雪組トップ 壮一帆 退団発表 | J'aime・・・

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私の好きな台湾、五月天、そして宝塚。
好きなものに囲まれた日常の出来事を書き留めていきます。

 昨夜、宝塚友達のKさんから飛び込んできた「壮さん退団」のメール。とても驚きました。ついにその時が来ましたか…。遠からずという予感はありましたが、まさか今夏とは思ってなかっただけに、動揺しました。「きたか、ついに…」ですね。

壮一帆 
 一帆というトップスター。私は、観劇にブランクがあるため、雪組→花組→雪組と組み替えした時期の壮さんを知りません。だだ、下級生にトップの座を越されての組み替え、しかも、常に自分の前を進む同期のいる組への移動を聞いたときは、正直、「駄目か」と諦めてました。その壮さんがトップに就いた時は、本当に嬉しかったです。そして、トップ就任お披露目公演「ベルサイユのばら~フェルゼン編~」。私の知っている線が細く固い芝居をする壮一帆はそこにいませんでした。発声法から異なるその歌い方、全身から放たれるトップのオーラレインボースター、そして、魅せて観客を引き込む芝居、フィナーレでは、今まで観たことのない満面に輝く笑顔。壮一帆に何があったのか?何が彼女を変えたのか?という驚きと喜びの舞台でした

 さんの舞台を観て、さんの舞台観を知り、その信念の強さに感動しました。あくなき向上心、目標に向かって進む強さ、「私がトップスターである以上、組の方針には付いてきてもらうし、同じ目標に向かって走ってもらう。その道しるべになる責任は私が必ず背負い、全うする。」といいきった潔さ。そして、その言葉に相手娘役:愛加あゆ「私は、壮さんを見てゆくのではなく、壮さんの向かうところを見ていたい」と答えました。素晴らしいコンビです。息の合ったコンビとは、こういうふたりをいうのでしょうね。この壮さんの思いは、先日まで東京で公演されていた「Shall we ダンス?」「CONGRATULATION 宝塚!」において、変わりゆく雪組として現れていまた。自由に伸び伸びと舞台に取り組む雪組に期待していただけに、とても残念です。
 100周年の今年、同期の蘭壽とむと肩を並べ去ってゆく壮一帆。最も美しい時期に去るのが宝塚の美学であり、宿命でもあります。散る花の美しさをさくらとはなびら、残された「心中恋の大和路」(3月シアタードラマシティ、4月日本青年館)そして、サヨナラ公演「宝塚傾奇絵巻『一夢庵風流記 前田慶次』~原作 隆慶一郎『一夢庵風流記』 グランド・レビュー『My Dream TAKARAZUKA』(宝塚大劇場:6月6日(金)~7月14日(月)、東京宝塚劇場:8月1日(金)~8月31日(日)で魅せて欲しいです。
前田慶次 壮さんの退団は、寂しく残念ですが、残された舞台、どう魅せてくれるのか楽しみでもあります。最後の最後まで、進化し突き進む壮一帆の男役の美学を見せて欲しいです。壮さん、みんなで観に行くよ~