『19度目の台湾旅行 2016年11月5日~11月7日』
2日目②
早餐の後は、キラキラ眩しい朝日の中、小琉球をバイクでぐるぐる回ります。まずは、白燈台へ。丘の上にある燈台まではバイクがあれば上り坂もへっちゃらです。
1929年に建てられました純白の燈台。台座から塔のてっぺんまでは約10㍍。
白燈台は白灯楼ともいわれ、この燈台と鵝鑾鼻にある燈台は、台湾海峡とパーシー海峡を通行する船を誘導する国際性の高い灯台だそうです。白燈台、鵝鑾鼻燈台は、兄弟なのね。鵝鑾鼻燈台へ行ったのは2015年の12度目の台湾旅行の時でした。二つの燈台へ行けたこと、とても嬉しく感じます。どちらも朋友さんのお蔭です。これも何かのご縁でしょうか?
青い空に白い燈台。清々しい光景に感動します。
燈台の周囲をぐるっと歩いてみると、さっき朝ごはん食べた大福漁港が見えます。「あれだ!見える!見える!」
とっても嬉しくなります
白燈台からバイクで走るとこんな光景も見えます。
ここだけじゃなく、島内をバイクで走っていると、至る所で倒れた木を見かけました。台風の後は、暫くの間、停電、断水などライフラインも遮断されていたそうです。自然の驚異に愕然とします。
白燈台から少し降りたところには、「百年榕樹」と呼ばれる古木があります。「榕樹」は「ガジュマルのこと。朝の日差しに包まれ、静かに佇みます。百年に渡り、静かに島を見守っていた榕樹に偉大さと神秘さを感じます。
この榕樹のそばには、「榕樹公」という土地の神様をお祀りしいる小さな廟があります。榕樹が作る木陰には多くの島民が涼を求めてやって来ました。人々の信仰への思いや百年榕樹の存在を思うと、島民にとってこの場所が心のよりどころになっていることが分かります。
背高のっぽの百年榕樹。低い植物の多い小琉球ではとても珍しい植物です。生命力が強靱な榕樹の幹は、とてもたくましいです。枝やひげ状の根は、地面まで根を降ろし支柱根を形成します。この力強さは台湾人の強さにも通じていると思います。
百年榕樹の後ろ側の小路を進むと海が開けていて、変化に富んだ海岸線が見れます。
ズームで撮ると、小琉球が珊瑚礁で出来た島だという事が良く分かります。
再びバイクで走ります。時刻はまだ8時44分。早起きすると朝から沢山回れます。旅をするときは、絶対早起きがお勧めですよ。
百年榕樹のある場所も白燈台と同じ島の高台です。海岸線に戻るまでにはこんな風景が堪能できます。
小琉球は、同じ場所でも時間やお天気によってその表情が変わります。バイクで小琉球ぐるぐる、とっても楽しいです。それに、「あ、ここ通ったね~」「昨日のあの場所だ~」って土地勘も出てきます。その時のなんて嬉しいことか。「住んでるみたいに旅したい」という私の旅のコンセプトを心から感じることが出来るんです。
私達の台湾ぐるぐるは続きます。島鬼洞前の環島公道を通ったのは何度目?昨日はこの場所を越えて夕陽を見に行きました。行ったり来たりで3度は通ってるかも
海の浸食によりできた洞窟が最も多い場所なので、遊歩道が整備されてます。それでも、洞窟探検は勇気がいってスリリング!
細い階段を降りたり登ったり。まさに冒険ですね。
空が見える遊歩道に出ると安心できます
そしてこんな美しい光景に巡り合えます。景観台も整備されているので、ゆっくり景色を眺められます。
岩に寄せ付ける波。手つかずの自然に悠久の歴史を感じる。
こんな光景をぼ~っと眺められる幸せに感謝です
沖では漁師さんがお仕事中??それとも釣り客?
見る場所によって違った美しさが見れます。
海の色、、、同じ色じゃないんです。どの色もとても綺麗。
島鬼洞は、海や洞窟など見どころ満載。ゆっくり散策をお勧めします。「慢慢的~」「のんびり~」が小琉球巡りの楽しみ方です。
ここで一旦民宿に戻ります。チェックアウトの準備を済ませます。
お世話になった小琉球彼空映旅宿 / Beacon Inは、とても綺麗で快適でした。それに、凄く静か。静かな環境って、色んな事を忘れされてくれます。台北や高雄では駅に近い立地条件で宿を選びますが、離島に来た時は、このような「離れ」を選ぶことも旅を楽しくする要因になります。歩いてすぐ行けるコンビニもありません、外に出ると真っ暗でした。これが離島の楽しみ方なんです。この宿を選んでくれた朋友に感謝です。ホント、落ち着けました。
小琉球彼空映旅宿 / Beacon In
琉球鄉杉福村復興路169之61號
HP ⇒こちら
チェックアウトを早めに行ったので、荷物を預けて再びバイクで小琉球ぐるぐるを続けます。
続きは次回に 。