昨晩、釣りの弟子で世界を釣り回る怪魚ハンターの宮内君が、多摩川の仙人と呼ばれているタキタ君を釣れてやってきた
つとむさんに多摩川の天然うなぎ捕って着ました
昨日は激流で死にそうになって、止めて帰ったんですけど、今日はタキタさんが１本だけしとめました。これ凄い旨いから食べてください僕が知る限り多摩川の中流の急流域に夜中潜っているのは彼らだけです
週末は上流付近で雨が降っていて川底の岩から手が離れると洗濯機に揉まれるように流されるというまさに命がけのナイトフリーダイビングをしている訳です
でも彼らに危ないから止めななんて一言も言わないです。それは彼らが今までに世界各地の手付かずの秘境を、完全サバイバル生活で何ヶ月も渡り歩いているからです
パプアニューギニアのジャングルでは、毒ヤリが飛んできたり、深夜は蚊帳の中でマラリアの蚊の猛攻撃を受けたり。そして北海道の原生林では、熊に追い掛け回され、時には四国で水没の可能性がある暗黒のトンネルの様な場所で幻の魚を追うそんな彼らに多摩川の激流で夜中に完全防水のヘッドライトの明かりだけで潜るなんぞは朝飯前です。
日曜日、川崎本店の深夜勤務を交代して、木更津の自宅に天然うなぎと共に帰ると、（また何貰って来たのぉ～）と手に持っている発泡スチロールを見ただけで、うちの嫁はそんなことを言う
バカ何言ってんだ！今日は究極のうな重作るんだ！！３時間仮眠したら起きてやるから。。。。
と言い残して仮眠に入り、起きてからまずは、その天然うなぎの大きさにあったまな板作りからだな
とホームセンターに行く。そして僕の究極のうな重作り開始です
うなぎ捌けるの
ってことなんだけども、僕は学生時代、東京湾の釣船の船長をしていて（上乗りじゃないですよ）。船長していて、夜アナゴ船を担当している時期もありました。もちろんお客さん全員分を船の上で捌きます。なもんで、長物は最近やってないけど朝飯前
でも今回の天然ウナギはアナゴの何倍も大きさがあります捌くのに自信あったんで、動画を撮ってみました。僕のうなぎの捌きをご覧くださいこちらです。どうぞ
天然ウナギを捌く！！
やあ、やっぱり大きく骨も太かったんで、アナゴみたいにシャーっとは引けなかったです。でも綺麗に捌けました。そして適当な大きさに切り分けます
そして切ったものを今度は１時間ほど日本酒に浸けます。理由は解りませんが、教えてもらいました。清流に泳いでいたうなぎなので捌いた時の生臭さは全くなかったのですが、プロはこうするそうです
日本酒から出す時に少しヌメリが浮いてきたので包丁でこそぎ落しました。
そして骨は油で２度あげて骨せんべいにします。肝はお吸い物にします。
日本酒に１時間浸した天然うなぎは、蒸し器に入れ、蒸し開始
そして骨せんべい揚げ物開始そして、外は雨がガンガン降っていたので、部屋の中で炭を起こします。もちろんキッチンでですけど。私ぃ～色んな所で炭を起こすの得意です。だからたまに気合が入るとキッチンでも七輪持ってきてやるんです今回は大きめのコールマンのバーベキュー用の七輪に備長炭を敷き詰め、炭に着火剤を入れて、炭の火起こしを始めると。。。。。ここで事件発生！！
着火剤ってあまり使わないんですが、今回着火剤なるものを試してみると、勢い良く黒い煙と炎が
僕は、着火剤便利ぃ～なんて思って余裕で火起こししていると、火災警報器がなり始めてしまいました。こんな設備うちに付いてたんだと思っていると（新築の家火事にする気
外でやってよ）と嫁が怒鳴り込んできました。外雨降ってんじゃんかよってベランダの下の少し雨がしのげる所に炭起こしいどうして、キッチンに戻ってご飯炊けてるかなぁ～って炊飯器の蓋開けると。。。。。
おい！炊き込みご飯じゃね～か！！今日朝からうな重作るって言っただろ！！（自分の分は自分でやってよ
）鬼か！！
そして、ご飯といで、白飯の準備していると、うなぎを蒸し器に入れているのをすっかり忘れてしまいました。
ずいぶん蒸しちゃったなぁ～
タケ串を掴んで蒸し器から出そうとすると、もうかなり柔らかくなっていてうなぎが串から落ちちゃいます。大失敗です。
もちろん網の上に原型を止めたまま乗せる事不可能。ひっくり返すことも不可能
網を２枚重ねてひっくり返して焼きました。
最後で失敗しました。凄い悲しいです
涙が出てきそうです宮内君、タキタ君、御免なさいですでも白ご飯が炊けて、たれに漬けて焼いた天然うなぎ
山椒の粉も買ってきてあったので、好きな山椒の粉を多めにかけました。
肝すいも出来上がって、見た目は悪いけど一人で試食
うまい！！うまい！！本当にうまい！！！
以前川崎のうなぎ屋で食べたものよりも断然旨い
味、ホクホク感バッチリです。次回は、見栄えもちゃんと出来るように頑張りたいと思います。まずはうなぎ捕りに行かなくては
宮内君、タキタ君
ありがとう。次回は俺も潜るよ。頼んだよ。