こんにちは。
イキイキとした毎日を送るためのサポートをする月香です。
今日からベトナムです。
ハノイ、ホーチミンと回る10日間の長い日程です。
今回は夜や日曜に自由になる時間があるので少しは街を歩けると期待してます。
「人間の目的は、生まれた本人が、本人自身でつくったものでなければならない」
夏目漱石が書いています。
私は、非常に一般的な好みを持っていて、漱石は大好きな作家です。
落語が好きだったようで、テンポと歯切れの良い文章が読みやすくて、しかも、女性がお飾りではなく、意思を持った人物として描かれていて、いいんです。
特に、若い頃に「こころ」には影響を受けました。
上に引用した言葉ですが、以前は"全くその通り"だと思ってました。
でも、今は少し違います。
賛成でもあり、反対でもある、という感じです。
反対の意味は、「本人自身でつくった」という部分が、明確な意思を持って能動的に決定することと定義するならば違うと思うのです。
多くの人は、そうは生きていないと想像します。
勿論、私も含めてです。
イメージですが、マザーテレサやピカソといった人が、それができる人なのだと思います。
使命や天職をはつきりと自覚している人たちです。
でも、色々な人や出来事との出逢いによって、流れで生きるということも、「人間の目的」なのだと考えるのです。
では、賛成の意味は、「本人自身でつくった」が、より無意識の意思を指すならば、ということです。
人間は、一瞬一瞬、意識しなくても、何かを判断して意思決定をしています。
例えば、私が今、記事を書くのを一旦中断して、成田エクスプレスの窓から外を眺めたのもそうです。
朝、自販機でお茶ではなく水を買ったのも自身の決断です。
誰かのアドバイスや指示に従ったとしても、それは自分で"従う"決断をしているのです。
そのような意味合いだったら、賛成です。
そして、それで良いのだと思います。
人を取り巻く状況は常に変化をし続けていて、それに合わせて本能的に判断して意思決定をしていく、というのが、やわらかで良いなあ、と感じるからです。
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