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2014-12-30 10:40:19

自閉性スペクトラムとインターネットの関係など

テーマ:広汎性発達障害、アスペルガー症候群 
今回、向精神薬の離脱症状について、実際に臨床に関わる精神科医としての意見を一連の記事でアップしている。

その際に、コメント欄およびメールなどでいくつか質問や意見がみられた。参考欄でリンクしていないが、過去ログを読めば容易に関係性がわかるものが大半であった。

このブログは2006年から始め、既に8年間を超えているため、過去ログまで全て読んでいる人はかなり少ないのではないかと思う。これはやむを得ない。

そのいくつかの質問の中で、「kyupin先生は精神科の薬を飲んだことがありますか?」というものがあったが、その答えは過去ログにあるし、他の精神科の意見も少ないがアップしている。(その他、星新一など)

その象徴的なものは、「体験・ジェイゾロフト」であろう。その他として、「メラトニン 」の最後のパートにも記載している。以下再掲。

僕は常用している薬はないが、本か何か読んでいて頭が冴えて眠れず、しかももう午前4時近いときは仕方なくメラトニンを服用することがある(年に3回くらい)。でも、僕は薬に弱いので、これでも朝少し残る感じになる。が、おそらく例えばマイスリーとかハルシオンだとそれどころではないと思う。早い時間でたまに眠れない時はリスミーの1mgを飲むことがある(年に2回くらい)。僕は、リスミーはあまり患者さんには処方しないのだが自分は服用する。なぜリスミーなのかと言うと、これしか自分に合うのがなかったから。ハルシオンとかレンドルミンは全然ダメ。患者さんに処方しないのは、リスミーは効かないという訴えが患者さんに多くあまりに不評だからで、他に特に意味はない。少なくとも、自分がたまに服用しているからと言って、じゃんじゃん処方するよりよほどマシと思うのである。そんなわけで、僕がもし狂牛病で死んだら、殉職したと思ってください。


自分は金属アレルギー、油によるアレルギーがあるなど、むしろ特異体質の方だ。しかし、最近、あまりに腰痛が酷くてリリカを服薬した。ところが25㎎では効果も感じず、添付文書通り1日75㎎を2回、つまり150㎎服用したら、全然副作用的には大丈夫だった。効果は秀逸で少なくともロキソニンよりずっと良かった。若干眠いが仕事には支障がない。自分は薬に関しては忍容性は低い方だが、それでも一様ではない。

インターネットの人々と離脱症状については、インターネットにヘビーに関わる(接続時間、つまり閲覧時間が長い)は、自閉性スペクトラムの特性を持つ人が相対的に多いことを言っている。過去ログでは、「2ちゃんねるとアスペルガー 」「マーガレット・サッチャーとモリッシー 」「希死念慮とモリッシー」「Xファイルの宇宙人にさらわれる話」などが参考になる。すぐ思い出した記事がこれらなので、それ以外もたぶんあると思う。

一般に、自閉性スペクトラムのいわゆる三つ組の障害は、

1、対人関係
2、コミュニケーション
3、想像性(こだわり、限定的な興味を含む)


が挙げられているが、それ以外にも良く診られる所見がある。ただし、以下は必要十分条件にはなっていない。(その所見があるからと言って、必ずしも自閉性スペクトラムと診断できないという意味)

例えば、

4、感覚特異性

などである。その他、社会性の問題、性同一性障害を持つ傾向、睡眠障害、発達性協調運動障害(不器用さ、運動神経が良くないことに関係)、心の理論優生思想に陥りやすい傾向(嫌韓やヘイトスピーチに関連)、衒奇的動作など多岐にわたっている。

また、自閉性スペクトラムの人たちは、感情の発達の遅れも指摘されている。例えば、

1、我慢がきかない。
2、かんしゃくを起こす。
3、だだをこねる。
4、大声を出す。
5、物を壊す。
6、引きこもる。
7、他人の感情に気付きにくい。


などである。思春期をとうに過ぎているのに、実質、幼児レベルだったりする。

しかし、テレビなどを観ているとわかるが、例えば性同一性障害があるからといって、必ずしもイコール自閉性スペクトラムとは言えない。他の所見も同様である。ここが混乱しやすい点と思われる。(必要十分条件ではないという意味)

「それはインターネットの人だからです」と言う表現には、上記の「感覚特異性」が大きく関わっていると思われる。最近のコメント欄に、以下の意見、

リア充の人は離脱症状は見られないように思います。普段から外に出て体力があり、人と関わると頭も使いますから気力も充実しています。気力体力共にある人は、薬の離脱症状はあまり見られないです。一方で、引きこもっていてお母さんに病院に行ってもらって薬だけ貰ってきてもらう人は、とんでもなく離脱症状が起こります。こういう人は一日中家でインターネットをしています。離脱症状が出たとしても、1時間くらい散歩をしたら離脱症状が感じなくなったというのは可笑しな話ですがよくあります。外に出て体を動かしましょう。

がある。これは、たぶん擁護していただいたものと思うが、このように見えるのは、上記に記してきた内容の結果だと思われる。つまり、引きこもりだから離脱が出やすいのではなく、引きこもりの人には大きい割合で自閉性スペクトラムの人が含まれていることを示唆している。もちろん、就労していると、他に考えることが多いので、自分の体のことに気が回らないこともある。(自閉的生活では、注意が内向きになりやすく、離脱症状もより気になるであろう)。

離脱症状はkyupin先生の個人的な感想であって、実際は、そうではないのではないかと言う意見もあった。しかし、あらゆる向精神薬の発売前には治験なるものがあり、治験期間は中期~長期にわたり服薬させるが、いったん終われば、発売までに再び中止されるのである。いくら奏功していていてもそうである。また、治験中に何らかの副作用で中止になった人たちも経過観察の管理下に置かれる。

その後、たいてい数年後に発売になるため、少なくとも上梓されている向精神薬は全て中止できているのである(薬自体がなくなるため)。それも大変な数の患者さんたちである。離脱症状がが酷く、その人の人生を変えてしまうようなものが比較的少数でもあれば、問題になって発売できないということもありうる。ところがそうなっていない。

その後、メーカーは発売後も注意して副作用(もちろん重度の離脱も含まれる)を観察する義務があり、発売後、一定の期間後の報告が行われている(結構、厚い文書。実際、発売後に明らかになる副作用もある)

モリッシーは思春期にヴァリウム(セルシン)を服薬していたと言う話が過去ログに出てくる。ということは、このタイプの今も発売され続けている薬は全世界では少なくとも数千万の人々が服薬経験があると考えられる。(モリッシーは現在55歳くらい)

現場感覚と実際は違うと言う意見があるが、上記のようなことから、少なくとも離脱症状で極めて困難な状況に至る人は稀有と言って良いのは確かだと思われる。

自分は結構論理的に記載していると思うが、それでも色々な反論があるのも、インターネットの人々だからなんだろうと思う。それは自閉性スペクトラム的認知のゆがみがたぶん関係している。

自閉性スペクトラム的認知のゆがみとは、
1、全か無か思想
2、一般化のし過ぎ
3、マイナス化思想
4、結論の飛躍
5、過大視と過小評価
6、感情的決めつけ
7、すべき思考
8、レッテル貼り
9、自己関連付け
10、心のフィルター


などを言う。これまで長く臨床経験を積んできて、なおかつ8年以上にわたり、いろいろな症例をアップしてきていることも考慮してほしい(そういう経過、つまり臨床経過に離脱症状が観察されなかったと記載している)

なお、極端な反精神医学的記載をする人がいるが、それは自粛してほしい。このブログは滅多にアクセス禁止やコメント削除はしない方針だが、過去にあまりにも酷い人はアクセス禁止にした人もいる。

その理由は、このブログは、たまたま検索して訪れている人たちも多いからである。そもそも、ここの読者のほとんどの人たちは、そのような話を聴きに来てはいない。

アメブロメールでは、「kyupin先生、もう放っておいて良いですよ」というものもあったが、このまま終わりにするのも良くないと思ったので、今回、特別に補足的なエントリとしてアップしている。

なお、2014年はこのエントリが最後になります。

みなさん、良いお年を。
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2014-12-28 08:20:36

向精神薬のスティグマと離脱症状について

テーマ:向精神薬
今回はタイトルは異なるが、昨日の記事と一連のものである。

過去ログ「不安障害とアモキサン 」の中に、以下のような記載がある。

例えば、これ以上処方できないようなベンゾジアゼピンの併用患者が転院してくることがある。このような処方、


ソラナックス 2.4㎎
デパス 3㎎
ジェイゾロフト 100㎎


ここに書いたデパス3㎎は1㎎錠の3回処方ではなく、0.5㎎の6回処方であり、つまり彼女は1日6回デパスを服薬している。こうなる理由はデパスは半減期が短いことも関係している。自分の感覚的には、この処方は精神科医としては恥だと思う。

これを読んで、

自分はデパス3㎎を飲んでいるが大丈夫でしょうか?

というアメブロメールが来た。それも3つくらい。この記事の意図はそこではなく、出されている薬物が3剤全て上限に達しており、もはや増量できない点である。

元々、僕はデパスはあまり使わないタイプの精神科医だが、ベンゾジアゼピンは安全性が高い薬だと指摘している。デパス、ソラナックスをあまり使わないだけである。転院してきた患者さんはそのまま継続するケースが多いので、処方自体がないわけでもない。

上に挙げた処方は、「自由度が低い処方」と考えている。というのは身動きが取れないからだ。今年10月から抗不安薬が2剤制限になっているため、この処方は、一層、自由度の低さは増した。

過去ログではもう少し異なる表現も出てくる。例えば、「このブログを読んで、精神科医になりたいと思う人へ」では、以下のくだりがある。

一般臨床では、平凡な統合失調症や躁うつ病でさえ、治療に苦しむこともある。この2つが満足に診られないなんて、精神科医とはいえない。また、統合失調症の幻覚妄想を直線的に押さえ込むことはそこまで難しくないと思うが、可能なら、存在感のない治療が優れているのである。(一方、急性期の大量療法やECTを否定していない)

精神科医は自由度の高い治療を心がけないといけないと思う。「自由度が高い」というのは、その人のバイオリズムが観察できる程度のボリュームで治療することである。(双極性障害の躁うつが残るという意味ではない)

このようなメールが来るのは、たぶん、ベンゾジアゼピン眠剤および抗不安薬が、不当に危険性の高い薬だと宣伝されているからであろう。

このブログでは、向精神薬による副作用は重要なテーマであり、特にバイアスなく記載するように努めている。実際、このブログでは珍しい副作用についても触れている。例えば、デパケンRの脱毛の副作用や、テグレトールで半音下がる副作用などである。また、リーマスは非常に有用であるが、基本的に毒性が高い薬と指摘している。

その他、リリカによるふらつきなどの副作用は国が注意喚起するずっと以前に記事としてアップしている。

それでもなお、向精神薬はデメリットよりメリットが上回るからこそ、処方されるのである。デメリットのみ大きいと見なされれば、それらは使われなくなるか、発売中止になると思われる。

また、過去ログでも触れているが、離脱が酷く簡単に薬が中止できないのであれば、次にトライできない。抗不安薬、抗てんかん薬、抗うつ薬、抗精神病薬など大変な種類の薬が発売になっているのである。

次の薬にトライできない人ばかりであれば、その人にほんの僅かの向精神薬しかトライできないわけで、精神科の薬物療法自体が成り立たない。精神科の薬物治療が成り立たないとは、精神疾患が治療できないというのと同じだ。

過去ログでは、多くの患者さんの寛解ないし治癒の治療記録が残されているが、一時はかなり多剤になっている場面もある。これらも個々の薬物の離脱症状が大きければなしえなかったと思われる。

過去ログ「ジェイゾロフトを毎週、1錠だけ貰う人 」では、SSRIの離脱について、カプランの薬物ハンドブックから重要部分を抜粋している。

カプランの精神科薬物ハンドブックによると、SSRI離脱について以下のように記載されている。

SSRIを突然中止すると、特に半減期の短いパキシルやデプロメール(ルボックス)では離脱が引き起こされる。それは、眩暈感、虚弱、悪心、頭痛、反跳性うつ状態、不安、不眠、集中力低下、上気道症状、知覚異常、片頭痛様症状などからなる。通常、6週間以上の治療後でなければ出現せず、たいてい出現後3週間で自然に消失する。SSRI服用の最初の1週間に一時的な有害作用のあった患者は中止後症候群が出現しやすい。プロザックはこの症候群の最も少ないSSRIである。なぜなら、代謝産物の半減期は1週間以上であり、それ自体が効果的に徐々に減少していくからである。それゆえ、プロザックは他のSSRIの終了に伴う、中止後症候群を治療するのに用いられることがある。しかしプロザックでも同様に、遅延性の弱い離脱症候群が起こることもある。

また、他の精神科の書籍では、パキシルの離脱症状はほとんどが良性であると記載されている。

これらの指摘は、実際の臨床経験に一致している。つまり、インターネットで宣伝されているSSRIの離脱症状は誇張されすぎていると言える。言い換えると、インターネットをするような人だからこそ、向精神薬に脆弱でSSRIの離脱が酷い特異体質の確率が高いのである。


このブログでは、精神科医による離脱症状の差異も存在すると記載している。つまり、その薬についての理解や増量及び減量のあり方も、たぶん離脱の多寡に関係する。

また、重篤な離脱症状の残遺は、患者さん本人の過失、つまり急激な減量によるケースも稀ながらあるようである。(しかしその人の忍容性の低さの要因が大。その人がなぜ急激に中止を思い立ったかと言う、その決断も重視したい)

例えば向精神薬の離脱症状で苦しんだなどのブログなどを読むと、一部分は薬の効果と考えられる気分の変化、急激な減薬による離脱、薬物の中止による本来の精神症状の再燃(元々あったものと異なることがある)などがゴチャゴチャになっていると感じるものがある。

向精神薬は、中止後、これは酷すぎると思われる離脱が生じたら速やかに服薬用量を元に戻すのが最も無難であり成功率が高い。

ところが、中止を決断し、一部は再燃と思われるものを離脱と判断する人には、元に戻すという決断ができない。ここが症状が複雑化する分岐点と思われる。


こういう不幸な経過を辿る原因の1つは、向精神薬のネガティブキャンペーンと向精神薬に対するスティグマも関係していると言わざるを得ない。これは一部マスコミも責任は大きい。

また、悪意はないと思うが、不幸な経過を辿った人はアピールすることで、結果的に他の人も不幸な境遇に陥れている。これこそ負の連鎖である。

このように書いていくと、つくづく精神科医は理解されない苦しい立場におかれやすいと思う。必死にやっていても、そう思われないことがあるから。(これも負の連鎖)

しかしながら、そうは見えても、感謝されることの方が圧倒的に多いのも精神科医だと思う。精神科医の自分が言っているのだから間違いない。

以上、離脱については過去にもいくつか記載しているが、この機会に、2つのまとめ的記事をアップしている。

(おわり)

参考
薬を飲み忘れたら、気づきますか?
ジェイゾロフトを毎週、1錠だけ貰う人
デパケンRで髪の毛が抜ける副作用
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2014-12-27 22:25:54

精神科雑誌、精神科治療学の特集

テーマ:向精神薬
今回は、次回と一連の記事である。長すぎるので前半、後半に分けており今回は前半。

先日、「薬を飲み忘れたら、気づきますか? 」につけられたコメント欄に、向精神薬の離脱症状は、このブログで書かれているほど稀なものではなく、非常に多いと言う内容の反論があった。

元々、このブログでは、薬物の離脱について触れた記事は、過去の精神科医によるサイトより遥かに多い。

例えば、パキシルの変更の効きにくさや中止後に残る音体験、ドグマチールで意外に減量しにくい人がいること、向精神薬の減量は増量より危険が伴うため、専門の精神科医に減量スケジュールを任せる方が良いなどである。その他、より減量しやすい薬にいったん変更するなどの記事もある。

つまり、このブログは向精神薬の離脱症状はないとは言っていない。ただ、患者さん全体からすると、離脱に非常に苦しむ人はインターネットで喧伝されているほどはいないことを指摘している。

これは長く臨床に関わっている精神科医の実感なので、患者総数(つまりN数)がかなり多い経験と言う意味で信頼性が高い。その人にあるから非常高い割合の人たちにあると思うのは、わからないではないが、科学的な思考とは言えないと思う。

インターネットで離脱の記事を書いたり、掲示板にアップすると自然に同じような人たちが集まってくる。また、過去ログには、インターネットの人たちは相対的に忍容性が低い人が多いこともあり、「それはインターネットの人たちだからです」というフレーズもある。

以下は、精神科雑誌で僕が創刊号からとっている「精神科治療学」の各月の特集記事である。星和書店ではバックナンバーが買えるようなので、興味がある人は希望の号を取り寄せたら良いし、最近の号であればアマゾンでも買える。(参考

精神科治療学の各月の論文は特集記事に関連するものが多く載せられ、それ以外の症例報告的なものも何本かある。そのいくつかある症例報告のタイトルまではわからないが、少なくとも、特集のタイトル名に「離脱」ないし「離脱症状」なる文字は1つもない。それも12年間もの間、1回もないのである。

インターネットに喧伝されているほど酷い離脱症状が存在するなら、離脱症状にテーマを絞った特集がないわけがないであろう。それが自然な考え方だと思う。

精神科治療学
2014年 29巻 / 特集記事

1 統合失調症の退院支援の進め方―17の視点と工夫―
2 精神障害患者の身体合併症―「偶発的な出来事」から「日常的に注意を向けるべき病態」へ―
3 身体疾患に併発した精神障害への薬物療法 I図
4 身体疾患に併発した精神障害への薬物療法 II
5 トラウマという視点から見た精神科臨床
6 初診、初期治療―何を見逃してはならないか― I図
7 初診、初期治療―何を見逃してはならないか― II
8 生活をみる認知症診療
9 精神科における困難事例にどう対処するか? I
10 精神科における困難事例にどう対処するか? II
11 その患者に睡眠薬は必要か―眠れないという訴えにどう対応するか―
12 精神科医が診る睡眠関連障害

2013年 28巻 / 特集記事

1 治療エビデンスに乏しい精神疾患に遭遇したときどうするか
2 おとなのADHD臨床 I図
3 おとなのADHD臨床 II
4 転帰の指標—治療の有用性をどう評価するか—
5 妊娠と出産を巡る精神科臨床—何を理解し、どう関わるか?—I
6 妊娠と出産を巡る精神科臨床—何を理解し、どう関わるか?—II
7 軽症例に対する精神科薬物療法のあり方
8 せん妄の診断と治療の現在 I図
9 せん妄の診断と治療の現在 II
10 行動制限の実際と最小化に向けての取り組み
11 早期診断・早期治療の功罪
12 認知症に対する薬物療法の課題

2012年 27巻 / 特集記事

1 精神科医の多剤併用・大量処方を考える I
2 精神科医の多剤併用・大量処方を考える II
3 精神科臨床における「頭部外傷後遺症」の評価とマネジメント図
4 正常との境界域を診る
5 成人の精神科臨床から見えてくる発達障害
6 衝動制御の障害の鑑別と治療図
7 精神疾患の典型例を学ぶ
8 不眠の臨床―精神疾患の予防・改善に向けて― I図図
9 不眠の臨床―精神疾患の予防・改善に向けて― II
10 摂食障害治療に取り組むⅠ
11 摂食障害治療に取り組む II
12 統合失調症の症状を日常臨床で見逃さないために

2011年 26巻 / 特集記事

1 職場における「うつ」―臨床現場における留意点― I
2 職場における「うつ」―臨床現場における留意点― II
3 認知行動療法と伝統的精神療法の共存と住み分け 図図
4 統合失調症患者の回復と生き方
5 現代の思春期例をどう診るか I
6 現代の思春期例をどう診るか II
7 サイコオンコロジーの現場から I ―緩和ケアにおける精神医学的問題―
8 サイコオンコロジーの現場から II ―心理・精神医学的問題―
9 境界性パーソナリティ障害(BPD)の新しい理解と援助のあり方
10 一般救急における精神科医の役割
11 脳の機能と統合失調症―新たな診断と治療への展望― I図図
12 脳の機能と統合失調症―新たな診断と治療への展望―II図図

2010年 25巻 / 特集記事

1 わが国の精神科治療のこれまでとこれからへのメッセージ―創刊25周年記念特集―
2 自殺―精神科医として何ができるか―
3 精神科医が薬を処方する前に考えるべきこと
4 統合失調症圏の様々な病像を診ぬく
5 今日の精神科臨床で出会うアディクション図
6 ADHD臨床の新展開 I
7 ADHD臨床の新展開 II
8 DSM-5ドラフトをどう考えるか図
9 「急性精神病」を再考する
10 若年性認知症に対する精神科の役割 図 図
11 診断・治療のための生活歴、現病歴、家族関係図
12 症候からみる自閉症スペクトラム

2009年 24巻 / 特集記事

1 改めてうつ病中核群を問う
2 夜,寝ている時に起こる異常行動
3 入院の診立て・判断 I
4 入院の診立て・判断 II
5 妊娠・出産・授乳の精神医学的問題(品切れですが、オンデマンドでご購入いただけます。)
6 知っておきたい身体疾患への対応図 図
7 向精神薬の「警告・禁忌・使用上の注意」
8 早期の症候と経過―病態の理解のために―
9 触法精神障害者の治療の現状と課題
10 発達障害者支援のこれから―自閉症とアスペルガー症候群を中心に―図
11 精神科医が知っておくべき神経内科の新知識―初発の際に精神症状を呈する可能性のある神経疾患―図 図
12 治療が終わること,治療を終わらせること

2008年 23巻 / 特集記事

1 精神科治療過程で有用な臨床検査
2 アスペルガー症候群と統合失調症辺縁群
3 完全寛解に至らないうつ病とパニック障害―あと一押しの治療的工夫―I
4 完全寛解に至らないうつ病とパニック障害―あと一押しの治療的工夫―II
5 インターネットを利用した精神医療
6 元々どういう人だったの?―生活史とパーソナリティへの着目―
7 「軽いうつ」「軽い躁」―どう対応するか― I
8 「軽いうつ」「軽い躁」―どう対応するか― II
9 精神科における専門外来の試み―新たな展開とその今日的意義―
10 若年事例の親への支援
11 新しい地域ネットワークにおける精神科医療 I
12 新しい地域ネットワークにおける精神科医療 II

2007年 22巻 / 特集記事

1 今日の仕事・職場への精神科医の関わり I
2 今日の仕事・職場への精神科医の関わり II
3 いま「解離の臨床」を考える I
4 いま「解離の臨床」を考える II
5 強迫の診立てと治療 I
6 強迫の診立てと治療 II
7 精神科疾患との関係が問題となる身体科病名
8 せん妄の診断と治療に関する新しい知見 I
9 せん妄の診断と治療に関する新しい知見 II
10 精神科臨床における性機能の問題 I
11 精神科臨床における性機能の問題 II
12 4大認知症疾患の臨床

2006年 21巻 / 特集記事

1 いま求められる精神障害リハビリテーション I
2 いま求められる精神障害リハビリテーション II
3 一般精神科臨床と児童精神科臨床の機能連携 I
4 一般精神科臨床と児童精神科臨床の機能連携 II
5 向精神薬の用法・用量外使用を考える
6 精神科医に必要な睡眠時無呼吸症候群(SAS)の基礎知識 I
7 精神科医に必要な睡眠時無呼吸症候群(SAS)の基礎知識 II
8 攻撃性と衝動性の評価と治療 I
9 攻撃性と衝動性の評価と治療 II
10 初老期・老年期例の診立て―初診時に診誤らないために―
11 青年期の臨床現場でいま何が起きているか―社会の変化と新たな病像―I
12 青年期の臨床現場でいま何が起きているか―社会の変化と新たな病像―II

2005年 20巻 / 特集記事

1 統合失調症の新しい治療の展望 I
2 統合失調症の新しい治療の展望 II
3 情動障害の神経科学と臨床Ⅰ―脳損傷例における情動障害の神経心理学―
4 情動障害の神経科学と臨床II―精神科疾患における情動障害の神経心理学―
5 養生と手当て―統合失調症慢性期,寛解期の“外来治療”―I
6 養生と手当て―統合失調症慢性期,寛解期の“外来治療”―II
7 摂食障害―今日的な治療と病態― I
8 摂食障害―今日的な治療と病態― II
9 「うつ病」か「痴呆症(認知症)」か?―I
10 「うつ病」か「痴呆症(認知症)」か?―II
11 双極性障害―双極性概念の拡大と治療法の発展― I
12 双極性障害―双極性概念の拡大と治療法の発展― II

2004年 19巻 / 特集記事

1 ベッドサイド神経心理学
2 治療の一環としての病名告知
3 初老期・老年期発症のPsychose
4 成人におけるADD,ADHD I(品切れですが、オンデマンドでご購入いただけます。)
5 成人におけるADD,ADHD II
6 境界性人格障害―治療技法の洗練― I
7 境界性人格障害―治療技法の洗練― II
8 パニック発作の鑑別
9 アスペルガー症候群―思春期以降の対応― I
10 アスペルガー症候群―思春期以降の対応― II図 図
11 物質依存症の現状と治療 I
12 物質依存症の現状と治療 II

2003年 18巻 / 特集記事

1 精神科における“てんかん”の診方 (I)
2 精神科における“てんかん”の診方 (II)
3 社会恐怖(社会不安障害)
4 機能するケースカンファランス
5 老年期における新しい精神科治療と家族支援(I)
6 老年期における新しい精神科治療と家族支援(II)
7 多剤併用療法を考える―新世代薬剤の登場を受けて― (I)
8 多剤併用療法を考える―新世代薬剤の登場を受けて― (II)
9 社会機能(social functioning)からみた統合失調症 (I)
10 社会機能(social functioning)からみた統合失調症 (II)
11 電気けいれん療法の新展開―その可能性と限界―
12 電気けいれん療法の実際―短パルス矩形波治療器による治療を中心に―

参考
レキソタン
星和書店の精神科治療学バックナンバーのサイト
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2014-12-25 20:15:47

ストレス耐性

テーマ:広汎性発達障害、アスペルガー症候群 
今回は、「九条良源のブログ」の「うつ病は甘えではなく「未熟」なのだ」というエントリにインスパイアされた記事である。

日本の会社は長く、悪く言えば軍隊式、良く言えば簡単には解雇されない終身雇用を基本としていた。

アメリカでは、ある街が気に入ったら、その街に転居し、その場所で働ける会社を探す話を聴いたことがある。日本では信じられないことである。

会社の都合で、社員に単身赴任を簡単に強いるのは、世界でも日本が飛びぬけて多いのではないかと思われる。つまり、会社は軍隊なのである。

バブル末期(1980年代後半)、非常に景気が良かったこともあり、非常勤の雇用形態でも結構なサラリーが得られた。当時、フリーターは急に転勤を命じられることもなく、辞めても文句は言われないため、憧れる若者も多かった。

フリーターは現在のような低賃金、不安定なイメージさほどはなかったような気がする。

普通、軍隊の規律内で就労するのはストレスフルである。雇用の保証がある代償に、かなりの時間を束縛される環境には、多くの若者は耐えられない。

それは昭和の時代に生きてきた人たちには、甘えに見えるかもしれない。しかし、現在社会ではそういう若者が多すぎて、会社のあらゆる活動を安定させるために、十分な配慮なしではおれない状況になっている。

つまり軍隊式では、会社は回っていかないのである。回っていかないのであれば、そのために会社の売り上げや収益が下がることになるので、回るように考慮するしかない。それは収益を目的としない市役所や県庁などの公務員も同様である。

同じ日本人でもバブル前くらいに就職した人と、ここ10年くらいに就職した人では、全くストレス耐性が異なる。これはいかなるものが影響しているのか簡単には言えない。見かけ上明らかに異なるので、日本人、あるいは日本社会で何かが変わったのであろう。

何らかの精神疾患で会社を休むようになると、会社の人事?の責任者が、その社員がいかなる状態であり、どのような見通しなのかを聴くために来院されることがある。「されることがある」と書いたのは、そういうアクションがない会社もあるからである。

近年、良く感じるのは、会社側は社員に何らかの精神疾患が生じると、なんとか継続雇用ができるようにできる限りの努力していること。本人が絶対辞めると言っているのに、それでもなお、そうならないように努力しているのである。従って、主治医のアドバイスもかなりの部分、受け入れられることが多い。

これは、会社内の人間関係やその他、業務上の理由で自殺者などが出ると、マスコミや一般世論の会社へのパッシングが厳しくなったことも無関係ではないように思う。

関東などから地方に転勤になると、県民性も全く異なることがあるし、同じ会社でも就労環境や人の上下関係の厳しさが違う。そのようなことで簡単にダウンするので、会社も大変だと思う。とりあえず、休職者の補充ができないことが多いからである。

主治医が何とか部署変更や転勤などで一変する可能性が高いことを説明すると、大企業ほど配慮し、主治医の希望通りになる。

主治医の要望に受け入れてほしい理由は、なんだかんだ言って、現代の元軍隊的会社では、適応障害的な不安障害、うつが多いからである。環境の調整で良くなるなら、その方がずっと良い。

適応障害は、精神科では精神保健福祉手帳すら受給できない疾患であり、短期間で治癒に近くなることが大半である。

このような環境変化により精神への変調を来す人が多くなったのは、今の日本人はストレス耐性が低くなったことに由来する。今の若者は昔の社員と全然違うという話をすると、面白いほど会社の上司は理解してくれる。これは実感的に、そうだからだと思う。

そういえば、過去ログに出てくる脳神経外科の友人が面白いことを話していた。今の研修医の指導にはマニュアルがあり、頭ごなしに叱責しないとか、教える側にもかなり配慮を要求していると言う。

また、うまく研修が終えられない研修医が出ると、その研修医の責任ではなく、研修病院側の責任になるらしい。

彼によると、医師の業務や社会に対する責任を考えるに、これは本末転倒ではないかと。(笑)

彼は、今の研修医に留年がないのはおかしいと指摘していた。このような話を聴くと、一般の会社に限らず医師の世界も大差はないことがわかる。

参考
僕の勤めている会社はブラック企業なんですよ・・
人をうつに陥れる達人
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2014-12-24 19:40:00

クリスマスイブに和む写真を

テーマ:旅行


今日はクリスマスイブなので、和む写真を探してみた。上は、カンガルーが寝ころんでいるが、近くに鳩に似た鳥がいる。



少しずつ、近づいてきて・・



話しかけている?みたいな・・
カンガルーも鳥の方に向いているし。



久々に、コアラもアップしてみた。これは、一応かなりかわいいコアラに入ります。



動植物園内を走っている小型の蒸気機関車。実際に石炭を焚いて走る。



好きな人は興味があるのではないかと・・
このサイズでもかなりの人たちを運べる。



実際に走っているところ。



一応、時間表があり、その時間に従ってアトラクションが準備されている。



大型インコのショー。上の姉さんが呼ぶと、野生の大型インコ?が飛んでくる。



赤と青が美しい。



これは違う種類と思われる。黄色と青のインコである。



赤と黄色が並んでいる。
野生なんだけど、地域猫みたいなものなのか?

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