初代中村仲蔵(1736〜90)は、今で言う大部屋役者のような稲荷町から名題へと上り詰めた、血も家柄もない歌舞伎役者。

それを演じた藤原竜也さん。

先日、歌舞伎町劇場で、たつみ演劇BOXのたつみ座長の仲蔵を観たので、果たして商業演劇ではどう演じるのかと気になり、リセールのチケットが取れたので観に行きました。

東京建物ブリリアホール








パンフレット








大衆演劇よりもより、詳しく物語は始まります。

猪の前足の場面までの、仲蔵は先輩たちからもいじめられ、悔しい想いをしてます。

歌舞伎の舞台の場面での、仲蔵は、外郎売りの長口上を見事に淀みなくやり切りました!

仮名手本忠臣蔵の第五幕。それは弁当幕と言われる斧定九郎役。

それをなんとか、見物衆を唸らせようと。

ある侍の男を観て閃く!


さすが!芝居だけの3時間は中村仲蔵という人物を作り上げた有意義なものでした。


仲蔵を取り巻く役者さんもまた素晴らしく、大衆演劇とは違う満足感に浸りました.