先日メインギターにプロアルテのブラックナイロンを張った話を書きましたが、今日は試しにルシェールに張り替えてみたんです。
めっちゃ音が重くなったやん…
いや、これはこれで良いのですが…カリカリとした音で軽くはじけるような音だったメインギター、ホセ・アントニオがやや重苦しい音になりました。
フラメンコギターを知ってる人しか分からない例えになりますが"ブランカなのにネグラになったような感じ"と言えば良いでしょうか…
あと丁度いいテンション感だったのに張りが強い感じがしました。
ギターって奥が深いなぁ…
練習用ギターのエンリケは音が細く軽いので、ルシェールの太めの高音弦による、太めの高音が丁度良く短所を補い長所を伸ばしたのでしょう
低音弦はひたすら金属的ですから低音のパワー感がやや足りないエンリケの短所も補ったかと思います。
メインギターのホセアントニオはボディの剛性が強く、パワフルで高音も太く(柔らかい音ではない)鋭い音のため太めの高音弦だと野暮ったくなった可能性がありますね。低音も元々ギラギラしてますからルシェールのギラギラした低音弦と合わなかったんでしょうね…
パワー+パワーみたいな。
その点プロアルテブラックナイロンは全体的に軽くやや高音寄りの音作りなので、メインギターと相性抜群だったんですね。
数時間で元のプロアルテブラックナイロンに戻しました。アホや…
本当にギターと弦の相性って難しい物があります。まぁ、要は好みかどうかというのもあるのでしょうね。
一概にこのギターにはコレ!というのはないでしょう。弾く人によって理想の音は違うのですから…
私にとってフラメンコギターがフラメンコギターたる所以はクラシックギターにはない音の軽さや歯切れの良さなのです。