息子の居場所を作ってあげたかった。~家庭内暴力編~ | 「自分も子どもも愛せるママになれる」新宿御苑前子育て相談室

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● 息子の居場所を作ってあげたかった。~家庭内暴力編~

【前回】大学合格!奇跡が起きました。

こんにちは、仲村ゆりかです。

大学に合格して、これで大丈夫!

希望の学部にも合格できたので、文句はないだろう!と思っていました。

が、一向に入学手続きの用意をしない、息子。

これも期限が迫ってきます。

この世に及んで、どういう事なのか?

「ふざけるな!」と、心の中で叫んでしましたね~。(笑)

自分の息子ですが、愛想が尽きました・・・。

でも、イヤイヤ、ここまでやってきたのだから、大学に入学させないと苦労が報われない!

でもでも、ここまで、やってきたのだから、親としての役割は充分果たしたでしょ!あとは、本人が決めること・・・。


この二つの気持ちで、私の心の中は、いつも葛藤していました。

このころの息子は、高校の卒業式も終わり、学校にいくことはありません。

破壊行為はしませんでしたが、私と会わないように避けて逃げているのは分かりました。

無表情で、全く言葉を発しない状態でした。

ある日から、見慣れない服装で出かけるようになりました。

どうやらバイトを始めたようでした。

入学手続きもせず、バイトをやっている場合じゃないでしょ!と、苛立ちました。

その時、私の思考が変わりました。

息子が、ここまで私に嫌がらせ?反抗するなら、私も息子が避けていることをやってやる!

私の仕返?反撃です。(笑)

仕返しと言っても、過激な事ではなりません。

なにか?というと、諦めず、絶対息子を大学に入れてやる!

という事です。

息子は、逃げていれば、期限が来て私が諦めると思っていたように思います。

息子のこんなやり方を通させない!と、闘志が湧いてきました。(笑)

期限が迫ってくる中、大学に連絡して、事情を話し、入学手続きの事などの状況など詳しくお聞きしました。

事務局の方は、とても親切で相談に乗ってくれましたね。

お金や書類などは準備できました。

あとは、本人の写真だけ・・・。

これが一番大変でした。

私も言い続けましたが、高校の時の担任の先生にも頼んで、説得してもらいました。

息子は、担任のことは信頼していたのでしょうね。

写真を撮りに行きましたが、息子は提出する気配がありません。

私が、どこまで手を出すのか?

どこまで、本人の意志を尊重するべきなのか?

「これでいいのか?」

「これは私の価値観を押し付けているだけじゃないか?」

いつも、自問自答しながら行動していました。

でも「息子を社会に送り出すまで諦めない!」「寄り添う!」と、決めたじゃないか!と、自分を勇気づけていました。

バイト先は、フリーの人材を募集していたようで、息子は「僕はフリーなので、いつでもシフトに入れます」と言っていたようでした。

なので、大学が合格していることを把握して頂いて、大学生になってもバイトを辞めなくてもいい事を、何気に息子に伝えて頂けるようにお願いしました。

息子が動かないのなら、周りから固めていこうと思いました。

私の根回しは、止まることはありませんでしたね。(笑)

ここまでしても、息子が大学に入学に前向きな姿勢が見えない。

何十万も入学金を払っても、行かないようだったらもったいない・・・。

あのときの私は、どうにか息子の意志を確認したくてしょうがありませんでした。

でも、息子は逃げるばかりで、自分がどうしたいかを話すことはありませんでした。

入学手続きどうしたらいいのか・・・

思い悩みました。

そこで、私がだした結論は、入学してもしなくても、入学金と授業料を収めることでした。

どうしてそうしたか?

それは、息子の周りの友達はほとんどが進学していました。

今は、反抗している息子ですが、新学期が始まったとき

「やっぱり大学行っていればよかったかな・・」

と、そんな気持ちが少しでも出てきた時のことを考えました。

授業料を収めていれば、息子はいつからでも大学に行けます。

息子の居場所を確保してあげたかったのです。



多額なお金を捨てるような事になるかもしれない・・。

損得を考えると、苦しかった。

でも、それ以上に息子が自然に戻れる場所を作ってあげることが、私に最後の役目だと感じました。

授業料を納めた後、息子には、

「授業料納めたから、大学には行けるよ」

とだけ伝えました。

ここまでやるには、相当の忍耐と気力、体力が必要でした。

その思いが、全く息子に伝わっていないようで、虚しくて悲して、涙が溢れてきました。

良かれと思ったことでも、本当にこれでいいのか?

結局、息子に押し付けてしまっているのではないのか?

そんな自責に念にずっと駆られました。

でも、これがきっと息子に将来の為になるんだ!と、信じたかった?念じていた私もいました。

この奮闘が、後々どういうことになっていくかは、その時の私には想像もつきませんでした。

続きは、次回です。


★息子の家庭内暴力に至るまでの家庭内環境&私の心の葛藤については、コチラをご覧ください。

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