千歳船橋教室、火曜日担当の里山です。
『ちとふな』教室、今日も初級クラス、中級クラス、みんな頑張りました!
●少年初級クラス
最近、稽古前に靴下を丸めてキャッチボールや、当てっこをしている子達がいます。
「バイ菌を撒き散らしているのと同じだから汚い。やめなさい。」
と注意しても、大笑いしながら靴下を投げ合っています。
器物を損壊する危険性は無いので、あまり厳しくはしていませんが、本当にくだらないことで盛り上がっています(苦笑)
ただ、こんなくだらないことで、あれだけ楽しく、仲よく盛り上がれるのは、指導者としては不謹慎ですが見ていて、ある意味楽しい。
ただ、決まって帰りに
「靴下がない!」
と焦った様子になるのはヤメテほしいですが(笑)
ミット稽古では下突きを練習しました。
年長さんのヒロト君が、小柄ながら強打を連発。
幼稚園の関係で、最近は終わり20分前ぐらいに稽古に来ることが多いですが、それでも継続して参加してくれているせいか、地力が上がっています。
また、ケイヤ君も威力のある下突きを放っていて、ミットの持ち手のミナト先輩も痛そうにしていました。
ケイヤ君は、この日の突きだけのスパーリングでも、ミナト先輩を追い詰める場面もあり、最近実力急上昇中です。
先日、稽古態度が悪く、私に叱られて涙を流す場面もありましたが、ちょっとずつ成長しています。
ふざける時もありますが基本的には話せば分かる子ですし、良し悪しの判断を事あるごとに伝えていけたらと思っています。
体格にも恵まれているので、この先が楽しみですね。
集合写真
ヘン顔の子が数名(苦笑)
●中級クラス
久しぶりにコウセイ君が参加してくれました。
諸事情で火曜日は来れなくなっていましたが、教室に現れた時には他の子達も
「おおっ!コウセイだあ!」
と、大喜びしつつも、
「今日は(スパーリングで)ボコボコにやられるぅ~!」
と、絶叫していました(笑)
移動稽古では、受けからの逆突きを行ないました。
子供たちの表情からは
「そんなの簡単で、退屈だよ」
という考えが読み取れましたが、速さばかりで技の雑さが目立つため、子供同士で組ませてマンツーマンで一つ一つ動きをチェックしてもらいました。
すると、デキると自負していた子たちでも、ほぼ全員が欠点を指摘されていました。
こういう時に性格が出るものです。
指摘に対して
「ちゃんと、デキていた!」
と突っぱねる子と、
「確かに」
と、しっかりと受け止める子。
大人でもなかなか、自分の弱点には向き合いにくいものですが、小さい時から失敗や負けなどに心が振り回されない自我が形成されると、本当に大きな武器になります。
私も自戒の意味を込めて、子供たちに指導していけたらと思っています。
スパーリングでは、コウセイ君の強さが輝っていました。
彼や、ご家族とは試合会場ではよく挨拶していたのですが、久しぶりに稽古で動きを見ると、速さ、威力、上手さ、どれもが更にレベルが向上。
努力をたゆみなく積み上げてきているのが、しっかりと伝わってきました。
ただ、他の子達も、そのコウセイ君相手に負けずに奮闘していました。
ハルヒロ君は顔を蹴られてからスイッチが入り、持ち前の距離感やポジション取りが冴え、強烈な蹴りで応戦。
コウセイ君もペースを取れずにいました。
また、ミナト君も、最初のスパーでは何度も顔を蹴られていましたが、2回目は五分五分に近い展開まで持っていきました。
やられて泣きはするものの、そこで引かない心の強さが、この教室の子供たちの強みであり、凄さです。
本当に立派だと思います。
また、ハルヒロ君vsミナト君の闘いでは、ハルヒロ君が何度も強い蹴りで優勢だったにも関わらず、ミナト君は笑顔で
「ここで、最強はオレ!」
と稽古後に豪語していました(笑)
ハルヒロ君からも
「やられていたくせに、おかしいだろっ!」
とひんしゅくを買っていましたが、私も思わず大笑いしてしまいました。
負けても明るく強気でいるのは、決して悪いことではありません。
そして簡単な事でもありません。
ミナト君の凄いところです。
おかげで、周りの子もアップトーンになり、悲壮な空気が流れない。
真剣さは必要ですが、深刻さにまでなると悪い良い方向に行く場合が多いと、個人的には思っています。
子供たちを指導していると、色々なことに気づかされます。
集合写真
来週もがんばろう!