【交通事故】自転車の交通事故 | 弁護士石坂の業務日誌@武蔵小杉
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遺言・相続・親子関係・離婚問題などの家庭の法律問題から企業法務まで、弁護士石坂が取り扱っている様々な法律問題について書き綴っています。

どうでもよい情報ですが、私は、それなりに自転車好きで、学生時代は(学生にしては)高額な自転車を買ってそれで移動していました。司法修習生として研修していた際は、指導担当の弁護士先生が車に乗られない方で、仙台の街を自転車で先生と走り回っていました(歴代の修習生はみんな「自転車修習」と言っていたようです。)。

自転車競技などはやったことはないですけど、「車のブランドにはあまり詳しくないが自転車のブランドならそれなりに分かる・・・」という感じです。

コロナウイルス蔓延後の「新しい生活様式」では、自転車の利用が推奨されていますね。

私も久しぶりに新車を買いまして、ちょいちょい乗っています。

 

さて、これからますます自転車を利用する人が増えそうですが、それに伴って、自転車事故の発生件数も増えているように思われます。

自転車の関係する事故についても、基本的には交通事故として、損害賠償の話になるのですが、いくつか特殊性があります。

まず、【自転車VS自動車】の事故については、自賠責保険の適用がありますし、通常は自動車側が加入している任意保険も適用されます。通常、このような事故の場合には、自転車の方の被害が大きいと思われますが、少なくとも人損については自賠責の適用があるので、最低限の補償は見込まれるということになります。

過失相殺についても、【自転車VS自動車】については、判例タイムズ38号で基準がありますので、ある程度、過失割合の予想ができます。

しかし、【自転車VS自転車】の事故に関しては、自賠責保険が適用されませんし、人身傷害保険も適用されないケースが多いです。

また、治療費の支払は原則として自分主導で進めなければならず(健康保険の利用も検討する必要があります)、後遺症の手続をどのように進めるか、ということも難しい判断となります。

自転車にドライブレコーダーをつけている人はほぼいないと思われますので、事故態様の立証ひとつとっても苦労する可能性があります。

また、過失相殺についても、判例タイムズ38号には【自転車VS自転車】の類型の基準はありません。いくつか参考になる書籍があるので、それらを元に主張・立証していくことになりますが、実務上取扱いが固まっていない部分もあります。

自動車での事故に比べ、見通しがつきにくく、弁護士を入れる必要性も高い・・・ということになるのですが、他方で保険に加入していないと損害をきちんと回収すること(あるいはきちんと弁済すること)も困難ということになってしまうのです。

 

自転車事故の発生件数の増加、発生した場合に被害が重大になる可能性があること等の事情からしますと、自転車に乗られる方は絶対に自転車保険に加入すべきです!

(現在、自治体によっては自転車保険加入が義務化されています。まだ努力義務にとどまっているところも多いですが今後全国的に義務化されていくと思われます。)

             


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