押忍!
全国の極真空手を愛する紳士淑女の皆さん。
フジテレビ同好会の黒田です。
黒田は、折から、禿げしい腰痛・・・そして、それが足の一部に及び、現在、虫の息で生活しております。
先日かかった整形外科では軽い椎間板ヘルニアと診断されました。
軽いという割には痛みが重いので・・・困っております。
さて、そんなわけで、定例の稽古は見学・・・といっても指導する身で見学ともいかず、傍らで指示をおくっております。
ネクタイ姿でフィールドの選手にげきを飛ばすサッカーの監督の様相です。
今週の定例の稽古日は、8級の岩崎さんが帯頭でしたので、準備運動・基本稽古と先導をお願いしました。
基本稽古の風景
いつもは、先輩らしく、気合の声はひときわ大きく、動きもダイナミックな岩崎さん。
しかし、このときばかりは、急に指名された先導に戸惑いの色を隠せず、気合も控えめな感じ。準備運動や基本稽古の順番も、毎週のことにもかかわらず、いざ自分が先導するとなると迷ってしまうものですよね。
私もこれまで痛いほど経験してきました。
漫然と稽古をしているわけでは無いのですが、何事も与えられる側というのは得てしてそういうものなのです。
与えられる立場から与える立場・・・指導される側から指導する側になると、当初は、そこに愕然とすることがあります。
空手の動きを人に教えるためには、その動きの形はもとより、一つ一つの動きが何を旨としているのか理解していることが必要。そんな当たり前のことが随所で欠けているのに気づかされ、これまでの長い修業期間、何を自分はしてきたのだろうと愕然とするわけです。
でも、それを一つ一つ点検、見直ししながら、指導する側も成長するのだと思って、僕は稽古に臨んでいます。
そんな今週の我が同好会の定例稽古。
そもそもは、私のヘルニア発症によってもたらされたことではありましたが、岩崎さんにとっては、普段の稽古に、ちょっとしたスパイスを与える機会になったかもしれません。
さて・・・それはともかく、腰と足の痛み、早く良くならないかなぁ。