★お留守番の過去。 | 40歳からインテリアブランド始めました★瑞希

40歳からインテリアブランド始めました★瑞希

華アーティスト
インテリアコーディネーター

スパイスアップリビング
というインテリアブランドにて
自分で創った生花アート作品を撮影し
アートパネルやインテリア雑貨にして販売しています

昨日

たまたまなんだけど


インスタである猫ちゃんが出てきて

ものすごく見入ってしまい

フォローして過去の最初の投稿まで

読み込んでしまった。





不安分離症の保護猫で

生後2ヶ月で飼い主さんのとこに

来たものの


お迎え翌日から

長時間のお留守番したせいか

体調を崩してしまった。


それから、

飼い主さんもお仕事ある中で

せっせせっせと猫ちゃんに

愛情をかけて


すごいママっ子の

猫ちゃんに育っている。




勿論見た目も可愛いけど


何で?

何でこの子が

こんなに気になるんだろ?


そして、

この猫ちゃんが

ママの姿が見えなくなったり、


お仕事が遅くなったりしたら、

鳴く声が


何でこうきゅーっと

胸を締め付けられるんだろう。



その時に、


ああ、この猫ちゃんは

昔の私なんだと


気づいた。






小学校一年の頃かな。


夜中に目が覚めると、

両親がいなかった。


居間は電気ついてて、

自宅に隣接してる仕事場には

誰もいなくて、


一瞬、何がどうなってるのか

理解らなかった。


親が死んでる?生きてる?も

分からない。


このまま、今しがた

すっぽり抜けてった親が

戻ってくるかどうかも分からない

この空間の


絶望感が耐え難く

号泣し、

祖母に電話した。


びっくりした祖母は

今から家に行くからと

言ってくれたから


少し安心したけれど、


子どもが寝てる間に

親が不在になり、


その間に

目が覚めた子どもにとって

その家の中は

真っ暗な地獄だ。



本当に短時間の間に

色んなことが

頭の中を駆け巡り、


これから一体

一人でどう生きていったらいいんだろう

って

恐ろしかった。



そうこうしてる間に

両親が外食から帰ってきて、


私が祖母に電話して

今、家に向かってると言うと

母は激怒した。



あんたが寝てたから、

起こしたら可哀想だと思って、

ちょっとご飯食べに行っただけなのに

おばあちゃん呼んで!


みたいに

言われたのを覚えてる。


両親の仕事は夜遅かったし、

食事の支度が出来なくて外食なのも

多々あった。


でも、あの時に

大人の時間感覚と

子どもの時間感覚は

ものすごく違うんだなあと

痛感したのを覚えてる。



それが一番衝撃的で

辛かったお留守番の記憶だと

思っていたけれど、


猫ちゃんを見てたら

沢山、埋まってた記憶が出てきた。



その出来事以来、

私が寝てる時に出かける時は

声を掛けてくれるようになったけれど、


それにしても

夜中に一人でお留守番が

よくあったなあと思う。



大人の話し合いという

名目で、

両親が私を自宅に残して、

祖母の家に行く。


夜10時くらいに出てって、

夜中の1時くらいに帰ってきていた。


一人でお留守番をし、

鍵はかけられてるけど、

不安でしょうがなかった。


物音がすれば、

強盗が家に入ってきたら、

どう逃げようか考えてたし、


いつも身体が

緊張してた気がする。



一人暮らしを始めて、

親から離れて気が楽にはなったけれど


いつもぬいぐるみを

ベッドの中に入れていたし、


誰かが泊まりに来てくれると、

すごく安心して眠れて

不思議だなあと思っていた。


そうじゃん。

私が本当は一人でいるのは

不安だったんだ。


全然気づいてなかった。


だから、子どもが

私から離れて一人で寝れるように

なってきても、


私が寂しくなっちゃうんだ。