2月に入り、例年通りの
アイスクライミング強化月間 に突入
という事で、気づけば 4週連続 で行ってました。
2/10-11 吾妻不動 これは前回の記事
2/16-17 荒船山 「昇天の氷柱」
こちらは登る予定で出かけたものの、いつもの駐車場までの林道が結構な
積雪で、4WD+スタッドレスでも空転して進まない。
4輪にチェーン装着で無事到着したものの、積雪の多さと、風がゴーゴー
いうほどの強風の為、軟弱クライマーな我々は中止を決定。
「写真見る限り、氷の発達も良くないしねぇ、わざわざ行かなくても・・・」
はい、言い訳です。(笑)
転進先の候補としては、同じ荒船山の「相沢」、「犬殺し」、近場の「神津牧場」
等も検討するも、結局 岩根山荘の 「アイスツリー」 に行く事に。
車の移動は時間が掛かるけど、歩きは0の魅力に負けました。
前回と違って空いてたので快適だったが、やっぱりココはどこを登っても変化が
無くて正直、すぐに飽きる。 なので、3時間ほどで撤収しました。
2/23-24 王仙の滝・白糸の滝 (世立八滝)
ココは中之条町(旧:六合村)の国道沿いにある 落差15mの滝。
過去に何度か行った事はあるものの、登れる状態を見た事が無い。
なんと言ってもアプローチ5分で取り付けるのが最大の魅力だが、
難易度は高くないし落差も大して無いので、正直、ココだけを目標に
するのでは行く気はしないが、今回はこの滝を越えた先の
「白糸の滝」 も登れる、との情報を得て、行ってきました。
例によって前夜初、宿泊場所は「道の駅 霊前滝山」
ここは幹線道路から結構外れているので、非常に静かで最近のお気に入り。
24:30頃に就寝、翌6:00起床。
途中のコンビニで朝食を取って目的地へ移動。
「王仙の滝」
滝の手前のスペースに駐車。 ここで支度をして出発。
滝壺まで遊歩道が出来ていて駐車スペースから徒歩5分で取り付きに到着。
(1週間前の)写真で見た状態とは違って、
中間部が割れてるし水が結構流れている。
それでも登るのは大丈夫そうなのでパートナーがリードで登攀開始。
中間部の割れ目を乗っ超すのに苦労して、越えた後もアックスを打つ度、
アイゼンを蹴り込む度に ドーン という音が響いて心臓に良くない。
私はフォローだったが、例の割れ目がクレバスみたい で、
乗り移る先の氷も裏側に水流が見えている。 難しくないけどリードだと怖いよな、
確かに。
グレード的には Ⅳ-かな。
一部分だけ苦労したが、それ以外は問題無くあっさり登るが、滝の落ち口から先へ
移動する所が悪かった。 一応FIXロープが設置されているものの、
位置が低すぎて役に立たない。
下は沢でかろうじておける岸壁にアイゼンを引っ掛けつつ進むが、
途中で見事に落ちました。 靴の中まで水でビショビショ(泣)
今まで色んな徒渉をしてきたが1度も落ちた事無かったのに、まさかこんな所で。
とりあえずそのままで膝下くらいのラッセルをしつつ「白糸の滝」へ向かう。
滝が見える所から少し急になってアックスを使って登っていたら
雪の下は氷だった。 まぁ問題無く取り付きへ。
真下から見上げる 「白糸の滝」 は
下半分はともかく上半分は垂直でつららの集合体。
結構厳しそうなので、相談した結果、半分づつ
2ピッチに分けて登る事にした。 上部は出だしの5mがキツイ。
グレードはⅤ+ 上部だけならⅥ-でも良いかな?
使用ギアは
60mロープx2、スクリュー(ランニング6本程度+ビレイ用2本)
十分満足して下降。 記録によると遊歩道もあるようだからと、大仙の滝を降りず
右側(右岸)を進むと右側に氷が見える。 遊歩道を上流に進んで展望台に
降りると
約35m程度の氷瀑! 看板を見ると 「段々(だった)の滝」 と ある。
上下2段に分かれている立派な滝で、左半分は水流が多くて無理だが、
右側は十分登れる。
パートナーと相談して明日、登る事にして遊歩道を降りるが、降りるというより
登ると言った方が正しいような急登の連続。 これなら懸垂で降りた方が
遙かに楽だった。
15時過ぎに一旦、駐車場に戻る。
別ルートのアプローチを確認する為、車で移動し、再度 「段々の滝」 へ。
滝の取り付きへの降りる位置を検討した後、撤収。
車内で着替えてから温泉に入る為に草津へ移動。
今回チョイスした温泉は
「西の河原温泉」 「西の河原温泉」 という 500㎡ の露天風呂。
温泉は広いんだけど、駐車場から温泉まで約600m、雪の上を歩きます。
湯冷めしないかな? と思っていたが流石、草津の湯、ポッカポカのままでした。
温泉後は 「道の駅 草津運動茶屋公園」 にて車中泊。
夜半から雪が降り始め、起きたら(6:00)真っ白。 近くの温度表示盤は-9度。
いっこうに止む気配が無いので、相談の結果、今日のクライミングは中止して
帰宅することになった。
途中、吾妻不動滝を偵察によると、F2が凄く発達していて青々としている。
5~6人がF1に居たのが見えたし、前回も登ってるんで今回はパス。
12時に八王子、その後、洗車して14:30に帰宅しました。
今回登り残した獲物「段々の滝」は来週にリベンジすることに。