あっという間に三月になっており、気がついたら桃の節句を過ぎてました・・・
我が家の雛人形はここ数年、住宅事情により封印されたまま。物が増えすぎたリビングには、お雛様の居所なんてついぞございませんから。
雛人形といえば、我が家のお雛さんは、昔の京都の職人さんが作ったもので、お顔だけはキレイ
が、全体としてその保存状態は非常に悪い
いうならば
明かりをつけましょボンボリにぃ~~♪(行方不明)
お花をあげましょ桃の花~~♪(行方不明)
五人囃子の笛太鼓 (道具がないのでそこにいるだけ)
それだけではない。左大臣はいるが右大臣は行方不明
三人官女は全員そろって失踪中
三人の下の方に座ってる男性 (下人みたいなの)は、存在するものの、足が折れ、手首がもげ、腕があらぬ方向を向いている。本当ならば、そんなヘラヘラと笑った顔を見せてる場合ではなく、救急救命センター行きが確実な状態だ。
そしてお雛様と何の関係があるのかわからない、髪の毛ボサボサの謎の呪いの人形のようなものが数点、箱の収められている
家具だの調度類にしても、数点存在するだけで、あとは行方不明。
平安時代でいうところの、「おちぶれた宮家」といった雰囲気をただよわせる、ハゲハゲのお道具類に
お雛様も髪の毛がピンピンはねてらっしゃる。
が・・・顔だけはキレイだから、余計に
「う・・・静かに怒ってる・・・」 と感じずにはいられない
福知山出身の父方からのものなのだが・・・その歴史ゆえに、夜みると百鬼夜行のような雛人形。
お雛様を出すというのは、華やかになるので好きだったのだが、夜見る不気味さと、出すのはいいが、しまう手間を考えると、ついつい 「え~~よ、もう、どうせ晩婚になるのは確実なんやし~」と放置しているのである。
ずいぶんと出していないので、呪いがあるならひとしお効果を増しているだろう。
雛人形を出さないと晩婚になるっていうけれど、その通りだわね~~!私が未婚なのは「雛人形」のせいよっ!
母方の曾祖母が嫁入りのときに持ってきた雛人形は、ひとつひとつが赤ん坊ほどの大きさのものだったらしく、曾祖母はお嬢様だったので、それはいい品だったらしい・・・が、はやり保存状態に問題があり、昔むかしに、保管していたままネズミに食い荒らされていたらしい。おそるべしネズミの雑食性。
今後、この雛人形お辿る運命は、不明である。