「楽しんではいけない」、「くつろいではいけない」 | エグゼクティブ・コーチ 和気香子

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普段の思考パターンではどうしても出てこないことが、ふとした瞬間に閃くことがあります。
そんな状態を意図的に作り出して、色んな気づきを得てもらうことで将来の夢・ビジョンを明確にしたり、課題解決のためのヒントを見つけるお手伝いをするのが私のコーチングです。

東京でも雪が降ってきました。
"雪山の寒さを経験した直後だから、へいちゃらさ"とたかをくくっていましたが、やっぱり寒い!
入浴剤を入れたお風呂につかって温まりました。

「楽しんではいけない」、「くつろいではいけない」リミッティング・ビリーフ。
そんなのあるの? と思うでしょうが、あるんです。

「楽しんではいけない」
症状としては、下記等があります。
・何をしても楽しくない、面白くない
・心から楽しいと思ったことがない
・楽しいことをやってはいけないと感じる
・感動しない、興奮しない
・喜ばない
・好きなことや、やりたいことが分からない
・いつも楽しいことを探している
・「ラクをしてはいけない」「人生は苦しいものだ」と思っている
・わざわざ苦労をして、やりがいを感じる

刷り込みの場面は、こんなことがあります。
・親に悪いから「自分だけ楽しんではいけない」と思った
・両親のうち少なくとも一人が人生を楽しまない人だった
・「調子にのって喜んではいけない」と親から言われた

今日、ある方とランチをしたのですが、彼女の新しい職場の人達が楽しそうに見えないそうです。
楽しそうに見えないのに、遅くまで残業しているらしいのですが、そこまで残業する必要は無いそうです。
これって"わざわざ苦労をして、やりがいを感じている"か、"ラクをしてはいけない"と思い込んでいるのかもしれません。
リミッティング・ビリーフは、幼い頃に刷り込まれることが殆どなのですが、日本人は、会社で刷り込まれている可能性もありますね。
"遅くまで残業するのが美徳であり、仕事は苦労して当然"なんて。

二つ目の、「くつろいではいけない」リミッティング・ビリーフ。

症状は、以下など。
・のんびり、だらだらできない。のんびりすることに罪悪感を感じる
・横になって身体的に休むことはできるが、心からくつろげない
・ついガンバリ過ぎてしまう
・くつろいでいると、自分の居場所がないと感じる
・常に過緊張の状態なので、肩こり、首こり

刷り込みの場面は、こんなものが挙げられます。
・くつろいだり、ダラダラしていると怒られた
・大変そうにしている親に悪いから、「自分だけくつろいではいけない」と思った
・平日は仕事、週末もずっと働きずめの母親など、両親がくつろいだり、ダラダラしない人だった
・「努力の先に栄光あり」、「天才とは1%のひらめきと99%の努力である」等、親からの汚染

のんびりダラダラ昼寝をするのが好きな私には、全く無さそうなビリーフですが、思い浮かぶ知り合いはいます。
母がそのような気がします。

いずれのリミッティング・ビリーフも、あまりに強いと気が休まる時がなく、疲れることでしょう。
そんな場合には、心を縛り付けている"思い込み"であるビリーフから解放されると楽になりますよ。


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