「人財育成なんでも相談家※」ラシャンス渡辺しのぶです。

(※新人からマネージャー層の研修まで幅広いテーマに対応可能です)
 
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「自己開示」という言葉をご存じですか?
 
「自己開示」とは、他者にありのままの自分をさらけ出すこと。自分の強みだけでなく、悩みや弱点なども含めて開示することをいいます。
 
英語では「Self-disclosure」といい、1970年代に心理学者で精神医学者のシドニー・M・ジュラード氏によって提唱されました。人と人とが相互理解を深め、信頼のおける人間関係を築く上で、自己開示は欠かせない要素とされています。(日本の人事部サイトより引用)

 

私は若手の研修ではよく「ジョハリの窓」の話をします。
自己分析をするために使うツールです。
人は自分の中に4つの窓を持っています。
 
①「自分も他人も知っている窓」解放された窓
②「自分は知っているけど他人は知らない窓」隠された窓
③「他人は知っているけど自分は気づいていない窓」盲点の窓
④「自分も他人も知らない窓」未知の窓
 
①の解放された窓が広いほど、他者とコミュニケーションがうまくいき、信頼関係の構築もしやすいと言われています。
裏表のない人、という印象ですね。
 
②の隠された窓は、本音を言わずに自分を偽っている部分が多いのね。ここは自己開示をすることで狭くなります。
狭くすることで必然的に①が広くなります。
 
③の「盲点の窓」自分では気づかないけど、他人からはバレバレに見えている。「Aさんて天然!」と言われても本人は全く自覚が無いという感じ。ここは信頼している友人や家族から忌憚のないフィードバックをもらうことで狭くすることができます。
 
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新任管理職研修をすると、部下に気を使い過ぎて仕事の仕方や生活態度を「これはまずいよなぁ」と思ってもフィードバックができない方がいます。
「・・・自分がやっておけばいいや」という感じですね。
それではいつまでたっても部下は育ちません。
 
そして、やる気のある部下ほどそんな上司や職場に失望して、転職してしまいます。。。
 
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コロナの走りの頃、プレゼンテーションのオンライン研修で、顔出しもせず質問しても何も答えない若手に外部講師だからこその厳しいフィードバックをしました(叱ったわけです)。
 
研修後に当事者から謝罪があり、わかってくれてよかった!と思ったのですが、研修担当者からは「今の若手は傷ついてしまうので、厳しくするのはやめてほしい。」とのご指摘をいただきました。
会社ごとに方針はいろいろあるので、良い悪いは言えませんが、𠮟れない上司が増えているのだろうな・・・と感じました。
 
ちなみに私の関わっている大学の学生は、即時フィードバックを喜んで受け止めてくれています。
「ふだん言ってくれる人がいないので、勉強になります」だそうです。
 
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②の「隠された窓」は自己開示をして自分を知ってもらうことが大事だと言いました。
 
とはいえ、自己開示の仕方も考えなければいけません。
なんでもかんでも、自分の負の感情を誰彼構わずに、、、の方がいます。
 
皆さんの周囲にそういう人がいたら、どうでしょうか。
 
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自己開示するときには「相手」「内容」を選んで伝えるのが良いのではないかと、私は感じています。
 
もうすぐ、新入学・新入社の季節です。
上手に自己開示して、感謝してフィードバックを受けましょう。
 
部下指導が苦手な方は、真・インターアクションを学んでみるのはいかがでしょうか。
 
 
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ストレスの対処法は人それぞれ。自分のタイプを知り、適切な対処法を理解しましょう。また、ストレスをためない心の鍛え方について学習し、「折れない心」レジリエンスを身につける方法を習得しましょう。

 

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