カズ・ヒロさん
今年のアカデミー賞で昨年に続きメイクアップ賞を受賞した
カズ・ヒロさんの特集「顔に魅せられた男」をテレビでやっていた。
再放送らしいが、初回はアンディ・ウォーホルの顔の製作を紹介。
若い日と年をとったアンディの違いを表現。
テレビ2作目はオードリー・ヘップバーン。
左が晩年のオードリー、右が若い日のオードリー。
「その人の人生や内面を表現したい」と話してたように、
内面がにじみ出てくるような「顔」だ。
「顔」としては、私はアンディ・ウォーホルの方に興味を抱いた。
それにしても、カズ・ヒロさんの製作にかける情熱はすごい。
皮膚の毛穴や産毛、しわ、頭髪、目・・・。
「はあっ〜」とため息が出てくる繊細さだ。
彼は京都(それも錦市場!)育ちだそうだが、この繊細な技術は、
日本人ならではのものと感じたが。
2度もアカデミー賞を受賞した彼だが、
今のハリウッドの映画作りには落胆しており、
アーティストとして活動する道を選んだ。
創作過程を知ることができる貴重な映像だった。