2012-01-01 12:31:49

洛式 meets 京都オパール

テーマ:洛式とは
京都デザイン賞2011で入選をした「洛式 meets 京都オパール」です。

$洛式 meets 京都オパール 

京セラの開発した京都オパールをテーマとしており

碁盤の側面、天面は「彩輝光」の技法で加飾。光の方向、見る角度で色彩の千変万化を楽しむことができます。

(写真の正面と右面が違った色に見えていますが、全く同じ加飾です


清水焼の碁笥には釉薬に混ぜ込まれた京都オパールが夜空の星のように煌めいています。


京都デザイン賞2011表彰式
$洛式 世界に1つの碁盤  京都発の最高の贅沢 
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2011-03-01 10:51:00

一枚板と集成材 三木啓樂

テーマ:洛式とは
一人の物造りとしての個人的見解です。

安価な碁盤というよりも安価な木製品は乾燥が十分でないものを使うこともあり、それが原因で変形してしまうことがあります。
ただし、数十年かけた乾燥をしても変形しないとは限りません。

ちなみに一枚板が一番いいとは思いません。
ですが、一枚板にはそれだけで価値があります。
その木をはぐくんだ自然と、育った木自体、それを切って材木にする人々の協力、そして、ここという場面に使おうと20年もの間、出番を待ち続けた木に対する敬意を払うべき素材です。

そういう価値です。

ちなみに、集成材は人の知恵と努力が生み出した努力の結晶です。
素晴らしい技術です。エコです。

これにも高い価値があります。

ただ、碁盤に対してどちらが良いか?は買い手が決めて下さい。
本人が良いと感じていただくもので決めて下さい。
でも正直言うと、継ぎ合わせたものが反り・変形が無いということはどこにも明言されていないと思います。
僕が普段目にするのは反りにくいということです。

それに碁盤は基本的に多少は反るものでしょう。
それこそ鉄やガラスもたわんだりするんですから。
自重だけでも木は変形します。


それもまた日本の文化の「サビ」なのです。

2011年3月1日
三木啓樂
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2011-03-01 02:46:45

反り・くるいなどの変形について

テーマ:洛式とは
洛式は木地・漆ともに天然素材のみを使用しているため、
商品の反り・くるいなどの変形についていくつかの補足説明を
いたします。

木地は、その取り方の違いにより、木目には「板目」と「柾目」があります。
一般的に、板目は厚く取りやすいですが変形しやすく、
柾目は高価ですが変形に強い、という特徴があります。
また、乾燥にどれぐらい長い期間をかけているかも、
反りや変形に大きく影響します。もちろん、じっくり長期間
乾燥したほうが変形は少ないです。

洛式は、本榧の柾目材のみを使用し、乾燥も20年以上かけているので
変形に強い碁盤と言えます。

加えて、盤の厚みも、変形に関わる重要な要素です。
もちろんぶ厚い盤のほうが変形しにくいのですが、
洛式は、

「素材にも技法にも妥協のない美術工芸を日常で楽しんでほしい」

という設計理念のもと、
厚みと重さをできるだけコンパクトにデザインするため、
木地加工先と綿密な検討を重ね、
一枚板で変形しにくい厚みに設計しております。

重ねて申し上げますが、
洛式はそのすべての素材が天然であり、
「生き物」ですので、経年の変化「ゼロ」は保証いたしかねます。
お客様の保管や使用の環境によっては、その変化が早まることも
考えられます。逆に、天然素材とはその経年変化とともに
「付き合ってゆく」ところに、化学製品には無い魅力があると
私たちは考えます。

傷ついたり、色あせたり、剥げたり。その跡すべてが
「あなたと洛式との歴史」です。
直して使い継ぐところも、京都の工芸の大きな魅力です。
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)