肩口に粉瘤という塊ができてしまいました。毛穴からばい菌が入ってそれが塊になっていくものだそうで、若い頃にも何度か手術で取ってもらったことがあります。ですから、私にとってはルーチンに近い手術なので、家の近くに最近開院した皮膚科にいきました。
上半身裸になって手術台に横たわります。うつぶせになったところで、看護師数人が寄ってきます。そんなに大層な手術じゃないのに、すごい人数です。開院直後なものだから、看護師さんたちも寄せ集めらしく、これは、どっちに置こうとか、下には何を敷こう、いやこっちがいいのじゃない?という具合に、和気あいあい、井戸端会議のような具体です。言ってみれば、ルーチンの手術じゃなくて特別な手術です。
院長先生は、どの看護師さんよりも若く、言葉遣いも丁寧です。局所麻酔ですから、「そっち側を引っ張ってくださいね」という生々しい言葉が聞こえます。
結局、病院に入ってから会計を済ますまでに45分で、薬指の先くらいの大きさの白い塊を取り出して、無事終わりました。
5千円は仕方がないな、1万円はいやだなと思っていたら、7千円でした。まあ、平和な手術ではありました。