cannondale SUPERSIXのワイヤ通し作業(シフトワイヤの絡まりを解消)! | 京都→吹田 チャリンコ通勤!!

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今日はcannondaleの定番バイクSUPERSIX EVO DISC 105完成車を組んでました。(名前長いので、ここからはSUPERSIXと書きます。)

 

エアロなオールラウンダー!

組み立てて最後の変速調整をしている時にどうも違和感。

シフトワイヤーの前後が絡まってるのかな??という事でチェックです。

 

ワイヤを抜かずにチェックする方法はザックリ2つあります。

アウタートップの状態と

 

アウターローの状態で

 

フロントギアをアウターからトリム調整してみるのです。

動き幅がトップとローで違うと絡まっている可能性があります。

 

もう1つ

フロントをインナーから

 

トリム調整

 

この状態でRメカを動かないように手で押さえつつ

 

リアを変速。

これでFメカが動いたら絡まっている可能性があります。

ただ、後者のやりかたは変速機やSTIレバーに負担がかかるので、あまりやらん方が良い方法です。

力任せにやると壊れるので、もしやるとしても加減が必要です。

 

で、恐らく絡まっているだろうという事で絡まりを解消します。

 

BB裏をチェック。

ああ、SUPERSIXはBB下の穴が2穴でしたね。。。

1穴だと絡まり解消はとても簡単なのですが、2穴だと少しだけ面倒。

といっても片方の穴からワイヤ2本出るようにして、絡まりを解消してからまた元に戻すだけの事です。

 

で、1穴から2本ワイヤを出したのですが!

どうもフレームの中に通っているオイルホースとも絡まってるなあせる

上の写真のようにダウンチューブの中をオイルホース1本とシフトワイヤ2本が通る構造なのです。

 

どこまで絡まってるのか分からんので、ワイヤ2本とも抜きましたグッド!

遠回りのように見えて、実は近道だったりします。

 

ワイヤ1本通して入り口と出口で引っ張ると、中のオイルホースが少し動く。

自然に通すと絡まっちゃうような通り方してるんですよねあせる

なので、前後のワイヤがそれぞれオイルホースと絡んでないか、またワイヤ2本が絡んでないかをチェックしながらワイヤを通します。

 

そんでワイヤにライナー管を通して、ワイヤを抜きます。

そんでライナーが抜けないようにライターで口をあぶり広げ。

 

ライナーはここに出てきます。

 

そんでワイヤを通して下フタを取付。

BB下が2穴になってたり、ワイヤとオイルホースが同じ所を通って絡まりやすいという点はあるものの、BB下の逆ドライブ側とダウンチューブの上側に大き目の穴が開いているのは親切な設計です。

 

ガイドになってます。

これも個体差で少し取り付けにくい物もありますが、今回のは楽に取付できました。

 

組付け完了。

 

ちなみにSUPERSIXのフレームの内側、処理が綺麗です。

フレームの軽さもこういう所の積み重ねなんでしょうね。

 

こんな事をしていたら、商品画像の撮影をやる時間が無くなってしまいました。

(そうなりそうだったので、今回の手順を撮影してブログに書く事になりました。)

 

SUPERSIX!優等生なバイクで、癖も少なく良く進みます。

フレームの合成は上位のプロ供給グレードのHi-Modと同じで重量違いというこのバイク、完成車についているホイールなんかは正直そこまで良い物ではないですが、先々カスタムしながら長く付き合えるバイクです!

 

定価:(税込)¥308,000 →  お問い合わせください

 

店舗に51サイズの試乗車があり乗っていただけます!

また在庫も持ってるので、ぜひご検討中の方はご相談ください!