グラベルバイクのペダルとシューズの選び方。 | 京都→吹田 チャリンコ通勤!!

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京都から吹田までロードバイクで自転車通勤している自転車屋店員の日常をつづるブログ!!

当店、店長である私がグラベルバイクが好きすぎて、発注の際にグラベルバイクにトキメキを感じてしまう関係上、店舗におけるグラベルバイクの比率が高めです。

 

そのためグラベルバイクを見に来てくれたり、買いに来てくれるお客様も多くいらっしゃるんですが、「ペダルとシューズってどんなの使ったら良いですか?」と良く聞かれます。

 

なので、今日はその辺りについて書きます。

 

結論から書くと「乗り方による」としか言いようがないのですが、それでは身も蓋もないのでもう少し詳しく書きます。

 

1.歩けるビンディングシューズ x SPDペダル

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これが一番お勧めではあります。

グラベルバイク、ベースはロードバイクなのでビンディングシューズを履いて、軽くて小さいペダルにカチっとクランプさせて走りを楽しみ!

 

そして行った先ではしっかり歩いたり、担いだり。

そんなやり方が、私の遊び方には一番合っています。

ペダルはXTRペダルを使ってます。

 

両面ビンディング。

とっさの時でも装着しやすいです。

 

ちなみにもう少し踏み面を広げたり泥抜けを良くしかたったらクランクブラザーズキャンディーなんかも良いと思います。

 

靴はこんなの使っています。

Giro PRIVATEER LACE。

 

靴底は歩きやすいゴム製。

硬すぎないので、帰り道は輪行で!という時なんかでもそのまま行けます。

駅の階段を上り下りなんかもお手の物。(駅に入る時は事前に山で泥を落としてください。)

 

2.あまり歩く事を想定しないシューズ x SPDペダル

これも結構やる組み合わせなのですが、舗装路で距離をガッツリ走って行った先のグラベルで遊ぶ時なんかにこの組み合わせをします。

ペダルはPD-ES600。(長期欠品中ですが、夏までにはまた当店に50個くらい入荷する予定です。)

 

こいつはビンディングは片面です。

泥抜けも悪いですが、ULTEGRAグレードのロード向けビンディングペダルです。

踏み面が広く、重量はXTRより軽いのが特徴。

※ペダル外すのが面倒という理由でXTR x RX8シューズという組み合わせで100kmくらいなら走ってしまったりもします。

 

シューズはSHIMANO RX8シューズがお勧め。

 

RC7と同じ剛性のカーボンソールを採用。

一応歩ける形状になっているので、ちょっとオフロードを歩くくらいならできますが、履いたまま長時間電車に乗ったり、駅の階段を上り下りするような使い方だと少しシンドいです。

 

ソールが硬いのでES600ペダルと組み合わせて、一時期ロードバイクのライドにも使っていました。あまりガッツリと未舗装路を歩いてウロウロしないならこの組み合わせがお勧めです。

 

3.ビンディングペダルを使わない

このスタイルは最近増えています。

 

街乗り中心の人や普段使いが多い人が、グラベルバイクにフラットペダルを付けて使っているケースが多いです。

また、昔からガッツリとアドベンチャーライドをやる人やキャンプツーリングをやる人なんかにも定番の人気がある装備でした。

 

そんなフラットペダルで走るスタイルが、最近幅広く認知されてきているのか、踏み面が広いペダルを履いてグラベルライドを楽しみたいという人が増えています。

それこそ、ビンディング→フラットペダルに変更という人もいらっしゃいます。

 

フラットペダルの魅力は何といっても手軽さ。

もしもオフロードでビンディングがとっさに外れなかったらどうしよう?というような心配もいりません。

 

このペダルはCRANKBROTHERS STUMP1。

踏み面が広く、ピンが付いたモデル。7000円くらいで買えるのも魅力です。

 

ペダルの選び方としては、「踏み面が広くて、食いつきが良くて、薄くて、泥抜けが良い」という所に気を付けて選んでもらえば、別のブランドでも近いモデルはたくさん出ています。

 

フラットペダルの弱点としては、ビンディングペダルのようにペダルと一体になっていないので、力の伝達で多少のロスが出るという所。オフロードに入る前に舗装路を長距離ある程度スピードを出して走りたかったり、舗装路の急な上り坂をこなさないといけない場所では少しシンドいかもしれません。

 

シューズは普通のスニーカーやトレッキングシューズで乗ってもOK。

食いつきを良くしつつペダリングのロスを減らしたいと考える場合はMTB用シューズを使うのもありです。

写真は私物MTB用シューズ。洗っても洗っても次のライドでドロドロになります。

 

ただ、山歩きを重視するなら靴底はこんな感じなので、濡れた山道に対するグリップは弱いです。

ペダリングを重視するか歩く事を重視するかで靴は選んだ方が良いかと思います。

 

と、こんな具合です。

なので、グラベルバイクを使ってどんな事がやりたいかが重要になってきます。

その辺りも店舗にビンディングシューズやペダル色々置いてますので、ご相談ください♪

 

そういえばグラベルバイクに関連して。

ドロッパーポスト、店舗の試乗車についてますので乗りに来てくださいね~というご紹介。

※動画に登場するBianchiは私物です。店舗の試乗車はcannondale TOPSTONE2のSMサイズです。