2012年4月16日、男女間の賃金格差の実態を一般の人に伝える


欧米発のキャンペーン「イコール・ペイ・デー」が全国各地で行われました。


「(格差に)レッドカード」という意味を込めた赤い服を着た女性達が


通行人らに広報を行いました。



主催は、働く女性らで組織するNPO法人


「日本BPW(ビジネス・アンド・プロフェッショナル・ウイメン)連合会」



日本では、今回が初だそうですが、欧米では数年前から


女性団体などが、男女間の賃金格差を伝えるため、


男性の賃金の1年分と同額を女性が得るためには、


女性は何日余分に働かなければならないかを試算して公表しているそうです。



2011年度についての厚生労働省の調査によると、


パートを除く男性の一般労働者の平均賃金は月額32万8300円で、


女性は23万1900円で男性より約3割少ない結果。



同連合会がこの額を基に試算したところ、


女性が男性と同額の賃金を得るためには78日多く働かなければならず、


1月1日から週5日間働く計算に当てはめ、「イコール・ペイ・デー」が


4月16日となったそうです。



職種によっては、男性に向いている仕事もあるかと思いますが、


男女差のあまりない事務職等でも、男女間での賃金格差を


感じずにはいられません。



また、近年、離婚、シングルマザーも増えていますが、


シングルマザーの年収は、生活保護費や児童扶養手当を含んでも


全国の全世帯平均年収の4割に過ぎない、というデータもあります。



男女雇用機会均等法が施行されて、26年、


女性に対する差別の努力義務規定が禁止規定となって13年。



まだまだ、働く女性にとって、社会は厳しい、と言わざるをえませんが、


今後少子高齢化により労働力人口の減少が予想されるため、


男女間の賃金格差を少しでも是正し、


女性の力をもっともっと活用できる社会を作る必要があると思います。



頑張れ!おんな力!


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