5/28(日)
無事千秋楽を迎えた


枝窪純子
内藤和美を演じた舞台
ずっとここにある小さな塊

と逆班の

アカルイユウヤケ

5/25(木)に塊2公演とユウヤケ1公演を観劇して来ました✨

それでは、
そのレポートをここにツラツラと書き記して行きたいと思います。
(物販で各台本を予約購入して後日届くので物語については軽く説明程度で…)

まずは

ずっとここにある小さな塊
から…


12:00からの回と19:00からの回の【塊】を


【入り口】
                 通路
--------------  ↓
-------------- 
------------○
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--------------

舞台


--------------
--------●●○  

↑マチネは●の席でヤッホー鎌野氏と並びで観劇。
ソワレは○の席手前がおいら、奥が恵一くんで観劇。
今回珍しい二面席で舞台を真ん中に挟んで手前5列、奥2列から見れたのです(^.^)
ちなみに純子ちゃんが強く推していたのは奥側●の席。
その理由はのちのち明かします!



冒頭暗転。真っ暗なまま
山本東子役の今沙栄子のナレーション…
『2017年3月22日…東京都杉並区のアパートで火災が発生。
現場から性別の判定が困難な状態の遺体が発見された。
当初は火事による焼死と推定されていたが、
遺体に僅かながら複数の刺傷と思しき形跡が残っていた…』

今回のこの2つの物語は
この事件を軸に進行します。
【塊】はこの事件のあとの物語。
【ユウヤケ】はこの事件以前の物語。

【塊】の登場人物は
この事件を捜査担当する女刑事で、この物語の主人公
山本東子(今沙栄子)
その弟の
山本光太郎(新澤典将)

東子の同級生 
内藤和美(枝窪純子)
同じく東子の同級生で和美の彼氏の
元木浩二(中西俊貴)
同じく東子の同級生で医師の
荒木博史(清水康栄)

東子の同僚で、先輩刑事の
藤木一郎(佐藤朋)
その妹の
藤木綾瀬(千勢桐子)

博史の病院で働く看護士
堀内薫(水瀬真知)
謎の男
チャン・ドゴン(三澤康平)
東子と運命の出会いをする男
田中啓太(根魏山リョージ)

そしてアカルイユウヤケのメインキャストだが一瞬登場する
中村拓未、柄澤崇史

こうやって登場するキャストを羅列すると、推理物?とかサスペンス?と思われると思いますが違います。
ツイート等で純子ちゃんはじめキャストの面々が『病む』、『メンタルが…』と呟いておりましたが…
この塊のテーマは【性】。
そしてしみくれのメインコンセプトは【騙す】。
見事に騙されそして衝撃の展開になります。


【塊】の本軸はこの火事で見つかった死体ではなく。

過去にあった東子たちの同級生の死。

当時は事故死で処理されたのだが、東子たちは本当は自分達のいじめによる自殺ではないか?
とずっとそれを胸に塊(しこり)として持ち続けたままそれぞれ生きている。←と言うもの。

彼女の死から10数年経った今、久しぶりに集まり同窓会を開いた夜から歯車が狂いはじめ、物語は重く暗い闇へと引き込まれていく。


●山本東子と光太郎姉弟。
東子は未だ男を知らない処女。光太郎は姉と違いイケメンで、散々女をとっかえひっかえしつつも、そんな姉の将来を案じている。

今ちゃん演じる東子は『女はね?!30過ぎてもセックスしてないと沼になるのよ!』なんて過激なことを言うが、奥手で男と付き合ったこともなく、好意を寄せてくれている先輩刑事の遠回しな告白に気づきもせずに、街で壺を売り付けてこようとした男たち(拓未さんと柄澤さんはここで壺売り男として登場しますw )にナンパされたと喜ぶとことかワロタw
そして、この時の今ちゃんの壺売り男たちに連続で放った『死ねっ!』にもワロタw

果てはそんな藤木とではなく、ひょんなことから知り合ったどこの馬の骨ともわからない啓太と付き合ってしまうような鈍感女w

ともすれば嫌味に取られがっつり嫌われそうなあざとさも、今ちゃんが演ったから中和されいいスパイスになってた🎵
東子は今ちゃんありきの役だと思った。

典将くん演じた弟の光太郎はほんまイケメンなんやけど
ほんと嫌な奴やった!
綾瀬と付き合い妊娠させといて別れよう…とか
綾瀬が目の前で自殺しようとしてるのに別の女に会いにいこうとして『死ぬなら止めないけど…ひとりでやったほうがいいと思うよ』とか残忍なセリフ吐くし!
でも実は綾瀬のお腹の子供は光太郎の子供じゃなく『ぼくじゃないです…ぼく無精子病で子供作れない体なんで…』のセリフにハッとさせられた。
それに異様なシスコンでセックスを知らない姉に『セックスしてあげようか?』とかゆうし
結局啓太と別れてしまった東子が自暴自棄になってラスト号泣しながら光太郎に『お願いです私とセックスしてください』て泣き叫ぶところにはぐっと来た!2回目見たときおいらここでたまらず号泣!(笑)
でも、『わかった!いいよ!とりあえず飲みに行こう』『あんた飲んだあとはセックスしないんじゃ』←光太郎にはこだわりがあって!誰でもいいはなくて好きな人としかしない。飲んだ勢いとかあり得ない理解できない←てゆうのがあったので、このセリフに姉を本当に大切に想ってるてゆうのが現れててすべてご破算にさせられる始末www
これも典将くんやなかったら、天真爛漫な笑顔が素敵な彼やからこそできた役やと思った。



●内藤和美と元木浩二
高校時代から付き合っていてもう13年。
同級生のともえの死をきっかけに歯車が少し噛み合わなくなっている二人。
東子も実はともえの死をきっかけに刑事になろうと進路を決めたひとりだった…。

浩二はともえの死が自分のいじめのせいだと思い込み、写真家になる夢を追いレバノンに逃げた。
和美は寂しさをまぎらわせるために東子の弟の光太郎とも付き合い、二股をかけていた…。

いやほんと純子ちゃん、今までに見たことのない役柄で、しかも実年齢の22歳より7つも上の29歳役を熱演してました。 

同窓会を機に光太郎から別れを告げられるも
『別れる必要なくない?』なんてゆうし、
でも将来のことを考え浩二に結婚をせがむも、浩二は和美との生活をレバノンで送ることを望む!
収入もなく夢ばかり語る浩二に、
『月収36万の私が仕事やめてどうやって見知らぬ土地で生活してくの?』
と現実をつきつける和美の説得を浩二は全く聞かない。
和美は意を決して浩二との別れを決意する。

●荒木博史
ともえのことが好きだった彼は、未だにともえの死をひきづって生きていた。
当時事故死として処理されたともえの死の真相を博史は実は知っていた…。
ともえの死の直後、彼は遺書を見つけていたのだ…。ともえの死は自殺だった…。
だが、彼はそれを隠し持っていて未だに皆に告白できずにいた。
もちろん、中身を読むのが怖くて封は切られていない…。

しかし、ある日
その遺書を開いた博史は…
『ありがとう…皆に出会えて良かった』
と書かれていたのを読み安堵し、それを和美に伝える。

和美はそれを知り
浩二に『もう逃げなくていいんだよ!私たちのせいじゃなかったの!』
とヨリを戻して日本で暮らそうと告げる…
『そんな風に思ってたのか…?』
浩二は辛そうに和美にそう返答する。
『ピューリッツァー賞を取って和美を幸せにするからレバノンで暮らそう!』
噛み合わなくなった歯車はもう元に戻せそうになかった…

やはり二人は別れるしかなかったのだ…

和美はある日…13年間貯めに貯めていた思いを遂に爆発させる。

奥側の席で見ていたおいらの前を
中西さん演じる浩二が背を向けて歩いていた
そこに、向こう側からこちらに歩いてくる和美を演じる純子ちゃんが…
魂の抜けきった、恍惚とした表情でこちらに向かってたどたどしく歩いてくる…。
何もかも失ったような顔だった…

ふと見ると右手に包丁を持っている…
『まさか…』
そう思った瞬間だった…
和美の右手がすっと上がったと思ったら…
浩二の腹に向かってそれをひと突き!
ドスっと言う鈍い音が聞こえた…

浩二は上向けにゆっくりと崩れ落ち、天を仰ぐように寝そべった…
和美はその上に馬乗りになり…
さらに浩二の腹を強くメッタ刺しにして行く。

血の気が引いた…
背筋が凍った…

1回目の時はとにかく頭が真っ白に終わった。

純子ちゃんからは
『物語を主体に見てね?ヘタに和美に感情移入すると病むよ!』
てゆわれてたんやが…
2回目うっかりそれやっちゃったwww

13年間の重み、届かない想い…
いろんな感情が沸き上がってきたのを抑えきれずに
力を込めて浩二を刺し続ける和美の辛さ、やるせなさにシンクロしてしまって
涙が溢れだして止まらなくなった…
1度は諦めた浩二との生活だったが、
ともえの遺書のおかげで『ずっとここにある小さな塊』ともこれでサヨナラできて、浩二ともやり直せると思ったのに…
私のこの13年はどうなるの?
これからどうやって生きてくの?

あかん!
ほんまこれはあかんかった…

観てる方がこんな感情やのに…
演じてる方はどうなるんや?

奥で観て!とはゆわれたが←和美の決定的な表情はバッチリ見えたのやが…これはあかんかった!
まあもうひとつ奥から観る利点はあったのやが
それはまた別の講釈で…(笑)

とにかく衝撃過ぎた!

ほんま観劇あとに笑顔な純子ちゃんと会ってなかったらヤバかった…

純子ちゃんほんまにお疲れ様やわ!

今までに見たことののない枝窪純子を目の当たりにしました!
彼女はほんとにすごい女優です!
4年前から欠かさず舞台を観てる理由はこれなんですね?
これだからやめられないwww

そしてあとから…
根魏山さんのブログで…
『刃が落ちてるとはいえ、鉄板やらクッションやら仕込んでるとはいえ、服の上からナイフを刺す・刺されるストレスは想像できたもんじゃないし、シーン終わった暗転で楽屋に帰ってきて、手を繋いだまま二人して震えていた姿は、一生忘れられないww』

てゆうのを読んで更に泣けた😞




純子ちゃん
中西さん!辛い役どころ
ほんとにおつかれさまでしたあ🙆




↑後日上京物語に貼ろう思ってたんやが
このままやと病みブログになりそうやったからやぱここでも貼っておきます🎵

そして
まだまだ小さな塊レポは続きます!
桐子さん(東子ではなく綾瀬役の千勢さん←ややこしい(笑))
のケアもこのあとしていかなきゃ!
綾瀬もかなりやばいですのでお覚悟を!

まだまだ出てきてないキャストさんもいますし
物語はもっと複雑ですしw
チャン・ドゴン←も気になるでしょ?w

ではでは
中途半端ではありますが
とりまレポ①はこの辺で
(一体何ブログになるんやろ?w)

あでゅ🙋