10月の中頃 手前 ?! だったか
ある日突然、とある村の司法書士事務所からレターパックが送られてきた
この村には明治生まれの祖母と昭和一桁生まれの叔母が住んでいたが。。。
ナイユエそこの司法書士から????
中を開けてみると、遺産分割協議書が1枚だけ入っていた。
「なんのこっちゃ?」と思いながら読んでみると――
A男(=私の父。40年ほど前に死亡)の死亡により発生した未登記家屋について、
相続人全員で協議した結果、弟が登記することになり、
姉である私に放棄の同意を求める。
という趣旨のものだった。
つまり、遺産分割協議書という名の“財産放棄書”だ。
記名・押印し、印鑑証明書を添えて返送しろ、と。
……なんで私たち姉弟?
なんで父が亡くなったことで相続が発生?
叔母だろうが!!!?
それに、遺産分割書なのに、署名欄が私一人だけってどういうこと?
相続人全員の署名捺印が必要だろうに。
送られてきたこと自体が青天の霹靂だったが、中身はさらに奇妙だった。
司法書士事務所に電話をすると、
「その家屋はあなたのお父様がお金を出して建てた。だから叔母の娘ではなく、あなた方姉弟に相続権がある」
という説明。しかし、法務局と弁護士に確認したところ、やはり私の考えが正しかった。
第一に、父が半世紀も前に建築費を出したという証拠はどこにもない。
伝聞ではそう言われていたが、真偽は不明で、今となっては立証も不可能。
客観的に証明できるのは「叔母が住んでいた家」という事実だけ。
となれば、相続は「父の死亡」ではなく「叔母の死亡」で発生する。
相続人は叔母の娘、つまり従姉であり、私たち姉弟は無関係となる。
さらに、今回仮に私たちが相続人だったとしても、
「相続人全員が協議した結果」という文言は虚偽だ。
私は一度も協議に参加していないのだから、書くべきでない。
また、遺産分割協議書を名乗るなら、相続人全員の署名欄がないのは明らかにおかしい。
そこで「この書式では返送できないので、作り直してほしい」と司法書士事務所に伝えた。
すると、
「司法書士が出張から10月29日か30日に戻るので、戻り次第連絡します」
と言われた。
電話口に出ていたのはアシスタントだったのか?偉く高飛車な女性だった。
電話は約束した日には来なかった。
あれから2週間、完全に音沙汰なし。
≡(▔﹏▔)≡
(⊙_(⊙_⊙)_⊙)
北軽井沢よりもっともっとズ~~~~~~~~~っと田舎の地域だから、
もう“内内で法も無視して”進めるつもりなんだろう、と感じた。
従姉にも連絡したが、
「私は関わりたくないから、私のことは関係ないということでお願い」
と言われてしまった。
私よりも12歳も年上なのに。。。年齢は。。。。関係ないか('◇')ゞ😢
いや、関係ないと言われても、私は法定相続人を無視して物事を進める勇気はないし
してはならないことでしょうに。
司法書士には、正しい相続関係は伝えてあると話したが、
従姉も私も
「欲しい人がもらえばいい。私たちは要らない。連絡しないでほしい」
と、かかわりたくない”という気持ちは同じだった。
でもこういうのは普通知らぬ存ぜぬ、嫌だから放置していいとはならないし、
私には書類が現に送られてきたので対応せざる負えないので、
きちんと自分がすべきことと、伝えるべきことははしようと思いした。
後は相手次第というところまではした。
今現在は、司法書士から何も返事がない以上、もう私にはどうしようもない。
相手から連絡を待つ以外何もできない。
内内で済ませてもう私に連絡してこないというのなら
もう私にすることはない。
ただちょっと思うのは、
途中で放り出すくらいのいい加減な案件なら、最初から送ってくるなということ。
私にとって嫌な思い出しかない村と家屋だから、余計に腹立たしく感じるのかもしれないが、ほんとうに気分が悪い。
――とはいえ、今回ひとつだけ勉強になったことがある。
弁護士、司法書士、土地家屋調査士、税理士、社会保険労務士、弁理士、海事代理士又は行政書士は、
正当な理由があれば本人同意なく戸籍を開示請求でき、
附票まで追って現住所を突き止められるということだ。
個人情報保護法に抵触しないらしい。
キョワイ😨
「彼らは絶対に善意の専門家」という前提で成り立っている仕組みだと思った。
DV被害者などは、役所に「戸籍の附票を出さないように」と申請しておかないと、
加害者側に住所が伝わる可能性があるという。
印鑑証明はさすがに厳しいらしく、
私の地域(長野原町役場)では、随分しっかりしているようで、委任状を持ってきた人でも本人確認を徹底していて、
絶対にface to faceでないと渡さないとのことで、その点は安心した。
PS)あまりにもヘンテコリンな遺産分割協議書だったので
何人かの別の法律のプロの方々から本当に司法書士が書いたのかと私は聞かれて、もしや詐欺?
(´・ω`・)エッ?でもこれでどういう詐欺すんのと、思いながらも怖かったので調べてみたが、
本当の司法書士さんではあったらしい