ある日のことなんですけど。


プロのギタリストの方ならまだしも、アマチュアギタリストなのにこんな何本もギターがいるの?と妻に聞かれたことがあります。




そうですね…持論ではありますが


アマチュアだから沢山ギター買うのよ


 

と言いたいですね。




と言うのもプロのギタリストというのは大変高価なギターを現金で買ったり、ローンを組んで買ったりします。何百万円もするギターをです。




しかもそのギターはプロが道具として弾くと、長持ちしても10年とかで弾き潰れてしまったりします。特にフラメンコギターはもっと早くボロッボロになります。





なので、定期的にリペアに出したり新しい楽器を購入したりしますね。つまり道具にお金がかかるんですね。だから中途半端な楽器を買わないんですよ。




アマチュアだからこそお金の許す限り、そこそこの量産品をアレコレ買ってしまったりするわけです。




勿論プロのギタリストの方々も最低数本はギター所有してるとは思いますよ?フラメンコギタリストのトマティートだって信じられないぐらいの本数のギターを所有しています。うらやま。



↑関係ないけどモスのコーヒー美味い。




さて、松岡No.25Fの話をしたいんですが、元々R師匠のギターであることはブログの読者さんはわかってらっしゃるかと思います。





元々R師匠のギターだったんですが、R師匠が父が経営していたお店に松岡No.25Fを飾りました。(時々弾いてた)




その後父が貰い受け、しばらく現場で使用していました。その後何度かギターを買い替えるうちに松岡No.25Fは練習用ギターですらなくなります。そもそも父は練習用ギターという概念がありませんでしたが。




で、時は過ぎ私がギターを始めて数年経った頃ですかね。当時エレガットを所有していたのですが、父の知り合いがそのエレガットが欲しいと。


お前も俺の顔を立ててくれ、そのエレガットを渡してくれと。代わりに松岡No.25Fをやるからと。





当然私は嫌がりました。まだ20代でしたから多少見栄もありますよ。なんでピカピカのギターあるのにこんなボロッボロのギターと交換しないといけないの?


と。




結局半ば無理矢理交換させられました。で、更に年月は過ぎ私がフラメンコギターを始めた翌年の2017年に


ギター3本もいらんだろ?


と松岡No.25Fを父に取り上げられてしまいます。





なんなの?と読者の方はお思いかもしれませんが、当時の私は確かに松岡No.25Fをほとんど弾いておりませんでした。持って行っていいよと素直に父にギターを渡しました。





それがまた数年経って私のところに戻ってきたのです。しかし…父の所有ギターって恐ろしくボロッボロなものばかりです。最近手に入れたギターはマシですけど河野といい、信濃といい…相当扱いが悪いように見えます。




それはさておき、私がフラメンコギターを始めてからというもの沢山のギターが家に来ては去ってきました。今現在所有ギターは5本ありますが、今まで手に入れたギターを手放さなければ13本になっているところです。つまり8本放出したわけです。




置き場所に困りますから、波長の合わないギターというか気に入らないギターは手放さなければなりません。手放したギターの殆どに心残りはありませんが、田村フラメンコギターだけは後悔しています。音量はなかったものの滋味深い音というか…練習用ギターとして残しておいても良かったと絶賛後悔中であります。





でも弦長が660ミリあったんですよね〜ネックは薄くて弾きやすかったのですが、指にストレッチがかかる運指だとやっぱり弾きにくかったので…手放してしまいましたね泣



こんにゃくいもの手は小さいのでこれあわない!と発作的に思ってしまったんですね。今なら多少上達してるのでそこまで苦にならなかったかもしれません。いやー惜しいことした!田村フラメンコギターまた手に入れようかなーとネットオークション見ながら思案中です。



え…?落札したら

またギター増えるがな!