メッシ.メキシコ戦を欠場代表も.. | clandestina

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南米選手権後、国民のバッシングに傷心の天才

ルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが9月8日に米ダラスで予定されている国際親善試合メキシコ戦を欠場すると、スペイン地元紙「マルカ」が報じている。
ッシは7月の南米選手権チリ大会でアルゼンチン代表がホスト国に敗れ、準優勝に終わったことで批判の矢面に立たされた。昨夏のブラジルW杯に続く、決勝戦での敗退でアルゼンチン国民のバッシングに傷つき、地元メディアはメッシが代表活動休止を検討していると報じた。アルゼンチン代表の有力OBであるベロン氏やケンペス氏もメッシ擁護の声明を発表するなど、エースの去就問題は一大関心事となっていた。アルゼンチンサッカー協会はバルサに対してエース供出を要求しているが、メッシは国際Aマッチデーに行われるメキシコ戦に行かないと、レポートされている。そして、クラブと協会側のミーティングは延期されたという。バッシングに傷心の天才は、このままアルゼンチン代表から遠ざかってしまうのだろうか。

メッシは全く運もない選手である アルゼンチンと言えばワールドカップでの優勝は代表にとって国民の義務みたいなものだ それだけどんな大会でも優勝して当たり前ぐらいの気持ちを持っている ことごとく決勝で負けるというメッシに突き付けられた優勝とい言葉はマラドーナや
ケンぺスのように自ら優勝を引き寄せるだけのマジックがあった選手たちとの差は広がるばかりだ はっきり言えば幼少よりスペインでの温室育ちのメッシには何か足りないものを感じている人はいたでしょう それは気迫とパッション アルゼンチンリーグでもまれていない サポーターの熱気を感じられずにスペインで過ごしているうちにアルゼンチンで代表になって期待していプレーは出来ずさらに結果が付いてこない 知り合いのアルゼンチン人などはいっそうスペイン代表に入っていたほうが良かったんじゃないかと言っています メッシに頼っていたのは愚かだったのかもしれないと言うのである それでもロシア大会に出て優勝してくれればすべては伝説になるのですが... 

歩行者守るメキシコの覆面ヒーロー
渋滞の激しいメキシコ市(Mexico City)の路上で、プロレスマスクを着けた男が闘っている。このヒーロー「ペアトニート(Peatonito)」(小さな歩行者の意)は、歩道をふさいでいる車を押し出し、スプレーで横断歩道を描き、歩道に駐車している車の上に駆け上がる。

マスクと、おばあちゃんが縫ってくれたというマントは、横断歩道をイメージした白と黒のストライプ。「俺たちが住んでいるのは、車独裁社会だ。最近まで歩行者の権利のために闘おうっていう者はいなかった」。同じ道では5人のピエロが同様の任務を遂行している。
ペアトニートとピエロたちは「閉所恐怖症」という名前の市民グループの仲間たちだ。他の活動家たちとともに、人口2100万人、車両台数400万台、地下鉄乗客数1日500万人のメキシコ市で人々の無作法な行為や都市計画の悪さと闘っている。同市では身分証明書と704ペソ(約5400円)があれば、誰でもすぐに運転免許証を手にできる。一方、保健省の統計によれば、メキシコ市の交通事故による年間死者数約1000人のうち、半数以上が歩行者だ。2013年、メキシコ全国の30のグループが「歩行者同盟(Pedestrian League)」を結成した。彼らは「メキシコの歩行者の権利憲章」を発行し、車に有利な政策に反対するロビー活動を展開している。中には、歩道や障害者用の駐車スペースに止まっている車の写真を撮影し、ソーシャルメディアに投稿するグループや、ペンキの入ったバケツを持って歩き横断歩道を描くグループもいる。ペアトニートたちのグループ「閉所恐怖症」の武器はユーモアだ。ペアトニートの正体は、都市政策に関する非政府組織(NGO)で働くホルヘ・カニェス(Jorge Canez)さん。週2回、白黒のストライプに緑色の歩行者マークがついたマスクをかぶって路上に出る。カニェスさんはペアトニート用の名刺も持っている。フェイスブック(Facebook)やツイッター(Twitter)を通じて誰でも、自分の近所の道路の改善を依頼することができる。プロレスラーに扮(ふん)することは2年前にメキシコのプロレス、「ルチャリブレ」を見て思いついた。メキシコでプロレスラーは国民的ヒーローだ。「皆に歩行者革命を支える力になってもらうためには、クリエーティブな方法で楽しませなくちゃならない」有名になったおかげで外国の都市計画イベントへの招待も届いている。「誰も車にひかれなくなるまで続けるよ」。そう言ってマスクとマントをとると、ペアトニートはきびすを返し、仕事に向かう普通の人たちの中に消えて行った。AFPBB

ごみの不法投棄で顔写真と氏名を公表、市街地看板に

メキシコ北部の工業都市モンテレイ(Monterrey)でこのほど、ごみの不法投棄に対する過激な罰則が適用されることになった──ののしり言葉とともに街中の掲示板に違反者の顔写真が公表されるのだ。掲示板への掲載は、同市郊外の町で29日に初めて実施された。掲示板には、無表情なスキンヘッドの男の顔写真と氏名とが大きく張り出され、「同市では毎日25トンのごみが回収されている」とのメッセージも書かれていた。この罰則は、ごみの不法投棄を3回繰り返すと適用となる。違反者は、顔写真の公表の他、身柄の拘束や罰金が科されることもあるという。モンテレイ市長は「違反者は顔写真と氏名が不名誉な掲示板にて公表され罰せられる」としている。AFPBB News
ここまでくれば仕方ないでしょう

中米グアテマラにあるマヤ文明の遺跡で、時代区分の違う石碑が発見された。これにより1500年前、マヤ文明の絶頂期に一帯で覇権を争っていた二大勢力の新事実が明らかになり、研究者たちを驚かせている。
マヤ王の石碑を発見、1500年前の「冷戦」語る


メキシコ代表指揮官、ゴールド杯優勝から2日後に解任

FMF(メキシコサッカー連盟)は現地時間28日(以下現地時間)、同国代表のミゲル・エレーラ監督(47)の解任を発表した。同監督は前日、テレビレポーターに暴行をはたらいとされている。メキシコは26日、CONCACAFゴールドカップ(北中米カリブ海選手権)決勝でジャマイカを3対1で破り、7度目の優勝を達成。エレーラ監督はその後、帰国する際にフィラデルフィアの空港でTV『アステカ』のレポーターであるクリスティアン・マルティノリ氏を殴ったと訴えられている。同氏は、殴られた後もエレーラ監督に脅されたと主張している。25日に就任したばかりのFMFデシオ・デマリア会長は、28日に記者会見を開き、「フェアプレー精神や敬意」に反すると解任を発表。さらに「価値観や道理は、結果よりも重要なものだ」と述べ「一つの組織を代表する公人として、このことを明確にしなければいけない」と説明した。なお、後任については明かされていない。試合中に感情をむき出しにすることで知られるエレーラ監督は、2014年W杯ではメキシコを16強に導くとともに、その気性の激しさでも注目を集めた。メキシコは今夏行なわれたコパ・アメリカ2015(南米選手権)ではグループリーグ敗退に終わっており、同監督は度々マルティノリ氏から批判を受けていた。(STATS-AP)

【レシピ】スキレットで作っても! 海外で人気の「メキシコ風朝ごはん」


メキシコ中部グアナフアト(Guanajuato)州のメサ・クアタ(Mesa Cuata)で24日、落雷により子ども4人を含む家族7人が死亡した。州当局が発表した。人は暴風の中、外で作業をしていて落雷に遭った。7人の他に、子ども1人と26歳の女性が負傷した。グアナフアト州当局者がAFPの電話取材に対し述べたところによると、死亡した子どもは3歳、5歳、9歳、14歳。この他、19歳、32歳、44歳の女性3人が犠牲となった。(c)AFP
南米でも落雷で亡くなった日本人がいました 結構雷があるので注意が必要です

女性11人殺害で禁錮697年 メキシコ 犯罪集団5人に
メキシコ北部チワワ州の裁判所は28日までに、女性11人を殺害したとして男5人にそれぞれ禁錮697年を言い渡した。メキシコのメディアなどが報じた。5人は麻薬取引などに関わる犯罪集団のメンバーで、モデル事務所や衣料品店などを経営していた。若い女性に仕事を提供するとだまして売春や麻薬の売買に従事させ、殺害して同州の谷に遺棄したという。チワワ州では2008年ごろから多くの女性が行方不明になっており、殺害の裏付けが取れた今回の事件は氷山の一角と言われている。(共同)

巡礼者の行列にダンプカー突っ込む

メキシコ北西部で29日午後、巡礼者の行列にダンプカーが突っ込み、子ども4人を含む少なくとも27人が死亡した。地元当局が発表した。ブレーキの故障が事故原因とみられるという。事故が起きたのはサカテカス(Zacatecas)州の町マサピル(Mazapil)の大通り。同地にあるサン・グレゴリオ・マグノ(San Gregorio Magno)教会では26日から守護聖人を祭る行事が催されており、事故発生時にはカトリック教徒およそ200人が教会へ向かって大通りを練り歩いていたという。サカテカス州の市民保護当局者はAFPの取材に対し、ダンプカーは「ブレーキが利いていないような状態で群衆に突っ込んだ」と説明した。ダンプカーの運転手は事故現場から逃走したという。

シティ、メキシコ部門に資金洗浄捜査のメス-米司法省が拡大
米銀シティグループ がメキシコ部門を通じた不正送金を顧客に許していなかったかどうか、米司法省が捜査中であることが分かった。同行最大の国際業務をマネーロンダリング(資金洗浄)捜査の対象範囲に含めた。 ブルームバーグが閲覧した文書によると、司法省はシティのメキシコ部門であるバナメックスに召喚状を送り、マネーロンダリング防止の管理に関する情報のほか、多数の顧客が絡む業務のデューデリジェンス(資産の適正評価)に関する書類の提出を求めた。
召喚状は1月に送付されたがこれまで報じられたことはなく、シティも明らかにしていなかった。司法省の捜査はこれまで同行傘下でカリフォルニア州にあるバナメックスUSAのみに絞っているとされていたが、シティの中核的収入の10%前後を占め、支店数が約1500とシティが米国で展開する数の2倍に近いメキシコ部門にもメスが入ったことがこれで明らかになった。

9月選挙迫るグアテマラ

大統領辞任求める市民大規模汚職にデモ拡大
大規模な汚職事件が発覚し、閣僚の辞任も相次ぐ中米グアテマラの首都グアテマラ市で25日、汚職の徹底追及と関係者の処罰、政治改革などを求めるデモが行われました。土曜日恒例の抗議行動はこの日で連続14回目。最初の事件発覚から3カ月、次々と新たな疑惑が浮上。9月に大統領・国会議員選挙が迫っており、市民の怒りは日に日に強まっています。
デモの出発地点となった最高裁前には、「汚職政治家を刑務所に」などと書かれたプラカードを掲げた市民や学生らが集結。抗議の意思を示すため、地方都市から300キロ以上を1週間かけて歩き通してきた青年は、「汚職にまみれた政府を率いる大統領をやめさせ、民主主義を回復しよう。われわれの行進は終わったが、これは新たなたたかいの始まりだ」と訴え、大きな拍手と歓声を浴びました。数千人規模となった参加者は「オット(ペレスモリナ大統領)は辞任を。グアテマラはもうあなたを望んでいない」と唱和しながら行進。国会前では「汚職議員はすぐにやめよ」と叫びながらこぶしを突き上げました。税関や社会保険庁を舞台とした汚職事件は国連が支援するグアテマラ無処罰問題対策国際委員会(CICIG)が明らかにしてきました。同委員会は主要政党の国会議員の不正資金や汚職問題も調査し、主要野党である自由民主刷新党(LIDER)の副大統領候補らの疑惑も調査すべきだとの勧告を発表しています。国会では、金権選挙への批判が強まる中で、選挙資金上限の引き下げなどを含む選挙法の改革案が論議されていますが、その実施は来年1月以降。9月実施の大統領・国会議員選挙には適用されません。汚職の全容が未解明で、政治改革もないままの選挙実施に反対する声も高まっています。縫製工場の仲間2人と一緒に参加した女性アンヘラ・カトゥさん(24)は、「国会議員たちは自分たちの受け入れられるものを改革案に入れているだけ。私たちの声を聞いていない」と語り、「選挙改革を今すぐ」と書いたプラカードを高く掲げました。グアテマラでは、軍部と一部特権層が支配する政権と、社会変革を求める左派武装勢力との間で40年以上続いた内戦が1996年に終結。その後、選挙による政権交代はあったものの、主要政党が離合集散を繰り返す中で、外国企業・富裕層寄りの政治が継続、軍幹部や政治家がからんだ汚職構造が温存されてきました。2012年に就任したペレスモリナ大統領も元軍幹部で、内戦時代の人権侵害の追及や汚職解明には消極的とみられています。
共産党「SEALDs」


メキシコ、ジャマイカ下し7度目のゴールドカップ制覇

北中米カリブ海サッカー連盟ゴールドカップ(CONCACAF Gold Cup 2015)は26日、決勝が行われ、メキシコが3-1でジャマイカを下し、現在の大会名称になってから7度目の同地区王者に輝いた。過去2試合では疑問だらけの形で勝利を収め、汚れたタイトルとやゆする声はあるものの、最後は文句なしの試合をみせたメキシコが、北中米カリブ海王座を手に入れた。前半31分に主将のアンドレス・グアルダード(Andres Guardado)の得点で先制したメキシコは、後半2分にヘスス・コロナ(Jesus Manuel Corona Ruiz)、同16分にオリベ・ペラルタ(Oribe Peralta)が追加点を挙げると、相手の反撃を同34分のダレン・マトックス(Darren Mattocks)の1点に抑えた。メキシコのミゲル・エレーラ(Miguel Herrera)監督は、「とてもうれしい。試合を支配できた。望み通りにリズムをつかみ、プレーをコントロールできた。チームの全員が非常に満足している」と話した。一方、敗れたジャマイカは、DFマイケル・ヘクター(Michael Hector)の2つのミスが2点目、3点目につながり、優勝の夢をかすませた。
それでもレゲエ・ボーイズ(ジャマイカ代表の愛称)は、準決勝で米国を2-1で破る番狂わせを起こし、カリブ海の国としては史上初めてゴールドカップの決勝に進出した。ジャマイカの同大会の最高成績は、1993年大会の3位タイだった。ジャマイカのヴィンフリート・シェーファー(Winfried Schafer)監督は、「私にとって、これは銀メダルではない。金メダルだ。最初は誰も私たちに目もくれなかった。しかしチームは、すべての試合で120パーセントを出し尽くした。このチームを指揮できたことを心から誇りに思う。ジャマイカ国民のみなさんも誇ってほしい」と話した。ゴールデンボール(大会最優秀選手)には、メキシコのグアルダードが輝いた。今回の決勝でも得点したグアルダードは、2007年大会、2011年 大会の米国との決勝でもゴールを決めており、3回のゴールドカップ決勝で得点した史上初めての選手となった。グアルダードは、ゴールドカップで通算10得点を記録している。今大会のメキシコは、準々決勝のコスタリカ戦、準決勝のパナマ戦の両方で、試合終了間際にファウルの笛をもらい、これで得たPKを決定打に勝利するという形で勝ち上がってきた。敗れた2か国は、北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)に対し、調査を要求している。これについて、国際サッカー(FIFA)連盟の汚職スキャンダルで幹部が複数逮捕され、米連邦当局に起訴されているCONCACAFは、主審の判定に誤りがあったことは認めたものの、より悪質な、八百長などの可能性は否定している。 NFLのフィラデルフィア・イーグルス(Philadelphia Eagles)のホームスタジアムに、6万8930人を集めた決勝では、エルサルバドル出身のホエル・アギラール(Joel Aguilar)氏が主審を担当。判定をめぐって問題が起きることはなかった。シェーファー監督も、「今大会でみた中で最高の審判だった。CONCACAFを正しい道に戻してくれた。とてもよかったよ」と話している。AFPBB

18年W杯サッカー・各大陸の予選方式
【アジア】(出場枠4.5、予選参加45カ国・地域) 2次予選は日本を含む39チームが4~5チームずつ8組に分かれ、総当たりのホームアンドアウェー方式(2回戦制)で行う。各組1位と2位のうち成績上位4チームが最終予選へ。同予選は6チームずつ2組に分かれて2回戦総当たりで対戦し、各組2位までが出場権を得る。各組3位同士の勝者が北中米カリブ海4位との大陸間プレーオフに回る。
 【欧州】(13、52カ国・地域) 52チームが9組(6チームの7組と5チームの2組)に分かれ、2回戦総当たりで対戦。各組1位が出場権を獲得する。2位のうち成績上位8チームが4組に分かれて2回戦制で対戦。勝者が出場権を獲得する。開催国ロシアは予選免除。
 【アフリカ】(5、53カ国) 下位26チームが13組に分かれ、2回戦制で1次予選を実施。勝ち上がった13チームと1次を免除された27チームの計40チームが20組に分かれて2回戦制で2次予選。勝った20チームが進む最終予選では、4チームずつ5組に分かれて2回戦制で対戦し、各組1位が出場権を得る。
 【南米】(4.5、10カ国) 10チームが2回戦総当たりで対戦。上位4チームが本大会に進み、5位はオセアニア1位との大陸間プレーオフに回る。
 【北中米カリブ海】(3.5、35カ国・地域) 2次予選を勝ち上がった10チームにジャマイカとハイチを加えた12チームが、6組に分かれて2回戦制で3次予選を行う。その勝者にコスタリカ、メキシコ、米国など上位6カ国を加えた12チームが4次予選に臨み、4チームずつ3組に分かれて2回戦総当たりで対戦し、各組2位までが最終予選へ。6チームで2回戦総当たりを行い、3位までが出場権獲得。4位はアジア5位との大陸間プレーオフへ。
 【オセアニア】(0.5、11カ国・地域) 下位4チームがリーグ戦で対戦。1位が残り7チームとともに2次予選。8チームが2組に分かれ、各組3位までが最終予選に進む。3チームずつ2組に分かれて2回戦総当たりで対戦。各組1位同士が2回戦制で対戦し、勝者が南米5位との大陸間プレーオフに回る。(時事)

北川民次の絵画 生誕120年特別展

メキシコの人々や風土を描いた作品で知られる洋画家、北川民次(1894~1989年)の生誕120周年を記念した特別展が瀬戸市美術館で開かれている。静岡県出身の民次は早稲田大学中退後、約20年間、米国とメキシコに滞在。メキシコでは絵の制作だけでなく、子どもたちの美術教育にも携わった。1936年に帰国後は妻の実家がある瀬戸市で生活。日本の風土とメキシコの文化を融合させた独自の絵を描いた。同美術館では、生誕120周年に合わせ、同館と瀬戸信用金庫が所蔵する油絵、版画、陶画など約120点を紹介。民次の世界に親しんでもらうことにした。同市立図書館の陶壁画の原画である「知識の勝利」など不透明絵の具を使った作品3点は今回、同市では初公開。9月27日まで。8月11日と9月8日は休館。大人500円、高大生300円、中学生以下無料。問い合わせは瀬戸市美術館(0561・84・1093)。

日本は「人身売買の送り先」

米国務省は、世界各国の人身売買の実態をまとめた年次報告書を公表した。日本については「強制労働や、子供を含む売春の人身取引の被害者が送られる国」と改めて明記。各国の取り組みに対する4段階の格付けで、11年連続して上から2番目の評価に据え置いた。報告書は、東アジアや南米、東欧、ロシアなどからの女性の中に、偽装結婚などのために訪日し、売春を強要される者がいると指摘。また、政府が運営する技能実習制度で訪日した人も含め、外国人労働者が強制労働の被害者になりやすい実態があると重ねて強調した。
日本で売春につながる事例としては、いわゆる「援助交際」や、女子高生とデートできるとうたった「JKお散歩」と呼ばれる接客サービスなどを挙げた。 
中南米では日本へ行けば女性はヤクザに売られ行方不明になる
という話は結構信じられているようでした 実際にもあったと思います
研修生の話になれば全くのでたらめな労働条件と環境
低賃金で何も身に付かない一種の奴隷制度みたいなものでしょう
公に受け入れるという外国人を使い走りにしみんなが知っている実態にもかかわらず
放置しているという事 親会社から下請けまでブラック企業の被害者のようにも感じますね
単に使い捨ての安価な労働力として外国人を受け入れる制度でしょう
こんなことをしていてまともな企業だと思っているのでしょうか..
外国人も逃げ出す労働環境と逃げ出せない環境とは現実の日本はこんなものかもしれません
日本人でも働きたくなくなりニートになる時代ですから 未来は暗くなるばかりです

<難民申請者たちが就労>
スバル車ブームの陰には、同社が喧伝していない別の事実がある。売れ行きが急増している同社の生産が、ひとつにはアジアやアフリカからの難民申請者や安い外国人労働者の存在によって支えられているという点だ。東京から電車で2時間の距離にある群馬県太田市。同社や部品サプライヤーなどスバル車の主要生産拠点で働く彼らの多くは短期契約の作業員で、賃金の35%程度は彼らを派遣した業者が受け取る。バングラデシュ、ネパール、マリ、中国など様々な国からやってきた彼らは、フォレスターの革製シートなどの部品の多くを作っており、大半の場合、厳しい労働環境に置かれている。ロイターは太田市でスバル製造に関わっている22カ国、およそ120人の外国人労働者と面談し、彼らの給与明細書や難民認定申請書なども調査した。そこから浮かび上がってきたのは、外国人労働者が日本の閉鎖的な出入国管理法に縛られ、スバル車のサプライチェーンのなかで人材派遣業者や企業による待遇に苦悩している姿だった。そうした労働者の1人、ネパール出身の難民申請者であるラカン・リジャル氏(34)は、同社向け車座席を製造する会社で作業中に腰を負傷し、その後に解雇を言い渡されたと話した。他の労働者たちからは、通常シフトの2倍の時間を働くよう圧力を受けた、事前通告無しに即時解雇された、保険をかけてもらえなかった、などの訴えがあった。ロイターがインタビューした大半の労働者は、群馬県の一般機械器具製造業の最低賃金である時給817円、あるいはそれ以上の賃金を受け取っていた。しかし、2カ所のスバル系列サプライヤーで働いていた十数人のインドネシア人労働者の場合、家賃や光熱費、本国の送り出し機関に支払う手数料を差し引くと、残る手取り額は毎月平均でおよそ9万円、時給にして約409円にとどまっていた。
こうした問題について、富士重工は「取引先の労働環境管理は基本的に各取引先の責任で行っており、当社が直接的に関与することはない」との立場をとっている。ロイターの問い合わせに対し、同社は書面回答の中で、法律や企業内のガイドラインに従うことが同社と取引するための前提条件だ、と述べた。同社はまた、派遣会社の行動を監視する権限はないとし、「ただし当社として、客取引先に、ガイドラインで定める差別撤廃・人権尊重・法令順守に沿った対応をお願いしている」と説明している。
<「灰色」の供給ルート>
同社のサプライチェーンにおける労働実態は、人口縮小で労働市場がひっ迫し、移民労働者に対する法律上の壁が依然高い日本特有の事情が生んだ副産物といえる。同社や系列サプライヤーなど人手不足に直面している企業は、工場の作業員を確保するため、難民申請者やビザ(査証)切れ不法滞在者、アジアからの技能実習生といった「裏口ルート」の移民労働者に頼らざるを得ない。「灰色」の労働市場が存在するおかげで、建設業、農業、製造業などは数多くの外国人労働者を安い賃金で雇うことが可能になっている。同社は、政府が行っている外国人技能実習制度にそって、339人の中国人を受け入れている。この制度は、発展途上国の労働者に日本の製造現場で産業技術を習得してもらうことが目的だ。この制度の参加者には、自国の送り出し機関に日本円にして約37万円もの手数料を払い、借金を抱えて日本にやってくる人々が少なくない。日本に来ても、研修先の企業を変更できないという制約に直面する。国連と米国務省は日本の技能実習制度について、今年の報告で、一部の研修生が「いまなお強制労働の状況にある」と厳しく指摘した。海外からの技能実習生の採用は、労働力不足を一時的に補完する方策として、これまでも農業や繊維産業などの現場では20年以上にわたって続けられてきた。ロイターの取材で、その制度が大手輸出企業によって製造業の作業現場にも組み込まれていることが明らかになった。富士重工と系列サプライヤーにとって、製造拠点である太田市で十分な労働力が確保できなければ、大きな問題が生じる。過去20年あまりで最も厳しい人手不足が続く中、外国人の雇用がその重要な対策となった。スバルのサプライチェーンにおける外国人作業員の数について公式のデータはない。しかし、ロイターが各企業、派遣会社や労働者らへの聞き取りにもとづいて把握した外国人作業員の数は、太田市内にある富士重工の部品サプライヤー4社で、少なくとも約580人にのぼった。これら4社で働く合計およそ1830人の30%にあたる規模だ。
「灰色」労働市場からスバル系列メーカーに流れ込む労働者の中で、最も大きな比重を占めているのが難民申請者だ。日本において、難民資格を求めている外国人は大きく二つに分けられる。数が多いグループは、半年ごとの資格更新を条件に日本での就労が許可されている人たち。一方、入国者収容所から仮放免され、そうした許可無しに働いている難民申請者もいる。日本の法律は、こうした仮放免者であっても、難民申請が審査されている間は国内滞在を認めているが、就労は許していない。就労できない仮放免者が暮らしていくには、親族や友人、地元の慈善団体などからの生活保障を受けることが必要だが、それができず「違法な」労働に走る例は後を絶たない。小川秀俊・外務省領事局外国人課長は、仮放免を長期間の拘束を避けるための人道的な措置だとする一方、出国を命じる判決がでたら「出国するのが本来あるべき姿だ」と語った。
<「仕事に行けないならクビ」>
難民申請者や技能実習生として日本にやってきた外国人労働者は、いまどのような状況に置かれているのか。スバルの製造拠点である太田市でロイターがインタビューした人々の言葉を聞いてみよう。ネパール出身のリジャル氏は、自身を含めた難民申請者や他の外国人労働者とともにスバルの下請けメーカー、日本発条(ニッパツ)<5991.T>で働き、毎日手作業で数百個のヘッドレストに革を押し込む仕事をしていた。生産ラインで作業する者の多くは、爪がはがれ、一日の仕事が終わると過労のために拳を握れなくなる者もいた。同氏は今年1月、起床時に激しい腰の痛みと右足のしびれに襲われた。ニッパツを紹介した派遣業者から、仕事に行けないならクビ、という最終通告を受けたという。動くこともままならず、職を失った。病院のカルテによると、リジャル氏は椎間板ヘルニアで3月12日に手術を受けている。現在、地元病院の治療費とネパールにいる仲介業者への支払いで約9000ドルの借金があるという。
「ネパールにいる妻とスカイプで話すときは3分で切り上げる」と9歳の娘をもつ同氏は話す。「妻の泣き声を聞くのはもう堪えられない」
ニッパツは、ロイターの質問に対し、同社工場で難民申請者を直接雇ったことはなく、質問は労働者を集めた派遣会社にすべきだと話した。ニッパツの企画本部広報部課長、斉藤浩明氏は電話での取材に「これは派遣会社の問題だ。うちは直接雇用しているわけではない」と答えた。
リジャル氏を紹介した派遣会社、ヒカリ商事を運営する仲松英邦(オズワルド・ナカマツ)氏は取材に対し、解雇による脅しを否定、リジャル氏が帰国して治療することを望んだとし、彼が政府からの離職手当を受け取れるように解雇したと語った。これに対し、リジャル氏は、帰国の意思を示したことはないといい、一切の給付を受けていないとしている。これについて、富士重工はロイターへの書面回答で、リジャル氏には、もともと腰に持病があり、本人から「自国にもどって手術する」との申し出が派遣会社にあった、と指摘。「日本発条での作業による発症ではなく、労働災害には当たらない」との認識を示した。
<欲しいのは「人間としての待遇」>
スバルの系列メーカーで働くバングラデシュ人のアブ・サイド・シェク氏(46)は「違法労働」の状態にある。入国者収容所から仮放免されている立場ながら、同氏は週に6日、1日最大12時間もダッシュボード部品や他の内装パーツの塗装作業を行っている。彼自身がスマートフォンで撮った自分の写真には、塗料の臭いを防ぐためにマスクをしている姿が映っている。その場所については本人が特定しないことを希望した。同氏は、ダッカの裁判資料の英訳によると、本国で爆発物に関する法律違反で起訴された。難民認定申請書で、同氏は容疑がねつ造であり、野党のメンバーだったために標的にされたのだと主張している。法務省の書簡によると、2度目の難民認定申請は2012年に却下された。同氏はその後も再度申請し、最終判断を待っているという。常に入国管理局の監視下にあり、ひっそり暮らしてきたと同氏は話す。だが、仮放免されている難民申請者は、帰国もできず、働く事もできないという事実上、身動きが取れない状況にある。「私には働く権利も保険もない。正式な住所もなく銀行口座もない。日本政府にとって私は存在しないのと同じだ」。「日本にいなくてはならないし、そのためには食べ物を買う金が必要だ」。他のバングラデッシュ人と同居しているシェク氏は言う。「私が欲しいのは人間としての待遇だ。犬扱いじゃない」。これに対し、富士重工は不法移民を雇っておらず、下請けメーカーでもそうした作業員は確認できないとしている。太田市の下請けメーカーはトヨタ<7203.T>や日産<7201.T>、ホンダ<7267.T>など他の自動車大手にも部品を供給している。トヨタも日産も難民申請者を雇っていないと述べたが、下請けメーカーによる難民申請者の雇用についてはコメントしなかった。日産は約50人の技能実習生を雇っていると答えた。ホンダはコメントを拒否した。
<外国人なしでは車ができない>
米国で人気を博すスバル車の成功は、安倍晋三政権が進めるアベノミクス経済政策のモデルケースだ。円安の追い風を受け、スバルの米国内販売シェアはBMWやメルセデスを抜き去った。富士重工の株価は2012年末の時点から4倍も上昇。ロイターが計算したところ、フォレスターは単独で年間36億ドルを売り上げる輸出マシンとなった。フォレスター人気のおかげで、富士重工は営業利益率で日本の自動車メーカーのトップに立った。また安倍首相の経済政策により、輸出企業が円安の恩恵を受けて利益を伸ばす顕著な例となった。規模の大きい競合他社とは違い、富士重工は海外で販売する自動車の約80%を日本で製造している。このメード・イン・ジャパンを貫く姿勢が、同社や約260社の下請けメーカーの多くが太田市の工場群で部品需要を満たすのに困難をきたす原因となっている。太田市の清水聖義市長は「外国人がやらないと、現実に、車は部品から何から絶対できない」と指摘。市長は過去、同市を外国人労働者特区に指定するよう申請活動をしてきたが、実を結んでいない。清水市長はインタビューで、ロイターが把握している移民労働者の過酷な実態について認識していないとした。ただ、派遣業者が労働者を国の社会保険に加入させないと、市が支払う生活保護など福祉手当の財政負担が増えかねないとの懸念を示した。政府は2010年、難民資格の希望者に対し、認定申請書を処理する間、6カ月更新の就労許可を与えることを決めた。それ以来、申請件数は4倍に跳ね上がり、昨年は5000件を記録した。ネパール、トルコ、スリランカの出身者が特に目立つ。しかし過去4年間の承認件数は毎年20数件にも満たない。法務省入国管理局の丸山秀治氏は、外国人が日本の入国管理システムの抜け道を利用していると批判し、「最近は難民申請すれば働けるというような話に広まってしまっている」と話す。 自民党の河野太郎議員は5月28日、外国から「安い労働力」が入ってくるのを許さないという政府の方針は「大きなウソ」だと批判した。同議員は日本の移民政策には「裏口」があるとし、「裏口のドアを閉め、就労許可の発行を始めるべきだ」と述べた。2010年に始まった「難民認定」申請者への暫定的な就労許可は、本来、人道的措置として実施されたが、それが今、スバルの下請けメーカーのような企業に割安の労働力を提供する手段へと姿を変えている。
<派遣業者のあり方にも論議>
外国人労働者の「需要」が急増する中で、その恩恵を受けているのが派遣業者だ。太田市では、同社が生産規模を増大するにつれ、下請けメーカーが外国人の短期契約作業員を手配する数十の派遣会社に一段と依存するようになった。トヨタの大規模リコールが起きた際に品質管理を監査する外部委員会のメンバーを務めた長田洋・文教大学教授は「派遣業者を使うメリットは、企業が都合の良いときに雇用を減らせることだ」と指摘する。日本では250万人以上の派遣労働者が数千社の派遣会社に登録している。大手派遣会社は企業に代わって短期契約の労働者を募集するが、より小規模な業者は労働者を直接雇って工場やオフィスに送り込む。近年こうした業者は増加傾向にあり、太田市のような製造業の町にある人手不足の工場に労働力を提供している。
太田市には1100社の派遣会社がある。1台のバンと分厚い連絡先リストを頼りに1人で運営する業者から、レストランの奥や車庫をオフィスにした家族経営の会社までさまざまだ。その多くが外国人労働者をターゲットにしており、トルコ語、スペイン語、中国語などで書かれた看板が太田市や隣接する大泉町の道路沿いに点在する。リジャル氏をニッパツに送り込んだヒカリ商事を経営する仲松氏は、日系ブラジル人の来日ブームがあった1980年代後半に日本に移り、すぐに自動車部品メーカーに労働者を供給する人材斡旋業を始めた。仲松氏によると、ニッパツに派遣しているのは約90人。ヒカリ商事では11人の正社員が働き、26台のバンと作業員宿泊する75部屋がある。同社はニッパツの工場に近い敷地に新しい4棟の寮を建設中だ。「ニッパツへの対応で忙しく、別の会社に人材を派遣する余裕はない」という。同氏は各作業員の時給のうち約500円を受け取っていると話す。90人の作業員が週50時間働くと前提したロイターの計算によると、同社はニッパツへの人材派遣によって年間1億円以上の収入をあげているとみられる。同氏はこの額についてのコメントを避けた。工場作業員自身が人材斡旋をすることもある。大手サプライヤーのある作業員は、ロイターに対し、自分が見つけ、紹介した作業員ひとりについて、毎月1万円を手数料として受け取っていると話した。地元工場への労働者供給契約を勝ち取るために、斡旋業者は厳しい競争を繰り広げている。仲松氏以外の4人の業者は、契約を確保するために工場の管理者や本社担当者に飲食の接待をしたり金品を贈ったりしなければならない、と語った。 太田市郊外の人材斡旋会社ワイズコーポレーションの丹羽洋介社長は「人材は必要だが、(その調達を依頼する)斡旋業者は選り取り見取り。会社側に決定権がある」と話す。一方、富士重工は系列サプライヤーと取引する労働者派遣業者を直接監視する立場にはないとしている。ただし、ガイドラインに反した事項があった場合、「取引先に対して是正措置や契約見直しといったペナルティが課されることから、間接的な抑止効果があると考えている」とし、その会社が基準に従うよう改善させることも可能と話す。
<技能実習生は景気下振れ時の保険>

同社は太田市で46年の歴史がある矢島工場の生産を拡大した。約4000人の従業員を2交代制で使い、1日1800台を生産する。同工場で1台のフォレスターを製造するのに約20時間かかる、と工場見学者は説明を受けている。生産ラインの停止後にまもなく再開するという合図に、ベートーベンの「エリーゼのために」がスピーカーから流れるという。ロスした時間にかかったコストを思い出すためでもある。マフラーや燃料タンクを製造するトップの下請けメーカー、坂本工業の坂本正堂会長は「目下、最大の課題はスバルの増産ペースにしっかりついていくことだ」と話す。スバルと下請けメーカーが、技能実習生という名の下に数百人の労働者を雇っている。この制度は通常3年間の予定で労働者を送り込むが、スバルの矢島工場でフォレスターの製造作業をしているほとんどの中国人技能実習生は1年更新の契約しかしていないという。ロイターの計算によると、富士重工は中国人実習生を雇うことで、約4億6600万円を節約できたと見られる。これについて、同社はコメントを控えている。この制度は、2008年に経験したような米国市場の落ち込みが再び起きた場合の保険になる、と子会社のスバル興産の長川光弘氏は話す。「3年と決めると、その途中で景気の下振れがあっても3年の契約を守らなくてはならない。1年の契約であれば途中で下振れが起きても安全。リスクをとらずにすむ」。
スバルの製造拠点に配属されている中国人実習生の多くは20代前半で、毎朝スバルの野球帽をかぶって仕事に向かう。ロイターが入手した給与明細書によると、彼らは週に約50時間、群馬県一般機械器具製造業の最低賃金である時給817円で働いていた。太田市内に掲示されたスバルの広告や富士重工のウェブサイトに示された同じ工場で働く日本人の常勤期間従業員の賃金水準に比べ、ほぼ半額とみられる。米国スバルによると、インディアナ州ラファイエットのある工場では時給が最高で3136円だという。ロイターの取材に対し、同社は技能実習生が日本労働者と同等の待遇を受けており、関連書類は中国語に翻訳され、作業員が自由に会話できる環境を整えているとしている。しかし、一部の技能実習生の証言は異なる。彼らによると、仕事のことをあれこれ話すと、全員が解雇され、中国に送還される、と住み込みの管理人から警告されたという。 同社は太田市のアパートに4人の研修生を住まわせ、給与明細書によると、家賃、光熱費、食費を引いている。彼らは技能実習生になるために中国の送り出し機関に最大37万円を支払うという。彼らはいずれも匿名を希望した。ある技能実習生は「日本人と同じ待遇を受けられないのは実に不公平だ。中国に帰って自動車工場で働かない限り、ここで覚えたことはあまり役立つと思えない」と話した。
<「私たちには関係ない」>
インド人のモハメッド・シャフィール・カライ氏(28)は難民申請者だが、昨年8月、スバルやホンダに自動車部品を納める池田製作所の工場でベルトコンベヤーに左手薬指の先が巻き込まれる事故にあった。カライ氏によると、指が切断されるほどの事故だったにもかかわらず、池田製作所のマネジャーは事故後、救急車を呼ばなかった。代わりに、製作所側は派遣業者を呼び、カライ氏は病院に連れて行かれるまで、およそ30分待たされたという。同社の総務部総務課係長だった中嶋郁夫氏は「我々は止血をし、傷口を抑えるように言った」と話す。八木貞雄総務部長は、同社が斡旋業者に連絡したことは認めたが、救急車を呼ばなかったのは緊急医療事故に該当すると思わなかったからだと説明する。その業者の到着や治療にかかった時間はわからないという。同社によると、カライ氏の事故が起きたのは、ベルトコンベヤーについている安全ガードが何らかの理由で外れ落ちてしまったため。この事故後、同社は製造ラインの安全性を確実にする方策を講じたとしている。 カライ氏は「すごい量の血が流れ、私は『痛くてたまらない。病院に行きたい、誰かと一緒に行きたい』と伝えたが、彼らは『私たちには関係ない』というばかりだった」と話す。

フィリピンのナースたちを100万人受け入れ..
外国人看護師、介護士の“候補者”受け入れとして、2008年に第一陣として約4百名が来日している。彼らの成否は、日本の国家資格を取得することに懸かっているが、2009年と2010年、2回の看護師試験で合格できたのは、外国人受験者254人中で僅かに3名しかいない。合格率でいうと 1.1%という厳しさだが、同じ試験の日本人受験者による合格率は約90%、という大差が付いている。その理由は明白で、インドネシアやフィリピン人でも、日本人と同じ、日本語による試験問題を受けなくてはいけないルールになっているためだ。もともと彼らは、現地で大卒以上の学力があり、看護の実務経験を持つスペシャリストとして来日しているため、専門的な知識については、日本の看護学生と同等か、それ以上の実力があると言われている。試験問題を、彼らの言語に翻訳した上で受験できるようにすれば、合格率は飛躍的に上昇することは間違いないが、日本では今のところ、外国人向けの配慮はしていない。さらに、介護福祉士の国家試験に至っては、日本の介護施設で実務経験を3年以上積むことが受験資格になっているため、外国人介護士の候補者が、入国して在留資格のあるうち(約4年)に受験できるのは1回限りで、それで合格できなければ帰国するしかない。