この本は、いままで一番、書いても書いても先の見えない本でもありました。。。
全部で18022項目。
もちろんその中にはお菓子(もちろん薬膳的効能はないけど)
もあれば肉の部位だけ違うものもあり、
でもこれだけ世の中に出回っている食材の薬膳的効能なんて、どれだけのものか、
私自身も調べ終えるまで図り得なかったのです。
(わたしは栄養成分以外の監修です)
でも今は、この依頼を受けて、本当に良かったと思ってます。
オメガ社さん、池田書店さん、心から感謝してます。笑
いままで便利に使っていた食材辞典などに間違いがあることも、
深く調べてようやく判明したハーブ系や古来からある食材の効能も判明したから。
もちろん、いままで利用していた食材辞典も、
どれだけ時間と手間がかかっているものであるか、というのも実感できました。
こういう取り組みをしている専門家がいて、
それを後世に伝える方がいて、
そして今後の薬膳界に光をもたらすのだろうと思うと、
それのほんの少しでも役に立てているのなら
こんなに名誉なことはないなあと。
・・・この本の補足になりますが、
一つの項目に対していくつかの良書を参考にし、
出典先が明確なものしか載せていません。
なので協会で紹介している薬膳の効能本には載っているけれど、
この本には載っていない効能もいくつかあります。
現代栄養学から鑑みる、あとづけの効能ももちろんなしです。
現代の栄養成分から予測して
薬膳的効能(五味五性帰経)に当てはめてしまうのは
私が意図していることではないし、
当てはめたところで
それが正しいと判断できるほどの権力も立場でもないと思ったからです。
それにしても、深く追求すると新たな課題も出てくるものですね。
今回は通常の食材がメインなので、
薬膳や漢方で使える食材&生薬バージョンを作りたい。
確かで活用できる薬膳性味表を完成したい。
そうそう、この食品成分表は男性受けもいいみたいですよー。
15年以上もお付き合いしている美容室のオーナー三宅さんも
「いつも似かよった食べ物ばかり食べてるかわかるなあ・・・」
とか興味深くみてました。
男性は数字とかはっきりした結果がわかるものとか好きだからかな。笑
ともかく長ーく愛される本になってくれると嬉しいです。
読んでくれてありがとう☆
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