ウェス・アンダーソン監督の新作
ムーンライズ・キングダム
MOONRISE KINGDOM
を観て来ました。
1960年代のニューイングランドの小さな島に住む
ボーイスカウトの少年サム(ジャレッド・ギルマン)と
少女スージー(カラ・ヘイワード)の“駆け落ち”騒動に翻弄される大人たちの姿を
ウェス・アンダーソン監督特有のとぼけた笑いを散りばめて描いて行きます。
主役は、紛れもなく子供たちなのですが
脇を固める大人たちの配役が、とにかく豪華!!!
ブルース・ウィリス
エドワード・ノートン
ビル・マーレイ
フランシス・マクドーマンド
ティルダ・スウィントン
この他にも
ハーヴェイ・カイテル
ジェイソン・シュワルツマン
ボブ・バラバン
よくぞ曲者、強者を集めたと思いますが、
これほどの面子を差し置いて心に残るのは子供たちの演技です。
主役の2人を含めてボーイスカウトの面々が見せる
人を食った演技が、何とも可笑しく且つ達者なのです。
大人の俳優たちも
そうなる事がよく分かっていて
しかも楽しそうに演じているところも
全てウェス・アンダーソン監督の企みだとしたら
この監督は、やっぱり侮れません。