千歳船橋教室、火曜日担当の里山です。

 

 

 

『ちとふな』教室、今日も初級クラス、中級クラス、みんな頑張りました!

 

 

 

●少年初級クラス

 

いよいよ週末には支部内型試合。


 

火曜日のちとふな道場からは4名が出場しますが、今日は稽古前に、ユウくんと話をしていました。


 

彼は今回は出場しませんが、前回の型試合で初出場、初優勝を成し遂げている、ちとふな期待のホープ。


 

そのユウ君が、獲得した金メダルについて



「あれって、本物の金?」



と聞いてきました。



一瞬、答えに迷いましたが、



「本物ではないよ。たぶん、金属に金のメッキをしているんじゃないのかな?」



と、現実的な回答をし、彼の様子を見ました(苦笑)。




すると。彼は落ち込む様子もなく



「なんで本物じゃないの?」



「金属って何?」



と、「なぜなぜ君」になって聞いてきました。

 

 

「本物の金は高いから無理だよ。凄いお金が掛かっちゃう。金属は銅か鉄じゃないのかな?先生も詳しくは分からないけど。」


 

と伝えると、彼が


 

「じゃあ、オリンピックの金メダルもニセモノ?」


 

と、またまた、際どい球を投げてきました(苦笑)。



 

「さすがにオリンピックは金も混ざったメダルじゃないかな」


 

と答えましたが、


 

「サンタはいるの?いないの?」


 

に似た子供の質問で、少し大変でした。


 

ただ、彼にとっては本物でもニセモノでも、きれいな金色のメダルであることに変わりはないでしょうし、何より自分で勝ち取ったメダルという事がどんなものよりも輝きを放つことだと思っています。



 

型の稽古では、最後に一人ずつ「太極1」の型を前で披露させました。



初級クラスからの型試合への出場者はいませんが、習得への集中力を高めるために行いました。


 

正直、何名かは完遂できないと予想していましたが、意外や意外、全員できました。


  

特に、ケイヤ君、ソウタ君、ヒロト君らは、たどたどしさが残りながらも、やりきりました。



思わず


 

「凄いじゃん!!」


 

と称賛してしまいました。


 

集中力の切れる時や、こちらの話を聞いていない時がたまにある3人ですが、非常に良かったです。

 

 

 


集合写真




●少年中級クラス


 

型試合に向けて、中級クラスも型の稽古を行ないました。


 

型の練習時には、マンツーマンでチェック係りをつけて、各々に修正個所を伝えてもらいました。


 

その甲斐あってか9月29日の型試合では、ハルヒロ君、コウセイ君は見事入賞を果たしました。

 


また、この日の稽古はお休みだったミナト先輩は初戦敗退だったものの、以前に準優勝の実績のある子を相手に気迫と力のこもった演武で、僅差の判定で本当に惜しかった。 


家や学校でも型の練習を行っていたようで、とても上達していました。


結果は残念でしたが、勝ちは目の前まで来ているので諦めずに取り組んでもらえたらと思います。

  


出場した皆さん、本当にお疲れ様でした!



 

スパーリングでは、23日の神奈川大会も終わり、全体的にリキまずに行わせました。


 

コウセイ君が神奈川大会でも3位に入賞しましたが、記憶が正しければ、彼は出場した組手の試合はすべて入賞ししている実力、勝負強さ。



驚異的です。


 

持ち前のセンスに加えて、技の探究心や、たゆまぬ努力の賜物故と感じていますが、ここ最近はケガもある中、本当に頑張りました。


 

神奈川大会の直前の週もケガの痛みがあり、止めたのですが、



「無理はしないようにやる。」


 

とのことでスパーリングもさせました。



通常は一巡して終わりますが、試合前の為ミナト君やハルヒロ君ら上の学年の子に

 

 

「もう一巡付き合ってほしい」


 

と、私から伝えると、

 

 

「え~っ!」



と、拒否モード。


 

コウセイ君とやるのはキツイので、とても気持ちは分かります。


 

ですが、


 

「キツイのは分かるけど神奈川大会はレベルも高いから、コウセイにもちゃんと練習させておきたいんだよ。君ら以外に相手できる子はいないし、年上だからコウセイにも、いい稽古になるから協力してほしい。」



とお願いしました。


 

すると、間髪入れずに


 

「それなら、いいよ」


 

と、相手をしてくれました。

 

 

自分の試合ではないのに、仲間のために一肌脱げる。

 

 

子供ながらに彼らの漢気には胸を打たれました。


 

普段は、

 

 

「オレの方が上!」

 

 

と負けん気剝き出しで競い、また、休み時間や稽古終わりにはバカみたいにふざけ回っていて、

 

 

「大丈夫か?」

 

 

と思うような子供たちですが、仲間を大事にして、やる時にはやる粋な子供たちです。



そして、私の経験上、周りも後押しするような流れの時には得てして、結果も出やすい。



人が行うものなので、個人競技と言え、チーム的な要素が勝ち負けに大きな割合を占めてきます。


 

このような良い流れが、ずっと続いていけると良いですね。

 

 



 

来週もがんばろう!