昇級に思う | 極真会館 東京城西支部の日記帳

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押忍!

全国の極真空手を愛する紳士淑女の皆さま。

フジテレビ同好会の黒田です。

 

 

今週の水曜の我が同好会の定例稽古日、感動の一風景・・・

 

 

 

9級に昇進した中村戦士、恒例の名札の位置替えです・・・10級から9級に移動

 

 

このシーンを脇から見ていて、自分の同じ時のことを思い出しました。

 

 

10級をいただいてすぐに、私は当時所属していた総務局から報道局に異動しました。

テレビ局(に限ったことでは無いかもしれませんが)では、部署が変わると会社を変わったが如く、仕事内容もそうですが生活も一変します。

総務局というところは管理部門。週休二日はほぼ維持されているうえに、一日の勤務時間もほぼ一定の、いわゆる九時五時です・・・正確にはフジテレビの定時勤務は9時半始業の17時半終業ですけど。

 

それが365日・24時間、世の中の動きを追いかける報道部門では、自分の勤務日、時間はある程度は決まっているとは言うものの、事件・事故をはじめニュースの種は時と場所を選ばないので、いつになったら仕事から解放されるかわからない、休みだと思っていたら呼び出されるなんていうのが日常になります。

 

 

例えば報道局に異動して初めてのクリスマスイブ・・・20歳台最後の年かな?

もともと遅めの勤務で仕事の終了予定は夜のニュースが終わる25時(午前1時ですね)ごろでした。夜のニュースの放送が終わり、しばらくして、そろそろ帰ろうか、今から帰っても妻とクリスマスケーキくらい一緒に食べるくらいはできるだろうなんて思っていた矢先、ニュースが飛び込んできました。

 

「世界の三船・・・俳優の三船敏郎さんが死去した」との一報でした。一報を受けた社会部デスクが周りを見渡して、帰ろうとして足を止めた僕を指名、今から三船さんの自宅に行けとの指令が下りました。ですよねー、飛び出すなら僕が最適ですよねーってなものです。夜中に泊まるシフトの人もいますけど、その人たちは朝に向けてニュースの準備をしなくちゃいけない。その勢力を保ったまま、臨時に外へ飛び出すのなら、帰ろうとしている私が一番都合がいいわけです。

 

指令を受けてハイヤーで世田谷にある三船さんの自宅マンションを目指しました。寒空のもと、夜中にもかかわらず弔問にかけつけた人を取材。俳優の千秋実さんほか何人かのインタビューをとって、解放されたのは29時(午前5時)過ぎだったでしょうか。

 

 

ちょっと脇にハナシがそれましたが、そんな生活になったわけです。なので空手の稽古・・・しばらく出来ませんでした。その間には裁判所担当の記者になってお台場じゃなくて霞が関にある記者クラブに詰めていたこともありましたし。

 

3年くらいたって、まだ報道局勤務は続いていましたけど、不規則な生活にも慣れ、深夜早朝や夜通しの勤務、急な呼び出しの合間を縫って細々とけいこを再開し、当時、東中野にあった道場で久々に昇級審査を受けました。

稽古不足もあったと思いますが、その審査会のスパーリングでチアノーゼ状態に陥ってしまいました。なんとか最後まで立ってはいましたけど、ほぼ人としての機能を失っているワタクシ・・・審査に立ち会ってくださった同好会の立川先生に、外に行って空気を吸って来いと言われ、東中野道場の扉の外に出て這って階段を上りました。

 

 

そんなわけで、私は10級から9級になるのに3年以上もかかっています。

9級の認定状と帯をいただいて、同好会の道場の名札、10級の位置にぶら下がっていたものを、この日の中村戦士と同じように9級の位置に上げました。

そしてしばらく、新たに9級のところにぶら下げた自分の名札を下から眺めながら、酸欠になって倒れそうになった審査会のことを思い出し、こんな経験を、あと何回しなくちゃいけないんだろう・・・と気が遠くなりそうになったのが忘れられません。

 

 

その後も、管理部門に異動したり、また報道記者の生活に戻ったりしながら、空手の修行を続け、私が初段をいただいたのは去年のこと・・・入門してから20年以上かかっています。

 

同じように、我が同好会には、テレビ局特有の事情で稽古が出来ない人がいます。もちろん、テレビ局だからということでもなくて、いろんな事情で一時期、稽古が出来なくなってしまったという方は少なからずいらっしゃいます。

そんな方々に、私、僭越ながら自分の経験を披露することもままあります。そして必ず申し上げるのが、道場での稽古が出来なくとも、日常の生活で極真空手家であることを自認し、それに恥じない生活を心がけていくことも修行の一つの形ではないかと思います・・・ということ。

 

初段になったからと言って、それは終わりません。

一つの目標であったことは確かですが、それを達成しても、まだまだ修行は続きます。

この日の中村戦士の姿、札を付け替える様子を見ながら、ワタクシ、そんな意識を再確認したのでした。

 

 

参考までに・・・報道局で駆け出しの記者だったころのワタクシ・・・控えめに小さい写真で

今の僕と全くの別人・・・今はこのころから体重が20kgくらい増えました

 

 

 

 

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