『ちとふな』教室、今日も初級クラス、中級クラス、みんな頑張りました!
●少年初級クラス
基本稽古の際には、子供たちに順番に号令を数えさせています。
どこの道場でも行っていると思いますが、幼いころから自分の言葉でその他大勢を引っ張っていく経験は、非常に良いことだと感じています。
人前でも物怖じしなくなったり、人を動かす難しさも学べます。
号令自体はシンプルで難しくはないのですが、子によっては大きな壁となり、小学生でも緊張のせいか数を飛ばして号令を間違える子も、しばしば(笑)
号令の子の精神状態が声に大きく反映され、小さい声の号令だと他の子達の気合も小さくなり、逆にしっかりとした声での号令は、クラスを活気づかせます。
今日は、ある子が号令を掛ける際、照れなのか、ふざけているのか分かりませんがニヤけて、ちゃんと数を数えない、号令を間違えても笑っている、そんな事がありました。
一部の子も、そのダラッとした雰囲気につられて笑い出す子もいましたが、その時にコウセイ先輩が
「笑わない!!」
と大きな声で、空気を引き締めてくれました。
私が諌めるよりも早く反応してくれるコウセイ君。
2年生ですが、本当にしっかりとしています。
昨今、テレビや動画などの影響もあるのでしょうが、ふざけたり、イジるということが幅を利かせ、真面目な人が肩身が狭くなる、そんな傾向も垣間見られます。
その点、ちとふなの子達は先輩たちがしっかりしているので、道が逸れることがほぼ無い。
遊ぶときは遊び、学ぶ時は学ぶというけじめ。
大人になっても大事な事が既に身に付いている子たちを見ると、とても頼もしく感じます。
稽古の最後には、いつも補強運動を行っており、色々な動きで競争をさせていますが、全体的に非常にスピードが上がってきています。
同じ種目を毎週行っているので、成長が如実に感じられます。
この日、ワニの動きで競争した際に、最年少のヒロト君がトカゲを思わせる俊敏さで一位を取っていました。
「なんだ、この速さは!」
という動きで、とても驚きました。
彼の運動神経の良さを感じつつ、もっと子供たちの身体能力を引き出していきたいと思っています。
ただ、そのヒロト君。
集合写真でも、トカゲのような怪しい顔をするのは辞めた方がイイと思いますが(笑)
●中級クラス
今日は、体調不良や所用で休む子も多く、少ないメンバーでした。
それでも子供たちは、いつも通り元気いっぱい。
パワーがあり余っているのか、ふざけて私に大きなカミナリを落とされた子もいたぐらいでした(苦笑)
ミット稽古では、下突きとかかと落としを。
下突きは、以前のブログでも書いていますが、修得が難しい技の一つです。
本当に良い下突きを打つには、技術的にかなりの段階を経る必要がありますし、また威力が出たら出たで身体が耐えられずに、あっちこっちを痛めやすくもなる。
そんな中、とりあえず今日ののクラスでは、大まかなポイントを伝えてミットを叩かせました。
殆どの子が、何度か叩くうちに非常に威力が出てきて、良い感じです。
ただ、やはり拳や手首を痛める子も何人かいたので、少ない本数で切り上げました。
なかなか的確な指導が難しいですが、試行錯誤しながら方法を模索していきます。
スパーリングは怪我人も多かったので、子供たちには加減しながら行わせました。
それでも、はるひろ君とこうせい君の攻防は見応えがあり、良かったです。
試合巧者のコウセイ君の攻撃を、はるひろ君がしっかりと躱したり、前に来させないように前蹴りや横蹴りを上手に使い、コウセイ君もやりづらそうでした。
はるひろ君の相手にペースを取らせない動きは、光るものがあります。
逆に、彼の動きに対応できればコウセイ君も、また一皮むけていくはず。
本当に良い切磋琢磨ができていると思います。
集合写真
最初は真面目な顔でしたが・・・
やはり、そのままでは終わりませんでした(笑)
来週も頑張ろう!