高価なスーツを買いに行ったのですが、
店員は、私を見向きもせず、さもセレブ風な顧客の方に
満面の笑みで近づいて行きました。
私は、ひどく傷つき、気分を害しました。
そして、この店には二度と来ないと心に決めました。
なぜ、こんなにも気分を悪くしたのでしょう。
店員が、私自身を「この客はどうせ買えないだろう。
セレブ風な客の方が、購入する可能性が高い」と
判断され、軽く見られたことから起こった感情です。
人は・・・・
自分は重要な人間と思いたい・・・
自分を重要な人間と思ってもらいたい・・・
これを、自己重要感の感情と呼びます。
教育現場でも同じです。
生徒たちにも、この感情があり、この感情を満足させて
あげることが、自尊心を満たし、やる気をアップさせます。
それには、生徒の話をよく聴くことです。
一方的に教師が指示したり、生徒の話を折ったりしない
ことです。
話を聴くこと自体が、生徒の存在感を認め、受容すること
なのです。
小学生であっても、中学生であっても、そして私たち大人も
みんな、自分を大切な人間と思ってもらいたいのです。