息子を自衛隊に入隊させようとした。～家庭内暴力編～

●　息子を自衛隊に入隊させようとした。～家庭内暴力編～

【前回】息子が自分で社会に旅立つまで諦めない！と、決意した。

こんにちは、仲村ゆりかです。

息子を、このままにしていくわけにはいかない！

そして、今息子を見捨てるようなことをしてはいけない！

その思いで、私は考えつくすべての事を、行動に移しました。

相変わらず、現実逃避し続ける、息子。


怒りと情けなさでいっぱいになりました。

なんで、こんな子になったのか？

自分の子育ての後悔ばかりでした。

そうしている間も、刻々と受験は近づいてきます。

大学も就職も嫌だとなると・・・

何がいいのか？

そこで考えたのが、自衛隊に入れることでした。(笑)

その訳は、祖父が自衛官だったことと、息子の友達が入隊していたので、もしかした興味があるかな？と思ったのでした。

息子に話したら、説明を聞きに事務所に行く事を承諾しました。

息子の反応に、ビックリはしましたが、心の中ではガッツポーズをしていました。(笑)

説明を聞きに行く日、息子は約束の時間に間に合うように帰宅しました。

でも、事務所に到着するまでは、気が変わって逃げ出すんじゃないか？と、ドキドキしていました。

何もなく、事務所のソファーに座った時は、ホッとしました。

担当の方からの説明を、頷きながら聞いている姿は、普通の高校生。

家庭の中で暴れている様な子には見えませんでした。

いつか、息子とこんな風に穏やかに暮らせる時がくるのだろうか？

説明を聞いている間、息子と隣り合わせに座っているることが、心地よかったことを覚えています。

「質問はありませんか？」の問いかけに、

「ありません」と答える、息子。

こんな普通のやり取りさえ、私には喜びでした。

そして、受験するしない関わらず、とりあえず願書を貰い、帰宅しました。

大学じゃなくても、とにかくどこかに進路を決めないといけない！

決めたい！

私は、そう思っていました。

私は、息子が社会に出られるようになるまで寄り添う！と、決めたのですが、息子の行動に本当心底疲れ切っていました。

本音を言えば、息子を家から出したかった・・・。

もし、自衛隊に入隊したら、正当な理由で、息子を外に出せるな～、そんな風にも思っていましたね。

それと、外に出れば、息子も鍛えられるだろうとも思っていました。

今振り返ると、私は息子の為と言いながら、息子を家から追い出す進路を探していたのかもしれません。

なぜなら、「私が気に入らないなら出て行けばいいのに・・・」という思いが、私の心の片隅にあったからだと思います。

でもね、家を出そう出そうと思っても、そんなに思うようにいかないのが現実です。

帰宅した息子は、何も言わなかった。

数日後、勇気をだして、どうするのか？聞いてみました。

「受ける受けない関係なく、とりあえず願書出してたら？」

もし大学に進学するのなら、キャンセルが出来るという説明だったので、少しは気が楽だったかもしれません。

何とか、願書を提出。

これだけでも、凄く嬉しかった。

そして、「これで、進路を確保できた！」合格もしていないのに、とても気持ちが楽になったのです。

学校での大学進学を指導と並行して、私は息子の進路を模索し続けました。

願書提出した数日後、受験票が届きました。

それを見た時、少しだけ明るい兆しを感じました。

あとは、受験日に行ってくれることだけを願って、息子に気を遣って過ごしていた気がします。

でも、ここまでこじれてしまった、息子の心はすぐに改心するものではありませんでした。

続きは、次回です。

★息子の家庭内暴力に至るまでの家庭内環境＆私の心の葛藤については、コチラをご覧ください。

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