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2009-12-30 23:10:53

電子ボードとマイキット

テーマ:日記
子供の頃、電子ボードとマイキットでよく遊んだ。最初マイキットを見たのは友人の家である。子供の玩具としては高価なもので、それは父親のものだと聞いた。そのマイキットなる電子玩具は、木箱のようなものにたくさんの抵抗器、コンデンサなどが容量ごとに並んでおり、特別に凄いところは、1つだけICが入っていることであった。また当時としては珍しい太陽電池パネルもついていたのである。

そのICは現在のICとは異なり、2センチ平方の正方形の形になっており、何が入っているのか明瞭にわかるようになっていた。そのICには1つのトランジスタと1つのダイオード、いくつかの抵抗器とコンデンサなどが入っていたように記憶する。また他にトランス、トランジスタ、コイル、リレー、電圧計、スピーカなども付いていた。

その木箱はマイキット150と呼ばれ、150種類の回路が組めるようになっていた。それぞれの部品はスプリングに繋がっており、その間をリード線で結び回路を組む。なにかしら知識がないとできないものではなく、極端に言えば、幼稚園児にも遊べるものであった。

最初に友人宅で目撃したのは小学4年生の頃だったと思うが、そのキットがほしくてたまらず、母親に買ってくれとお願いした。実はうちの家はそう裕福ではなかったが、そういう機器を買ってもらえなかったことは1度もない。

このマイキットが勉強に役に立つとはたぶん思わなかっただろうが、「買ってやれないこと」を母親が非常に気にする面もあったように思う。しかし、そのマイキットは当時の価格で5000円と子供が遊ぶキットにしては大変に高額なシロモノであった。このキットは小学4年生の頃に買って貰ったように記憶する。

このマイキットの欠点は、その回路上にたくさんのリード線が重なり合うので、共振のようなものを起こし易いことと、長く使っているとスプリングのメッキが剥がれてくるため、接触が悪くなることであった。

一度、アンテナコイルを家庭のコンセントに繋ぐというバカなことをやった。バチっと音がし、コイルから煙が上がった。コイルが焼けてしまったのである。

まさに大ショック・・

何をしたかったのか記憶にない。しかし、これ以後、ラジオや発信機が組めなくなるため、深刻な事件である。僕は学研宛てに、このような理由でアンテナコイルが焼けてしまったので、有料でかまわないので、部品を送ってほしいといった内容の手紙を書いた。返事を待っていたところ、学研から無料で部品が送られてきたのである。

学研と言う会社は気前が良いというか、たいしたものだと思った。

そのマイキットではラジオを組むことができるが、屋外のアンテナを必要としていた。ところが、このような回路を組むキットで、ラジオでもアンテナを必要としないものがあることを知った。それは電子ボードと呼ばれる個々の部品をボードにはめ込み回路を作るキットであった。

マイキットは当時学研が販売していたが、この電子ボードは浜松?にある会社が販売していた。(その後、学研がその会社を買収し販売するようになった)電子ボードの方がマイキットよりずっと面白いと思ったので、これも買ってもらった。ひょっとしたらお年玉で買ったのかもしれない(毎年、結構なお年玉をゲットしていたので)。

この電子ボードでは、小さい立方体の透明のプラスチックに部品が入っており、上には抵抗器とかコンデンサを表わす記号も書かれていた。電子ボードで最も優れていると思った点は、リフレックスラジオが組めることである。

リフレックスラジオとは、数少ない貴重なトランジスタを効率よく使う機能の高いラジオであった。なんと、リフレックスラジオは、1石リフレックスラジオですら屋外アンテナを必要としなかった。これは1年くらいマイキットで遊んでいた自分としては大変なことである。1石の「石」とはトランジスタのことであり、1石は1つしかトランジスタを使っていないことを意味している。

リフレックスラジオはトランジスタの数を節約しているため欠点があり、トランジスタの低価格化により、この方法は取られなくなったようである。この電子ボードはパーツとして個々の部品が通信販売で買えるようになっていた。1回だけトランジスタが壊れ購入したことがあるが、1つ250円くらいだったと思う。

その後、電子ボードはもう少し携帯性を増し、スピーカにアンプを入れた電子ブロックという商品も販売されるようになったが、これも買ったのである。当時、販売されていた電子系の玩具はすべて買ったことになる。

実はこれらの玩具はそのまま長く自宅の押入れに入っていたらしく、昨年くらいに偶然発見した。その際、もう一度電子ブロックを組み、今も生存しているかどうか確かめてみた。

驚愕。
なんとラジオがしっかりと鳴ったのである。


こういう電子製品って、結構寿命が長いのではないのかしらん。古いオーディオでも、いつかも書いたが、病院の骨董品のような真空管ラジオが鳴ったりしていたし・・

あと大学受験の時、物理の試験で本当に役立った。あの試験問題は物理Ⅱの問題集でも見たことがないようなもので、電子ボードなどで遊んでいた人には容易に気が付くようなものだったからである。

最近、復刻版で電子ブロックが再発売されているらしい。

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2009-12-30 18:20:37

トランプは7並べが最も面白い

テーマ:音楽
もうじきお正月なのでゲームネタなど。

カードゲーム系では麻雀が最も面白い。麻雀は実に良く考えられたゲームだと思う。それに比べ、トランプはずっと枚数が少ないし、ゲームとしての厚みも麻雀ほどない。しかし、トランプは誰でも1度はしたことがあると思うので、麻雀や花札に比べ一般的なゲームだと思う。

かつて、学生時代、下宿やアパートで麻雀をするのは音が煩いという理由で禁じられていたため、トランプをすることがあった。トランプはもちろん7並べである。これを徹夜でやるわけだが、全く飽きない。

7並べは子供だってできるが、非常に高度なテクニックを要し、また頭脳も必要なゲームである。また、長い目で見れば、賢い順に成績が並ぶのである。

これは1回1回をみると配られたカードにより負けは仕方がない回もあるが、長期的には特定の人に8や6ばかりが集まるわけではないので、最初に配られるカードは公平である。全くこれは麻雀と同じである。

7ならベは何も賭けずにやるので、自然と自分の名誉がかかる。従って遊び半分ではできない。

遊び方は誰でも知っていると思うので、戦略的なものについて簡単に解説したい。7並べは必ず4人でしないといけない。もし人数が7人くらいだと、例えば貰ったカードがほとんど絵札と1~3ばかりと言うのが生じ易く、最初のカードの影響が大きくなる。これでは面白みがない。人数が少なくなると、極端に言えば、2人だと相手の持つカードが100%わかるので、これも話にならない。結局、4人が丁度良いのである。

例えば、最初に配られたカードにスペードの8と12があったとしよう。普通なら、8をなるだけ早く出し、スペードの後半を進めた方が良いように見える。しかし、それはちょっと拙いのである。大急ぎで8を出した場合、スペードの絵札を持っているのが他の人になんとなく感付かれる。だから、すぐには出さず、そういう雰囲気が生じないタイミングで出すようにする。

結局、いかに自分の持ち札を相手にイメージされないようにするかが、最も重要である。

4人でやるとカードに偏りが生じ易く、例えばハートの1から4までの4枚続きが来ていたりする。このような時、ハートの5と6がいつまでも出てこない場合、いち早く腐る可能性もある。

もしハートの8がある場合、できるだけ早く出すべきである。なぜなら、ハートの絵札は持っているのでは?と警戒されるが、逆にハートの下の方の警戒感が緩む。だから、あっさりハートの後半が進行すれば13まで行って1に戻ることも可能だし、6と5が出ればこちらの方でもカードが捌ける可能性がある。

パスの戦略は極めて重要である。僕たちは3回まで使えるルールでやっていた。終盤になると、パスして1人腐らせて進行したほうがむしろ自分の成績が良くなる局面がある。その腐らせる人がどのようなカードを持っているかも重要で、腐った人はすべてカードを出すので、7並べはジグソーパズルのような感じになる。腐らせたために、他の人が有利になってしまうのは話にならない。

先ほどのハートの1~4までの連続カードは死亡原因にもなるが、このために非常に有利になることもある。その理由は、このハートの4、3、2、を出している間は、相手を全く助けないからである。実質、その時間はパスしていることに等しい。

最初に配られたカードがほとんど絵札とか1や2ばかりで、1~2枚8や6があったとする。これは普通、4位を覚悟しないといけない。このようなカードの場合、仕方なく8や6は早めに出す。こういうカードで序盤からパスしているようでは死を早めるだけである。「こいつはカードが悪いな」と感付かれても、このような回は成り行きに任せる。比較的進行が早くなり、運が良いと3位になれるかもしれない。当然4位になるところが、3位で済むというのが大きいのである。

特に麻雀でもどんな酷い配牌、例えば8種9牌でも常に前に行こうとすると、良いことが起こるものだ。これはどんなゲームだってそうである。

普通、カードを配られた瞬間の相手の表情は見ておくべきである。「ああ、これは・・」といった落胆模様であれば、概ね悪いカードを貰っていることが多い。普通、トランプの世界では、そういう表情を見せないようにすることをポーカーフェースと言う。心の中を読み取られてしまうのは既に不利なのである。

最終盤、3名が1~2枚ずつカードを持っているとしよう。彼らがいったいどこのカードを持っているか、わかるくらいでないといけないのである。わかるほどなら、もう1回パスすべきかどうかが判断できる。1回パスしなかったために、相手が腐らず1位になるなんてチョンボに等しい。


Nothing Left To Lose(The Alan Parsons Project)先日話題に出た、Nothing Left To Loseという楽曲。ヴォーカルはエリック・ウルフソンであるが、クリス・レインボウのバッキング・コーラスも美しい。この映像はそのままThe Turn Of A Friendly Card のアルバムジャケットである。
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2009-12-29 19:43:52

パキシルやデプロメールが極端に合っている人

テーマ:パキシル
パキシルを始めとするSSRIが極端に合っており、もう何年も服用している人たち。

このような人はうちの病院でもいるし、お手伝い先の病院でもいるが、彼らは、一見、何も服用していないようにすら見える。もちろんほぼ支障なく働いている人たちである。

彼らに最初に処方したときの様子を思い出すと、そこまで波乱がなかったように記憶するが、あったとしても、うつの症状が酷かったので、当時はよく区別がつかなかったのかもしれない。ひょっとしたら、今だったらもっと鮮明に見えて途中で止めていたかもしれないと思う。

少なくともパキシル、ジェイゾロフト、デプロメールを服用していて、慢性的にテンションが上がらない人、厭世観がかえって酷くなる人、あるいはリストカットが続いているような人は、その処方を続けているわけがない。ということは、そういうタイプの副作用が出ていなかった人たちのみ、SSRIの処方が残っているといえる。

デプロメールで、徐々に吐き気が収まっていくのは、つまり、セロトニンの5-HT3への作用が次第に減弱すると考えれば説明がつく。つまり個人の受止め方の問題のほうが大きいと思われる。

その人が吐き気に慣れるのは、他のメカニズムもあるであろうが、レセプター自体に変化が起こり、ダウンレギュレーション?のようなものも生じている可能性がある。(自信なし。これなどは実際に動物実験で調べることもできそうだ)。

この吐き気に、待てど暮らせど慣れない人は、この変化が生じてもなおセロトニンに過敏だからであろう。(ごく少量のセロトニンにも反応してしまうという意味。薬剤過敏性)

SSRIでかえって不安を惹起するようなメカニズムは過去ログでは5-HT2Cと関係が深いと書いている。

5-HT2A 性機能障害(SSRIと同じ)
5-HT2C 不安惹起(SSRIでかえって不安が昂じる事があるのはこのため)
5-HT3  消化器症状、悪心(デプロメールで良くある)
5-HT1A 抑うつ作用、抗不安作用発現(セディール、ブスピロン、ルーラン参照)


いつまで経っても情緒不安定さを感じるのは、同様にやはり過敏性が大きい。SSRIの特性なのだが、裏目に出ているといえる。

こういう症状が軽い人はやがて症状が消失し、ずっと服薬しやすくなるのである。

これはある意味、当初の効果が得られないとも言えるが、その頃には症状が軽快し、そこまでの効果が既に必要なくなっているのである。これはこれでバランスが取れているのであった。

あたかも何も飲んでいないように見えるSSRIによる寛解状態の人は、概ねこういうメカニズムだと思われる。

SSRIの感受性も既に低下しているので、あたかも何も飲んでいないように見えるのである。

参考
リフレックスはなぜ不安に効くのか?
パキシル15㎎
パキシルはコーティングするのか?
うつ状態に最初に選択される薬はジェイゾロフトらしい
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2009-12-28 22:17:45

リフレックスの腰折れ現象についての考察

テーマ:レメロン、リフレックス
リフレックス(レメロン)は処方後時間が経つと、少し効果が変化してくる人がいる。最初は効いていたのに、次第にそこまで効かなくなる人たちである。

このような人はそれほど多くはないし、論文的にも(調べたわけではないが)そこまで報告されてはいないように思う。このような人は、処方当初から良いのは良いが、そこまでフィットしていないように感じられる人が多い。

この腰折れ現象について、このブログ内でもそういうニュアンスで書かれたコメントもあるし、また質問もみられる。

この質問の以前に既にこの「リフレックスの腰折れ現象」について、エントリをアップする準備をしていた。ところが、あまりに長くなりそうなことと、はっきり断定できるほどの確信がないので、アップできないでいたのである。

このブログは、明らかに間違っていると思って書いているエントリなどない。推測で書いており、間違っているかもしれないようなものは(自信なし)などと付記していることがほとんどである。

このブログは長すぎるという話もあるので、最近はできるだけ短めのエントリになるように心がけている。その結果、同じテーマが連続して続くような感じに見えるかもしれないが、元々は1つのエントリだったのである。

抗うつ剤の中で最も腰折れする薬物は、僕の経験の範囲では、たぶんブプロピオンである。

この薬剤の腰折れのパターンと全く同じではないが、参考になるような気がしている(しかしブプロピオンをアップするかどうかはまだ決めていない)。

リフレックスをしばらく飲んでいるうちに眠さが軽減してくるのは、つまりは眠さの効果が減弱していることを意味する。

だから、リフレックスは眠りに良いというが、それですら腰折れし、次第に睡眠薬が必要になる人もいる。(しかし概ね、眠剤、抗不安薬は減量できる人が多い)。

今後、少しずつ、エントリをアップすることにしている。(他のエントリも書くので、連続してはアップしないつもり)

参考
リフレックスの腰折れ現象についての考察
ブプロピオン
治療に対する前向きな姿勢について
エビリファイはなぜうつに効くのか?(前半)
エビリファイはなぜうつに効くのか?(後半)
リフレックスはドパミンを増やすのか?



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2009-12-26 19:20:05

周りで笑い声がすると・・

テーマ:内因性の正体
周りで笑い声がすると、どうしても自分が笑われているような気がする。

という人がいる。こういう感じで訴えるような人は、統合失調症でないことが圧倒的に多い。だいたい95%は器質性のものである。

このような人は、むしろそういう風に感じることで不安になったり、「自分は統合失調症になりはしないか?」という恐怖感の方が重大である。それこそ、生活の支障になっていることが多い。

こういう人たちは、20年くらい前は、

貴方は統合失調症になることはない。だいたい今そうじゃないし。こういう道筋で統合失調症になどならんよ。

と言い、ドグマチールとレキソタンくらいを処方していた。このような処方。

ドグマチール 150mg
レキソタン   4mg


この5錠を1日のうちでいつでも良いから、飲んでおきなさい。

と言っておく。これで症状が消失するか、やわらぐか、たとえ笑われているような感じがしても、ほとんど気にならないようになる人が多かった。(ほぼ全員)

これはその時に統合失調症ではない人に言うわけで、統合失調症の場合はもう少し異なった対応をする。統合失調症と確信する人に、「そうではない」とは相当に言い辛いものなのである。(告知はしないわけだけど。)

このドグマチールとレキソタンの処方だが、やや太るし、眠い組み合わせである。ドグマチールは飲みなれればそうでもないが、初心者には眠い。

問題は、この薬をいつまで飲むかである。これは人による。もういつから飲み始めたか忘れるほど、つまり半年以上飲んでみて、調子が良さそうなら薬を減らす。仮に1年以上飲んでも妙な副作用がなければ問題ない。女性は無月経や乳汁分泌が生じることがあるので、けっこう使いにくい。

減量する際には、ドグマチールはこの量でも離脱が出るので、レキソタンは残して飲んでおく。ドグマチールは50mgは成立しないことが多いので、まずは100mgである。この成立しないという意味だが、薬効的に期待できないことを言っている。(しかしルーラン1mgなどという精神科医もいるので、可能な人もいるかもしれない)

そういう風にして、あえて、少量を飲んだり飲まなかったりするように指導する。

たまに調子が悪いときだけ、レキソタンを2mgか4mg飲む。

そういう風にしていて、仕事が忙しくなったり、結婚したりするうちになんとなく治癒してしまう。

厳密には、たまに体調が悪いとき、笑い声が耳障りになることもある。また、とりわけ不順な気候の変わり目に、気になる感じに気づくこともある。

まあ、そんなもんだ。

参考
ドグマチール
レキソタン
高プロラクチン血症
統合失調症の発病の謎
アスペルガーと前頭前野
内因性幻聴と器質性幻聴
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