悩みや苦しみがない方が良いとは言え、それらは自己成長に不可欠な役割を果たします。

 

そのため、悩みや苦しみは重要なものです。

 

カウンセリングでは、悩みを解決することよりも、悩みを抱えつつ日常生活を送れるよう支援することを重視しています。

 

つまり、カウンセリングの目的は自我を強化することにあります。

 

具体的には、悩みに対してただ苦しむのではなく、自分で行動し解決策を見つける力を身につけることです。

 

この観点から、悩み苦しむ人は自我が弱っていると理解できます。

 

カウンセリングは悩みや苦しみを整理し、明確にし、自覚させることで、理解力が付いて日常生活を送る助けとなります。

 

また、問題に立ち向かうことで自我が強化されます。

 

したがって、カウンセリングは単に悩みを解決するだけでなく、人の自我を強化し、自分で問題を解決できるように成長させることを目的としているのです。

 

カウンセリングを受けると、よけいに苦しくなるのは、そのためです。