今日は久々にチューブレスレディの作業をしていました。
キャノンデールのTOPSTONE CARBON。
2021年式はチューブレスバルブが付いてきました。
2020年式は付いてなくて、2019年のトップストーンには付いて来るので、年式により付くかどうかのムラがあるようです。
タイヤを外します。
WTBのリムにWTBのタイヤが付いているのですが、中々カッチリとリムとタイヤが噛み合っていて、外すのに少し苦労します。(コツがあって、タイヤを広く持ってねじるようにすると外しやすいです。)
最初からチューブレステープが巻かれていました。
試しにシーラント無しでエアを充填してみた所、チューブレスバルブの付け根からエア漏れします。。。
見てみるとチューブレステープのバルブ付近の処理が荒かったです。
また、一部心配な所があったので2重巻きにします。
確か4bar以下の使用なら1重巻きで良かったハズなのですが、一応先々ロードバイク的な使い方をしないとも言えないので2重巻きでいきます。
そしてタイヤをはめてシーラント無しでエアを充填。
エアを抜いて、タイヤがリムに噛み込んでる状態でバルブコアを抜いてシリンジでシーラントを入れます。
そして規定空気圧でエアを入れて、タイヤを振って全体に馴染ませます。
こんな感じに最初だけ少しのシーラント漏れがありますが、すぐにシーラントの力でエアの抜け穴が塞がり、エアの抜けがストップします。
後は、明日朝出勤したらエアが抜けていない事を祈るばかり。。。
チューブレス化。
メリットとしてホイール外周部(タイヤまわり)の軽量化があげられます。
ただ、以前チューブレス化でロードバイクのタイヤが軽量化されるかどうかを検証しましたが、チューブドの物と重量的には変わりませんでした。
しかしタイヤサイズがグラベルバイクくらいになってくると、シーラント剤を入れた方がチューブを入れるよりも軽くなり、MTBになるとその差がより顕著になってきます。
また、チューブレス化することにより、低圧で乗りやすくなるだけでなく、ある程度空気圧を上げてもタイヤの外壁がトータルで薄くなる分乗り心地の良さも稼げるなどメリットが多いです。
デメリットもあります。
まず個体差が大きい事。リムとタイヤの組み合わせで相性もあります。
全然ビードが上がらない物もありますし、シーラントが漏れまくる物もあります。
また、チューブドの場合タイヤが多少ボロボロになっても何やかんやで使えますが、TLRの方がチューブドの使い方よりもタイヤ交換の頻度は高くなります。
私自身、TLRのタイヤを愛用しています。
シーラントを入れておく事で、小さな穴が開いてもこんな風にシーラント剤が漏れて穴をふさいでくれます。
これも私なら「ありがてぇ!」と思いますし、人によっては穴が開いたままのタイヤで走るのって何か心配。。。となる人もいます。
特にシーラントで穴が塞がっている場合って、仕事が忙しくてしばらく乗れないまま置いておくと、気付いたらタイヤがぺしゃんこ。。。みたいなケースも多々あります。
なので、当店のMTB大好きスタッフはチューブレス化してないですし、当店のグラベル大好きスタッフ(私)は愛車をチューブレス化しています。
大手を振って万人にオススメするカスタムではないですが、メリットとデメリットを知った上で自分の使い方や性格に合っている!と思うのならぜひチューブレス化やってみてください♪