第84回アカデミー賞のノミネート/明日を継ぐために | clandestina

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第84回アカデミー賞のノミネートが米西海岸時間24日、早朝5時半にアカデミー本部米ロサンゼルスのサミュエル・ゴールドウィン・シアターにて発表された。話題の白黒サイレント映画『アーティスト』が10部門でノミネートされたり、『ファミリー・ツリー』も主演男優賞をはじめ5部門でノミネート、そして『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』でサッチャー元英首相を演じたメリル・ストリープが主演女優賞候補に挙がるなど予想通りのエントリーも数多かったものの、マーティン・スコセッシ監督の『ヒューゴの不思議な発明』が作品賞と監督賞を含む最多11部門でノミネートされたりと意表をついた“ダークホース”の出現も多かった。その筆頭を飾ったのが、映画『明日を継ぐために』のメキシコ男優デミアン・ビチルである。十代の息子をなんとか真っ当な人間に育てようと苦悩する違法移民の父親を演じたデミアンだが、主演男優部門では『J・エドガー』のレオナルド・デカプリオが有力視されていたので驚いた人も多かったようだ。レオはまだ若くこれからもチャンスのある俳優だし、それなら時にはマイノリティー俳優にも受賞のチャンスを、というアカデミーの配慮もあってだろうか。



次のビックリ候補は、『ドラゴン・タトゥーの女』で迫真の演技を見せた新人女優ルーニー・マーラの主演女優賞ノミネーションである。下馬評では映画『フィクサー』でオスカー受賞経験もあるティルダ・スウィントンが有力だったのだが、結局ノミネーションはルーニーに渡った。このノミネーションも前記のデミアン・ビチル同様に、一度受賞したことのある女優よりは新しい才能にチャンスをあげたい、というアカデミー会員たちの気持ちを反映した結果かもしれない。
そしてもうひとつ意外エントリーだったのは、映画『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』の作品賞候補入りである。興行的にはイマヒトツだった映画だが、今回アカデミー賞助演男優賞候補となったマックス・フォン・シドーもこの作品への出演によるものだし、クオリティー的には抜群の作品だったといえる。ちなみにマックス・フォン・シドーが助演男優賞候補になったことで、有力視されていた『人生はビギナーズ』の助演男優候補クリストファー・プラマーが苦戦を強いられることになるかもしれない。シネマトゥデイ映画ニュース

なぜ?国連に麻薬届く=メキシコの密売組織関与か

メキシコ麻薬密売組織の新手の密輸方法か-。国連当局は26日、ニューヨークの国連本部に「麻薬らしきもの」14キロが届けられ、ニューヨーク市警が捜査していると明らかにした。国連関係の荷物は通関検査が甘いと考え、米国への持ち込みのために偽装した可能性もある。当局によると今月16日、国連のマークが付いた二つの袋が届き、係員が調べたところ、ノートを束ねたようなものの中から見つかった。コカインとみられている。宛先などは記されていなかったが、メキシコから発送されたもよう使われた袋は通常の外交文書用郵便袋とは違う怪しい代物だったが、スター事務次長(危機管理担当)は国連の印が入っていたことについて「こうすれば米国に密輸できると考えたのだろう。麻薬密売業者は極めて頭が切れる。あらゆる手を使うのが彼らだ」と語った。ニューヨーク時事

地面に落とした心臓で移植手術、患者は無事退院

メキシコ市で今月中旬、移植のため摘出された心臓を搬送中の医療関係者が誤って地面に落とすトラブルがあった。移植手術への影響が懸念されたが、メキシコのメディアは25日、移植手術を受けた女性患者が無事退院したと伝えた。
移植を受けたのは、先天性の心臓疾患があった美容師のエリカ・エルナンデスさん(28)。ドナーの家族に感謝し「今の気持ちは言葉では表せない」と笑顔で語った。ドナーは交通事故で死亡した男性。心臓は摘出後にコンテナに入れられてヘリコプターで緊急搬送されたが、ヘリから下ろした直後にふたが開き、容器に包まれた心臓が地面に落ちた。地元メディアがこの様子を撮影しており、映像は何度もニュースで放映された。(共同)

紋別養護学校、5ヶ国料理が日替わりで

1月24日から30日までの学校給食週間にちなみ、北海道立紋別養護学校(阿部達彦校長、児童生徒30人)では23日から27日までの1週間、給食に世界5ヵ国の料理が日替わりで登場している。25日はタイのカレーライスがメーンディッシュ。普段とは少し違う風味だが「このカレーもおいしい」と笑顔の輪が広がった。25日に登場したタイカレーは、トマトベースのスープ仕上げ。カレー粉は使わず、ターメリックやココナツミルク、コチュジャン(唐辛子味噌)で、子どもたちの口に合うよう甘めに味を調えたという。サラダもタイ料理のヤムウンセンで、春雨や紫タマネギなどを使い、あっさり風味とした。
食堂に集まってきた児童生徒や教職員たちは「今日の給食はどんな味だろう」と興味津々の様子。おいしそうな香りに期待を高め、実際に味わって「おいしい」と大喜びしていた。メニューを考案し、子どもたちの様子を見守った松本文子栄養教諭は「それぞれの料理は、ネットや学校給食献立集で調べて自宅で試作して決めました。喜んでもらえてうれしいです」と目を細めていた。このほかに登場する国は、イギリス、韓国、メキシコ、日本で、イギリスは英語指導助手の出身国、メキシコは「どんな料理があるのか食べてみたい」との希望で決まったという