退院してからおよそ３週間頃、２回目の手術から１ヶ月が経とうとしていた。

ついに術後初めての通院の日だった。

母が運転する車の助手席に座り、病院までの道中景色を見て過ごしていた。

ぼんやりと。

幸せそうだ、みんな今日も。

そんなことを考えていた。

久しぶりの総合病院は相変わらず混んでいた。

予約した時間から２時間ほど待たされ、やっと私の診察がまわってきた。

コルセットをつけた状態で２時間座るのは辛い。

だが耐久レースには慣れている。

（辛いことには耐性がついたのだ）

人生楽しんだもの勝ちなんて嘘だ。

人生あらゆる経験と知識を得た者が勝者だ。

と勝手に思っている。

Y先生「しばらくだったねー。調子はどう？」

私は思いのたけを話した。

① お風呂に入りたいけどいい？（傷口が化膿すると良くないから、完璧に塞がるまでとめられていた）

Y氏いいよー

② 傷口が痒いのだが、、、

Y氏かいちゃだめ。泡で洗ってくだされ

③ 肋骨が前に出過ぎなのでは？

Y氏今は背骨も肋骨も理想的な位置にある。手術前の位置がおかしかった。

（妄想③′ 胸より肋骨が前に出てどーする！）

（妄想Y′氏お前が貧乳なのが悪い）

④ 右足が痛いし、痺れる

Y氏考えられるのは、神経が伸びた影響か、脊椎に刺したボルトが神経に触っているか、、、来週念のためにMRIをとりましょう。神経に触っていたら再手術です

⑤ 柔軟性は戻るのか？

Y氏時間が経てばある程度戻る。けど以前よりは柔らかくならない。今は無理しないでね

（妄想⑥′ 辛いっす。）

（妄想Y′氏みんな辛い思いをした。今大切なのは辛いことから逃げるんじゃなくて、君が乗り越えていくこと）

⑦ コルセットはいつまでつけるの？

Y氏とりあえず来月の検診で決めよう

妄想も含めてこんな感じだった。

診察時間は僅か５分。

疲れた、、、

早く帰って横になりてえ、、

診察を終えたら売店で傷口に貼るテープを買い、そそくさと家路についた。

その日の夜は、久しぶりのお風呂を堪能、、、

、、、とはいかなかった。

可愛いチビたちとギャーギャー騒ぎながら入ったので、ゆっくり落ち着く時間すらなかった。

母は辛いよ。

背中の傷痕に貼ってあったテープを新たに貼り替えてもらい、体がスッキリした私はリビングに戻った。

その時スマホからLINEの通知音がピロン🎵と鳴った。

旦那さん『キャッシュカード返せ。』

ピロン🎵

旦那さん『俺のETCカード返せ。』

ピロン🎵

旦那さん『財産分与どうするか決めた？』

ピロン🎵

旦那さん『何で連絡くれない？』

ピロン🎵

旦那さん『家のローンは自分で払え。』

これから毎日続くLINE攻撃に、私は恐怖を感じることになった。

↑

こんな感じで今回のオチをまだかまだかと

期待していて皆さん、、、

すまぬが、今回はオチなしっす！

次回に期待！

退院後3〜４週間 痛いのは傷痕なのか心なのか

退院後3〜４週間痛いのは傷痕なのか心なのか