【前回】「お母さんも一生懸命だったんだよね」その言葉に救われました。
こんにちは、仲村ゆりかです。
息子の破壊行為が酷くなるにつれて、この怒りがいつか外部に向く事はないのか?が、不安でした。
テレビから息子と同年代の男の子の残酷な事件のニュースが流れるたびに、わが身のことのように思えました。
これは、やっぱりプロに相談しようと思い、警察に電話しました。
何かあってからでは遅い。
今のうちに手を打たなければいけないと、思ったのです。
どの課に電話したのか覚えていないのですが、青少年の相談窓口だっだような気がします。
窓口の女性は、私の話しを聴いたあと、
「息子さんが来てくれたら、相談にものれますし、カウンセリングも出来ますが・・・」
その言葉を聞いたとき、私の張りつめていた気持ちが爆発してしまいました。
「息子を連れて行けるのなら、こんなに苦労はしない!どこに行っても、息子を連れてきたら・・と、同じ事を言うだけ。
外では普通にしているから、みんな深刻に受け止めてくれない!
実際、家の中を見に来てほしい!それで、これがただの反抗期なのか?ヤバイ状態なのか?教えて欲しいんです。
何かあったらどうするんですか?警察は来てくれないんですか?」
今思えば、凄い勢いで訴えていたのだと思います。
そんな私の必死さを感じたのか?分かりませんが、
「お母さんが、行ってもいいとおっしゃるのなら行く事は可能です」
というお返事がありました。
そして、2日後私服の婦警さんが3人いらっしゃいました。
その頃は、息子の壊した物を片付けることをしていませんでした。
当然、部屋の床は壊されたもので、溢れていました。
その情景を見た婦警さんは、
「これは凄いですね・・」
と、眺めていました。
私は、このような事をする息子が、そのうちに人に迷惑をかけるような事をする危険性がないのか?尋ねました。
婦警さんも、断言できないと言います。
なぜなら、家の中で暴れた子が、必ずしも事件を起こす訳ではないという事でした。
事件性がないと、警察としては関与できないとも言われました。
例えば、息子が夜の街をフラフラしていたり、外で暴れたりした場合、補導して話しをすることもできる。
でも、今はそんなこともしていないので、警察が息子さんと話すのは難しいという事でした。
(私が)何となく想定したいたようなお返事でした・・・。
私が、無理を言っているのも分かっていました。
でも、誰か助けて欲しかった!
誰を?
私は、息子を助けて欲しかったのです。
息子は、きっと何かに苦しんでいると思っていたから・・・。
この時の私は、息子を誰か助けてあげて欲しいと思って、行動していました。
婦警さんも手立てがありません。
最後に、こんな風に言われました。
「お母さん、命だけは守ってくださいね。
本当に危ないと思ったら、逃げてくださいね。」
その言葉を聴いたとき、「そんなこともあるかもしれないな~」と、納得している私がいました。
息子のことも、私のことも、助けてくれる人はいないんだ~と、行き場を失くした絶望感と孤独感にさいなまれていました。
私は、たった数週間で、体力も気力も限界になっていました。
そんなことなどお構いなく、息子の破壊行動は日々続いたのです。
続きは、次回です。
★息子の家庭内暴力に至るまでの家庭内環境&私の心の葛藤については、コチラをご覧ください。
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