今更ながらですが、田中芳樹著『銀河英雄伝説』全10巻、読みました。
読み始めるきっかけは、七海ひろきさん(かいちゃん)。かいちゃんが宝塚在団中に自らの印象に残る作品と話していることを知りました。それをきっかけに、宝塚で舞台化された『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』をリサーチ。プログラムや当時の歌劇誌なども読み漁り情報収集。推しのかいちゃんが好きな原作本を読んで見ようと我が街の図書館で借りてきました。表紙を見て、漫画だと思ったら、小説でした~(笑)。全10巻、読破できるのかという不安の元読書スタートでした。
全10巻、およそ3200ページ!「めちゃくちゃ面白かった~」と一言では語れないいろんな思いがありました。とにかく登場人物が多い!未来の人類の話だけど、どういうわけか登場人物はすべてドイツ語名。宝塚のプログラムと照らし合わせ、この人は、凰稀(当時主役を演じた宙組トップスター凰稀かなめ)チームの人、こっちはキタロー(緒月遠麻)チームの人って感じで、原作の登場人物と宝塚の配役を照らし合わせての読書でした。何度もプログラムを見返すのは楽しかったな~。原作に描かれている容姿や髪の毛の色とプログラムのそれを比べるのも面白かったです。
読み始めは6月から
7月上旬、珈琲のお供は『銀河英雄伝説』
宇宙戦争の話だけど、戦略とは、戦術とはという点で考えさせられる。リーダーの資質についても勉強になる。簡潔明瞭だからわかりやすい。
納得いく表現もある。「呑まなきゃやってられない!紅茶にブランデーもっと入れてくれ」みたいな場面。「それは思い込みでしょ。野菜ジュースでも同じでしょ」というくだり。お酒で憂さ晴らしできるって思い込みかもね(笑)
とにかく頑張って読んだよ。2023年の猛暑は『銀河英雄伝説』と共に過ごしたよ。
やはりアタシは、かいちゃんが演じたウォルフガング・ミッターマイヤーが好きやね(笑)。こんな素敵な人を演じてたのね~
最後は一気に読みこんだ!
8月下旬、まだ暑い朝だったな~
とうとう読み終えた最後の章10巻!
しかし、戦闘場面の描写、夢にまで出てきたわ~。ちょっと気分がおかしくなりそうになったのは事実。たとえば、「生きながら火葬される」とか。エグイというわけじゃないけど、読み手の想像力を一気に掻き立て、文字を視角で追い、頭の中でその文字が映像になってくる。夜に夢も見たしな~
でも、最後まで読めて本当に良かった。読んでおくことをお勧めする1冊です。
読んだ後に思うんだが、宝塚の舞台『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』観てないのは惜しまれるぞ!全ての配役が原作通り!
さて、次は、気楽に読める本を探そう(笑)。