息子宅に滞在中に見た映画。

「瞳をとじて」（ビクトル・エリセ監督　スペイン　2024年2月公開　169分）

ビクトル・エリセの31年振りの長編映画。

ストーリーは、映画撮影中に失踪した俳優と

元映画監督の記憶をめぐる物語。

最初のシーンから引き込まれたが、

これは映画のワンシーンという設定。

このときの主演男優が突然姿を消す。

💙

ビクトル・エリセは寡作な監督として知られるが、

第1作の「ミツバチのささやき」（1973）も

「エルスール」（１９８３）も大好きな作品だ。

「ミツバチのささやき」で主演した可愛い女の子アナ・トレントが

本作で再び重要な役で登場している。

当時6歳だったアナ。

５０年後「瞳をとじて」でのアナ・トレント。役名も同じ「アナ」。

目のあたりに面影はあるものの、50年という歳月は大きい。

『瞳をとじて』撮影中のビクトル・エリセ（左）と、アナ・トレント。

「瞳をとじて」は、２時間49分という長さながら、

どのシーンも美しく、最後まで目が離せなかった。

💙

アナ・トレント1966年、スペイン・マドリード生まれ。ビクトル・エリセの長編デビュー作『ミツバチのささやき』に当時6歳で主演に抜擢。フランケンシュタインの存在を信じ、心を奪われた純真無垢な少女アナ役を演じ世界から絶賛を受けた。

映画「瞳をとじて」