お久しぶりです。
かなり執筆するのをさぼってしまいました。
何を書こうか考えていて、この年になって、人間って不思議なものだなぁと考えた事を書きます。
以前のコーヒータイムにも書いたんですが、私の父の在所は渥美半島の伊良湖岬の近くにあります。
小学校の頃、夏休みになると、おじいさんが親戚のところに遊びに連れて行ってくれて、2週間くらい滞在していました。
滞在中に遠い親せきにあたる年上の姉妹、お姉さんの「サッチャン」と妹さんの「まーちゃん」とすごく仲が良くなって、毎年渥美半島に滞在するたびに、海岸へ海水浴へ行ったり、ターザンごっこをしたり、廃墟を探検したりしてよく一緒に遊んでくれました。
数年前のこと、叔父が久しぶりに渥美半島へ行きたい、というので、兄と3人で一泊二日で行ったときに、サッチャンとまーちゃんが旅館を探して尋ねてきてくれ、再会を楽しみました。
それをきっかけに、サッチャンとまーちゃんが毎年のようにメロンをくれるようになりました。
一番最初は宅配便で送ってくれたんです。
ところが、最近は豊橋までもらいに行くということになっています。
最初「取りに来い」と言われたときに一瞬ですが、「え?豊橋まで?遠いなぁ・・・面倒くさいな・・・」と内心思いました。
しかしよく考えてみると、サッチャンの住んでいる伊良湖岬から豊橋まで出るのに1時間から1時間半くらいかかります。
だいたい中間点を選んでくれているわけです。
これはおそらく顔を見たいという意味があるんだなと勝手に解釈して「わかった~♪」と快諾して走って行きました。
私も顔を見れたら嬉しいですしね。
それ以来毎年いただきに豊橋まで走ってます(笑)
よくよく考えてみれば、サッチャンとまーちゃんとは小学校時代、渥美半島に滞在したときのほんの2週間、しかも数年しか接触していないわけです。
人間って不思議だなぁと思うんですが、そんな短い期間や回数でも親しみを深く感じることはあるんだなぁと。
サッチャンとまーちゃんの今後の人生において、変な話、私はなんの利益も生んでいかない人間です。
ただ、50年近く前の思い出だけでつながっているわけです。
顔を見ると「懐かしい」と感じることって、不思議ですよね。
自然な感情なんですが不思議です。
やっぱり人が生きていくにあたって過去の思い出は大切なんだなと思います。