コンサータ患者カード紛失の話 | kyupinの日記 気が向けば更新

コンサータ患者カード紛失の話

コンサータは現在、患者カードが発行されており、それを持っていないと医師は処方できない。患者さんはIDによりADHD流通管理システム内に登録されていて、患者カードはその証明となる。以下は過去ログ。

 

 

 

このADHD流通管理システムはコンサータ及びビバンセが対象薬品で、ストラテラ(アトモキセチン)、インチュニブなどは登録なしで処方できる。特例として登録日だけまだ患者カードがないため、暫定的に「初回処方時限定のID番号記載用紙」を出力し処方可能である。

 

本来、ADHDの人はその疾患性から患者カードを紛失しておかしくない。むしろ他の精神疾患より紛失しやすいと思う。また、コンサータを服用中にこのような重要なものを紛失してしまうような人は、あまり効いていないとも言える。患者カードを紛失すると、クレジットカードの紛失の時のような流れで再発行できるとは聴いていた。

 

今回、ある患者さんが実際に患者カードを紛失してしまった。しかし、ADHD流通管理システムのサイトの何処にその再発行申請ボタンがあるのか容易にわからない仕様なのである。

 

これは患者登録のウエブページの「修正欄」をクリックすれば良いことを学んだ。今回のように困ったときにサイトの質問をする際、質問を受けるヤンセンのMRさんはサイトを見たことがないのにアドバイスしている。だから70%は自力でなんとかしなくてはならない。

 

患者カードを紛失して「修正」と言うのは、インターフェース的にちょっと変だと思う。良く考えると理解できるだが。

 

修正欄をクリックすると、最上位の欄は「患者ID番号」と記載されている。そのID番号の下には、

 

□患者ID番号を再発番する
※ご確認ください※
患者本人が紛失時にのみチェックしてください。
以前使用されていたID番号が失効するため、そのID番号が記載されている患者カードが使用できなくなります。

 

とあり、この□をクリックすれば再発行される仕様なのである。上に記載されているように、本来のID番号は変更されて、誰かが患者カードを拾ったとしても利用できなくなる。これはクレジットカードを紛失した時とほぼ同じである。

 

結局、なぜ修正なのかと言えば、その患者さんのID番号が修正されるからであった。そういう風に考えると、患者カード再発行と言うボタンが見渡す限りなく、個人の修正欄に入って初めて話が進むことがなんとなく理解できたのであった。

 

ADHD流通管理システムは、その日の処方入力をした際に処方内容が上から最新の順にソートされて並ぶが、確認した後にOKで押したいボタンがなぜか「履歴」になっている。知らない人には何を言っているかよくわからないと思う。

 

アマゾンは最終的に支払い決定ボタンは上にも下にもあるためどの画面であっても容易に決定できる。

 

しかしADHD流通管理システムはそうではなく、最も押したい決定ボタンが一番下にあるため、必ず下までスクロールしなくてはならない。あの履歴ボタンは一番下にして入れ替えるか、このボタンはなくすべきだと思う。(入力の際にもう見えているわけで)

 

毎回、入力の度に腹が立つ。

 

ADHD流通管理システムのインターフェースは利用者にあまり優しくないと思う。