今日はフランス革命記念日
ということで、この本をご紹介。
2020年1月に刊行された新書、高遠 弘美著『物語 パリの歴史 』読みました。
面白かった~!
どの街角を歩いても歴史に出会う街、パリ。その尽き果てぬ魅力が、2000年以上にわたる歴史とともに時系列で分かります。
複雑な王朝家系は一度読んだだけでは理解できませんが、漫画で読んだり、舞台や映画を何度も観たフランス革命からナポレオン登場のあたりは、読みながら様々なシーンが脳裏によみがえりました。
特に勉強になったのは、パリ万博、ドレフェス事件、そして第一次世界大戦から第二次世界大戦あたり。それらの歴史が、現在のフランス第五共和制にどうつながるかという流れが良く分かりました。歴史の教科書のような本ですが、歴史が起きた場所、街角の説明もあり、歴史をたどるパリ観光のガイドブックになりそうです。パリの歴史に思いをはせ、次のパリ旅行では、ここへも行こう!と思う場所がたくさんありました。それはガイドブックに載ってないけれど、とても意味ある生きちるパリの横顔です。何度も読み返せる面白いパリの歴史本。機会があればぜひお読みください。
第五共和制の大統領
シャルル・ド・ゴール
ジョルジュ・ポンピドゥー
ヴァレリー・ジスカール・デスタン
フランソワ・ミッテラン
ジャック・シラク
ニコラ・サルコジ
フランソワ・オランド
エマニュエル・マクロン
ニュースでよく聞いたフランス大統領の名前
何だかテンション上がってしまった。
私、ミッテラン大統領に遭遇したんです。1989年7月14日シャンゼリゼ通りで行われたフランス革命200周年の軍事パレードで。ちょうど31年前の今日ですね。忘れることが出来ない旅です。
そして、2019年12月には、シラク大統領のお墓にもお参りしました。
日本の総理大臣をお見かけしたり、お墓詣りしたことないのね~
変わるパリ
変わらぬパリ
石畳に刻み込まれたパリの歴史が
今のパリを支えている
パリが恋しい
パリへ行きたい
萩原朔太郎の詞
ふらんすへ行きたしと思へども
ふらんすはあまりに通し
今まさにこの詞が心に沁みます