”鉄分補給”の旅 2019年早春@信濃路(その2) | 知は力!痴は活力?

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 小淵沢から中央東線で下諏訪へと向かいました。



 下諏訪を通過する特急”あずさ”です。知らないうちに新型車両が投入されているようです。
 


 下諏訪は温泉街としてだけでなく、中山道の宿場町でもあり(さらに中山道と甲州街道の分岐点でもあるようです)、なおかつ諏訪大社の門前町でもあるという、なかなか歴史を感じさせる町です。


 本陣跡も保存され残されています。
 残念ながら門が閉ざされており、内部の様子はわかりませんでした。


 町並みと温泉、さらに駅からほとんど徒歩圏内に外湯がいくつもあって、さぞ賑やかだろうと思っていましたが、予想に反して日曜にも関わらず静かなものでした。
 やはりまだ4月の上旬は、観光時期を少し外れているようです。



 下諏訪駅から5分少し歩いて、菅野温泉があります。
 入口から少し路地を進み、奥まったところにある銭湯形式の温泉です。


 温泉の入口に隣接して、なにやら由緒ありげな門構えが。 
 代々続く開業医のお宅にで保存されているようです。
 地方の小さな町で何代も続く開業医とかいうと、俗に言う名士みたいな家柄かなと勝手に想像しましたが、




 さにあらず、意外と民主的でした(笑)
 どうやらこの地域の『9条の会』とか、されているようですね。


 さて菅野温泉(”すがの”と読むかと思ったら、正しくは”すげの”だそうです。 あい様、ご教示頂きありがとうございます)の内部です。まだ12時少し前でしたが、観光客というより地元住民の方が数名、先客でおられました。


 番台周りは、こんな感じです。レトロ感があって良いですね。
 お代は230円と、また良心的な価格設定でした(笑)


 再び町歩きをして、途中で腹ごしらえをし、次の外湯に向かいます。


 しかし古い町並みで、坂道があるだけで景観が数割り増しになるのって、何でですかね。



 というわけで、二ヶ所めは坂の途中にある『旦過の湯』に入りました。


 温泉の由来が書いてありました。
 何か弘法大師が開いたとか地域柄、武田信玄の隠し湯とか、よくある開湯伝承かと思ったら、鎌倉時代の寺院とか修行僧の為とか、地味にリアリティのある由来でした。
 ここはとにかく湯温が高く、熱さをこらえて230円分浸かってきました。(関西人的発想ですみませんねぇ)

 さて予定以上に下諏訪の温泉と町歩きを堪能してしまった為、岡谷から飯田線を南下して、という当初の算段が狂ってしまい(といっても殆ど行き当たりばったりですが)、目標を変更して信州乗り鉄旅を続行です。
 


 せっかく信州まで来たので、一度見て訪れたいと思っていた場所があり、下諏訪から再び中央東線に乗車し、そのまま松本まで行きました。
                       (続く)