万灯会(まんとうえ)@京都市東大谷 | 知は力!痴は活力?

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 お盆休み中の15日に、東山区東大谷まで、墓参に行ってきました。

 通常なら夕方までで閉められてしまう墓地が、お盆期間中のこの時期は、日没後も参拝する人々で賑わっています。



 東山の中腹辺りまで広がる墓域全体が、無数の灯篭で明るく照らし出され、何とも壮観です💡



 東大谷墓地に隣接して、親鸞上人を祀る大谷祖廟があり、こちらも色とりどりの灯篭で、次々に訪れる参拝の老若男女を照らしています。



 その一画に、竹筒灯篭で「へいわ」の文字が表されていました。(読みづらいアングルで申し訳ないです💦)




 傍らの案内板によると、前日が「じひ(慈悲)」で翌日が「えん(縁)」とのことで、いかにも仏教的なキーワード選択ですが、「愛と平和と、“人と人とのつながり”」というと、ごく普遍的なものですよね。

 と、ここで「民衆を慈しまず」「平和を名目に戦争の道筋を開き」「“99%”の民を分断して孤立させ」“今だけカネだけ自分だけ”の支配欲や蓄財欲や名誉欲の権化な1%の奴等は、到底許しがたい仏敵とでもいうべきモンですやろな(`Δ´) と、ツッコんでおいて。


 まぁそれはさておき、仁和寺は京都の夏の行事でも、祇園祭とか、五山送り火なんかより、この万灯会が一番好きですね~

 観光向けイベントの状況を呈している両行事より、まだ万灯会は信仰に多少なりとも根ざしているわけですが、それにしても日本の仏教は、祖霊信仰・祖先に対する祭祀がメインで、それが『葬式仏教』と揶揄される背景であることが良く分かりますよね。