耳はどこ」など


・耳ほりをいつやるか、予告しておく。「○月○日 夕飯の後」「妹がやったあと」など


・デモンストレーションで主人や、妹の耳かきをするところを見せる


・最初は、ちょこっと耳に綿棒や耳かき入れられたらOKにする。きちっとやろうとしない


・綿棒で耳の周りの掃除をする。慣れたら、耳の穴の中まで掃除する


・耳かきを当たりの柔らかいものにする。ゴム製、シリコン製、竹製など


・ほってる最中に暴れないように体をシーツでぐるぐる巻きにする


・頭を動かさないように好きなテレビ・ビデオを見せながら耳掃除する


・とれた耳垢は、ティッシュに並べて成果を見せる


・終わったら、ご褒美を用意する。おやつやゲームしていいなど。


小さい頃は、頭を動かないように押さえつけやる耳ほりは、すごく大変でした。でも、少しずつ上記の方法で慣れてもらって、今では自分から耳ほりを要求できるまでになりました。


こんどは、自分で耳ほりできるようになるといいのですが、なかなか耳かきを扱うのは難しそうです。今は、綿棒を先から2センチのところで持って、綿棒で耳掃除の練習をしています。


【今日のいいとこ探し】


学校の避難訓練、落ち着いて参加できたようです。


2年前、抜き打ちの避難訓練が、一人で校庭にいる時に行われて、パニックを起こしたことがありました。学校で、抜き打ちで、避難訓練をするなら、先生の目の届くところでやって欲しかったです。


そこから、避難訓練は、ちょっと苦手意識があったのですが、今日は、予告をしてもらっていたので落ち着いて参加できたようです。嫌な記憶が書き変わったでしょうか。よかったです。