知恩院さん 除夜の鐘の試し撞き | おみほはんの たのしく合格!京都検定

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知恩院三門 思わず合掌してしまいます。

京都三大門の一つ、徳川秀忠によって建立された二階建て二重門、現存最大級のものです。

京都三大門をもう一度チェックなさってください。

 

知恩院の除夜の鐘は、身を清めた僧侶の方々によって、非常に特殊な方法で撞かれます。
親綱を持った撞き手が、「えーい、ひとーつ」と掛け声を発すると、それに呼応して、子綱を持つ16人のご僧侶が同じ言葉を繰り返したのち、「そーれ!」とタイミングを合わせて、撞木を引きます。そして、撞き手が撞木に仰向けにぶら下がるようにして、体全体を使って大鐘を打ちます。
撞き手は順に交替されます。

 

午後2時から開始です、1時に到着しましたら、すでに大勢の方が並んでおられました。

 

今回は上手く写真が撮れませんでしたが・・・・。

さあ始まります。

一番手前のご僧侶は3年前にも同じ場所におられました。

皆さま、袖をお首にかけておられます。

 

こちらのお若いご僧侶は、高く飛び上がられました。

綱は左手のみでお持ちです。

 

連写したら、ブレブレになりましたが、雰囲気を味わってください。


 

3度目の拝観ですが、以前とは様子が異なり、参拝者はグループに分けられ、グループごとに鐘楼へ上りました。

私達は2グループでしたので、鐘を撞かれる前の読経はすでに終わっていました。

また、先輩僧侶が作法について細かく指導されることもなく、「次は初めて撞くものです、上手く撞けたら拍手してください。」等の楽しいお話もなく、淡々と鐘は撞かれました。

コロナの影響ですかね!

 

大晦日の夜は、厳かに、罪障消滅と世の安穏を祈り、年をまたぎ、1分間隔で108打の鐘が撞かれます。

そして、一打撞かれる毎に、3人のご僧侶が五体投地される様子がテレビ放映されます。

この鐘が撞かれるのは、法然上人の御忌大会(4月)と大晦日のみです。

1922年(大正11年)にはアインシュタイン博士が、この大鐘の下で音の実験をされました。すでに第10回京都検定1級に出題されています。

 

この後、安養寺を拝観しました、続く・・・・。