【前回】大学合格!奇跡が起きました。
こんにちは、仲村ゆりかです。
大学に合格して、これで大丈夫!
希望の学部にも合格できたので、文句はないだろう!と思っていました。
が、一向に入学手続きの用意をしない、息子。
これも期限が迫ってきます。
この世に及んで、どういう事なのか?
「ふざけるな!」と、心の中で叫んでしましたね~。(笑)
自分の息子ですが、愛想が尽きました・・・。
でも、イヤイヤ、ここまでやってきたのだから、大学に入学させないと苦労が報われない!
でもでも、ここまで、やってきたのだから、親としての役割は充分果たしたでしょ!あとは、本人が決めること・・・。
この二つの気持ちで、私の心の中は、いつも葛藤していました。
このころの息子は、高校の卒業式も終わり、学校にいくことはありません。
破壊行為はしませんでしたが、私と会わないように避けて逃げているのは分かりました。
無表情で、全く言葉を発しない状態でした。
ある日から、見慣れない服装で出かけるようになりました。
どうやらバイトを始めたようでした。
入学手続きもせず、バイトをやっている場合じゃないでしょ!と、苛立ちました。
その時、私の思考が変わりました。
息子が、ここまで私に嫌がらせ?反抗するなら、私も息子が避けていることをやってやる!
私の仕返?反撃です。(笑)
仕返しと言っても、過激な事ではなりません。
なにか?というと、諦めず、絶対息子を大学に入れてやる!
という事です。
息子は、逃げていれば、期限が来て私が諦めると思っていたように思います。
息子のこんなやり方を通させない!と、闘志が湧いてきました。(笑)
期限が迫ってくる中、大学に連絡して、事情を話し、入学手続きの事などの状況など詳しくお聞きしました。
事務局の方は、とても親切で相談に乗ってくれましたね。
お金や書類などは準備できました。
あとは、本人の写真だけ・・・。
これが一番大変でした。
私も言い続けましたが、高校の時の担任の先生にも頼んで、説得してもらいました。
息子は、担任のことは信頼していたのでしょうね。
写真を撮りに行きましたが、息子は提出する気配がありません。
私が、どこまで手を出すのか?
どこまで、本人の意志を尊重するべきなのか?
「これでいいのか?」
「これは私の価値観を押し付けているだけじゃないか?」
いつも、自問自答しながら行動していました。
でも「息子を社会に送り出すまで諦めない!」「寄り添う!」と、決めたじゃないか!と、自分を勇気づけていました。
バイト先は、フリーの人材を募集していたようで、息子は「僕はフリーなので、いつでもシフトに入れます」と言っていたようでした。
なので、大学が合格していることを把握して頂いて、大学生になってもバイトを辞めなくてもいい事を、何気に息子に伝えて頂けるようにお願いしました。
息子が動かないのなら、周りから固めていこうと思いました。
私の根回しは、止まることはありませんでしたね。(笑)
ここまでしても、息子が大学に入学に前向きな姿勢が見えない。
何十万も入学金を払っても、行かないようだったらもったいない・・・。
あのときの私は、どうにか息子の意志を確認したくてしょうがありませんでした。
でも、息子は逃げるばかりで、自分がどうしたいかを話すことはありませんでした。
入学手続きどうしたらいいのか・・・
思い悩みました。
そこで、私がだした結論は、入学してもしなくても、入学金と授業料を収めることでした。
どうしてそうしたか?
それは、息子の周りの友達はほとんどが進学していました。
今は、反抗している息子ですが、新学期が始まったとき
「やっぱり大学行っていればよかったかな・・」
と、そんな気持ちが少しでも出てきた時のことを考えました。
授業料を収めていれば、息子はいつからでも大学に行けます。
息子の居場所を確保してあげたかったのです。
多額なお金を捨てるような事になるかもしれない・・。
損得を考えると、苦しかった。
でも、それ以上に息子が自然に戻れる場所を作ってあげることが、私に最後の役目だと感じました。
授業料を納めた後、息子には、
「授業料納めたから、大学には行けるよ」
とだけ伝えました。
ここまでやるには、相当の忍耐と気力、体力が必要でした。
その思いが、全く息子に伝わっていないようで、虚しくて悲して、涙が溢れてきました。
良かれと思ったことでも、本当にこれでいいのか?
結局、息子に押し付けてしまっているのではないのか?
そんな自責に念にずっと駆られました。
でも、これがきっと息子に将来の為になるんだ!と、信じたかった?念じていた私もいました。
この奮闘が、後々どういうことになっていくかは、その時の私には想像もつきませんでした。
続きは、次回です。
★息子の家庭内暴力に至るまでの家庭内環境&私の心の葛藤については、コチラをご覧ください。
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