原発作業員英雄でも何でもない | clandestina

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福島第1原発:英雄でも何でもない…交代で懸命の復旧作業 

東日本大震災で被災した東京電力福島第1原発では東電だけでなく 原子炉メーカーや下請け企業の作業員らも懸命に復旧作業を続けている。 水素爆発や構内火災で一時は約50人にまで減った作業員を、一部の海外メディアには「フクシマ・フィフティーズ」と英雄視した報道もあるが、 実際は多くの作業員が交代で危機回避に取り組んでいる。 近く現場に入るという下請け会社の30代の男性社員が毎日新聞の取材に応じ 「不安はあるが、少しでも(事態の)沈静化に協力したい」と話した。

東電によると、原子炉建屋内は20日午前も照明が消えたまま。
安全性を考慮して放水時は放水だけ、電気工事の際にはその作業だけを行い、19日現在の従事者は約500人。 一方、3号機周辺の放射線量は19日午後2時の3443マイクロシーベルトが、
放水後の20日午前3時40分に2758マイクロシーベルトに下がったものの依然高い。 20日午前5時現在、以前の制限値だった100ミリシーベルト以上の放射線を受けた作業員は7人。 このため東電は交代要員集めを進めている。

取材に応じた下請け会社の30代男性社員は「東電から元請けに話がきて、 そこから1次、2次と下請けに要請があった。私も準備が整い次第向かう」という。 海外メディアなどの注目については「残っている人がずっと放射線を浴びながら 作業していると思われるかもしれないが、実際は法にのっとった管理で 人を入れ替えながら作業を進めているので、英雄でも何でもないと思います」と冷静だ。(中略)

「今後も原発で働きたいから」

それでも現場行きを決めたのは「原発の仕事をしてきた職業人としてのプライドより、沈静化した後のこと」だという。 「これからもこの仕事で食べていきたいという気持ち。断ったら後々の立場が悪くなるというか。 今の会社で、またこういう仕事を続けていきたい気持ちなんで、少しでも協力し、 会社の指示にできることは従って(やっていきたい)」と淡々と話した。

大震災、避難急ぐフランス人 周到なマニュアルで行動 

日本を襲った東日本大震災への各国の対応で、フランス人の動きの早さが突出している。 仏政府は関東地方に住む仏人に対し海外か西日本へ逃げるよう早々に呼びかけ、 他国に先駆けてチャーター機を成田に飛ばした。「やり過ぎでは」との見方もあるが、 その理由を仏政府関係者に尋ねてみると「現場の判断というより、 危機対応のマニュアルが自動発動したためではないか」との答えが返ってきた。

福島第1原子力発電所で水蒸気爆発が発生し、放射性物質の漏洩が確認された直後から 在日仏大使館は関東地方に住む仏人に対し退去を推奨。 西日本に逃げるための交通手段を大使館が用意し、仏に帰るための臨時便も次々と本国からやってきた。 関東に約7000人いた仏人はいまは約3000人しかいない。  関東地方に残る人には家屋にとどまり、窓や戸に目張りをするよう呼びかけた。 17日には仏人に対し大使館がヨード剤の配布を始めた。 飛散した放射線量のレベルからすればどうみても過剰反応だが、 それよりも大量のヨード剤を大使館がすぐに配れる体制となっていることが驚きだ。

こうした対応は大使館が判断し主導しているのではなく、周到に準備されている 精密な危機管理マニュアルが自動的に動いてるというのが仏政府関係者の見立てだ。 マニュアルは在外公館の行動に関しても詳しく規定されており、 今回も大規模な原発事故に対応し発動したとみられる。
この件について仏外務省に問い合わせたが、安全保障に関わる問題としてコメントは得られなかった。

翻って日本政府の対応は十分だったか。 今後の検証を待たなければならないが一部では批判の声も上がっている。 仏の用意周到な対応は現時点では「過剰」かもしれないが、日本に参考になるのは確かなようだ。 日経新聞

「日本国民の民度」と「日本政府の無能ぶり」が地震で際立つ=台湾

日本の沿岸部では普段から地震対策や津波対策が周知されており、今回のような大災害があっても悲しみに耐え、国民の民度の高さを示した。また、熱心な救援活動や復旧作業は、多くの国の敬意を勝ち得ている。劉氏は「一方で、政府の無能ぶりは各国の反面教師となっている」と報じた。
劉氏は、管首相は地震を利用して政権の延命を図っていると主張し、指揮官としての任務を全(まっと)うしていないとし、各省庁の大臣や役人も対応が非常に遅いと指摘。「とりわけ、福島原発事故の対応はひどく、11日の津波発生後、米国から緊急発電系統が機能しなくなるという事態にならないよう注意を受けていた。しかし、対応が後手に回った結果、連続で水素爆発を引き起こし、歴史的な原発事故となってしまった。原発先進国の日本で起きるべきではない事故だった」と述べた。
また劉氏は関東地方で行われている計画停電について、「もっとも致命的なミス」と指摘し、計画停電によって東京は大混乱に陥り、日本経済を麻痺させたと主張。「電車の運行は通常の3-5割まで減り、国民にできるだけ通勤・出勤しないよう求めたが、これは日本経済復興にブレーキをかけるものだ。民度の高い日本人は、無能な政府に苦労させられている」と述べた

今回の原発の国の対応に関してはどうなんでしょうか 日本では外国人でも日本の政治を日本人に聞くことは、タブーになった。何をしているのか分からないそれだけひどいという事だ。聞かれて困るのがこの国の状態。災害に対する危機管理は国民は持っているのに、政治に対する危機管理が働かないのはこの先、災害以上に不幸をもたらすのではないだろうか。