こんにちは!
カカです。
大人気漫画、鬼滅の刃が
最終回という事で。
我が家は雑誌ではなく
コミックでしか読んでいないので、
現在はまだ20巻止まり。
その先は読んでいない。
(しかし、うっすらと
内容は見聞きはしている。
ネット社会の悲しき現実…)
ネット上で、
なぜこの漫画が人気を博したのかを
複数の業界人が述べたものをまとめた
記事を読みましたが、
どれも何故か的外れに感じた。
なぜ的外れに感じたかを考えていたのですが、作者さんが女性だと知り、
さらに女性人気も高いと知り、
ちょっと分かった気がした。
まとめ記事で意見が紹介されていた業界人がたは、名前から見るにほぼ皆さん成人男性。
恐らく、面白いと思ったり
感動するポイントが全然違う。
その記事では人気が不可解とまで書かれていた。
いや、ま、おっさん成人男性には
確かにちょっとわからんだろうな、と
おばちゃんは思った。
40オーバー子持ちおばちゃんのワタクシにとってのこの漫画のツボは、
なんと言っても作中の登場人物たちが見せる、どうしようもなく切ない家族愛である。
親をコロされた、
子を守りたかった、
もう決して会うことの出来ない亡くなった肉親への思い、
楽しかったあの頃の思い出、
辛い中でもまだ生きている兄弟姉妹を何としてでも守りたい気持ち。
もーそんなん
涙腺崩壊やん。
現実世界で比較的早い時期に
実際に母親が亡くなっており、
会いたいけど会う事が絶対に出来ないという現実を、リアルに体験してしまっている中年おばちゃんとしては、
「もうあの頃には絶対に戻れないんだ」
という主人公達の気持ちが
痛いほどわかる。
逆に子を持つ母としては、
母として子を守りたい、
幸せになってほしい、
子が大人になるまで生きて
少しでも助けてあげたい、
子供には辛い思いをさせたくない、
という親心から、
主人公達が幼いうちに
シんでしまった親達の無念がね、
あー、もーツライ。
どうか生き残って幸せになってほしい、と
俄然肩入れして読んでしまうのよ。
で、40代おばちゃんではなく、
小学生女子あたりだと何がツボかといったら、
頑張って弟妹を守る兄たち←こんな優しい(イケメンな)兄ちゃん欲しい!
兄姉を助ける弟妹←年下or女の子だって守られるだけじゃない。年下だって強いんだから!
と、願望が叶えられる内容で。
女の子でも薬に詳しかったり、怪力だったり、(鬼だから)人外の激強さだったりで、
ジャンプにありがちな結局男子だけ
一辺倒に強いってい漫画ではない事も大きい。
怪力の柱女子の設定がまた秀逸。
素の自分(怪力、大食い、髪の色)だと嫁に貰ってもらえないから無理して自分を抑えていたけど、
隊では素の自分でいていいんだって思えた。
って、まさに社会から求められる「可愛い女の子像」を演じなきゃいけない、
「生きづらいと感じている現代女性たち」の気持ちを、そのまんま代弁しちゃってるもの。
10代女子あたりだと、イケメンキャラたちによる所謂「推し」人気で対応可能。
男子には従来通りの少年マンガとして、それなりの仲間愛や、派手な技の戦闘、
自分よりも圧倒的に強い敵を倒す、といったジャンプらしい王道物語。
実に幅広い年代性別それぞれに
キッチリとハマるツボを押さえているのだ。
えーと、
長々と書いてきましたが、
要するに何を言いたいかと言うと、
作者様、(まだ結末まで知らないけど)
素敵な漫画をありがとうございました。
久しぶりに漫画で泣きました。
そして、ホントにお疲れ様です。
残りのコミック3巻、
楽しみに待っています!